2017年08月26日

振り返り「台湾サマースクール」―研究員Bからみた所長の中国語の進歩

研究員Bです。ずっと研究員Aがさまざまな観点から書いてきましたが、今回はAに代わり、自分の観点から所長(10歳)のサマースクールでの経験について書いてみます。

所長の中国語についてはAが詳しく書いているとおり、万年ビギナーレベルの自分をとっくに追い越し、かなり見えないところにまで行ってしまった感あり。たまに自分が片言の中国語を言うと、その発音の悪さと声調の乱れに対して所長が即座に「はぁ?」と呆れてみせる(!)、というのは日本にいた頃から既にあった(むっとしそうになるが、所長が正しいので仕方ない、と思う父)。

今回台湾に行き、二度目のサマースクールということもあって、さらに所長の耳はレベルアップしていた。お店などで自分がお金を払おうとすると、所長がささっとやってきて金額を正確に聞き取ろうとする。要するに父は信用されておらず(笑)、自分でなければちゃんと金額を聞き取れないと思っているわけである。お金を払うときに変にもたつくのが所長にとってはイライラするらしく、そういうのを未然に防ぐために、あれこれ指示もうるさい。助かるといえば助かるし、鬱陶しいといえば鬱陶しいのだが、まあそのくらい明確な実力差があると所長自身も感じていることの表れなので、父は大人しく所長の成長を喜ぶのみです(笑)。

ただ、これもAが書いているけど、じゃあ本当に何もかも中国語ができるようになっているのかというと、そんなことはない。着実に増えているとはいえ、語彙はまだまだ少ないし、実際に中国語の文章を読み慣れている段階でもない。だから、宿舎でアニメを所長と一緒に見ていても、字幕を追えるレベルではまだないので、字幕から情報を得られる(でもリスニングとスピーキングはぼろぼろの)自分の方が、結果的にストーリーをよく理解できていることが多い。かつて大学時代に受けた英語の講義で、「知らない単語は聞き取れない!」という言葉を聞いて印象に残っているのだけど、いくら耳が良くなっても、それだけですべての理解が追いつくわけではない。逆に言えば、いまの耳のレベルに語彙や文法の理解が追いついてくれば、本当に所長に太刀打ちできなくなるだろうなあとも思う。

ただ、語彙や文法の理解は、「年を取る」ことで深まっていくのも確かで、それこそ中学生ぐらいになってからの方がよく身につくのかもしれない。と同時に、中学生ぐらいになったときに、今と同じぐらいの中国語を学ぶ関心やモチベーションが持てるのかどうかもわからない。子どもは身につけるのも速いけど、関心を失ったときに忘れてしまうのも速い。数年後にすべてリセットされている可能性だってある。それでもまあ、日本にいるだけではなかなか実感しにくい、自分がネイティブではない言語に囲まれた経験(その上で、その中でそれなりに意思疎通ができるようになった経験)が味わえたことは、所長の人生で何らかのプラスの経験になるだろうなあと、勝手ながら思ったりする(もちろん、その記憶も含めて、根こそぎリセットされる可能性もあるのだけど!笑)。

所長の中国語以外のことについては、また追い追い。

★お知らせ★
9月2日(土)、トークイベント「台湾「親子留学」報告会」開催!
今年と去年、各3週間の台北滞在記をたっぷりお話しします。
詳細はこちらをご参照。ご関心のある方はぜひ!


【台北親子留学2017の最新記事】


posted by 研究員B at 00:06 | Comment(0) | 台北親子留学2017 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月24日

幸福村 潤餅―公館で野菜たっぷりのおいしい潤餅を

台北・公館と言えば、藍家割包や陳三鼎という押しも押されぬ有名店がある街ですが。

今日、ご紹介するのは、そんな有名店に隠れてあまり知られていないお店、「幸福村 潤餅」(台北市大安區羅斯福路三段316巷4號)。

20170824a.jpg

藍家割包・陳三鼎に行く時にその前を通るであろう潤餅屋。本当に潤餅だけを売っていて、イートインスペースもない。でも、いつでもなんとなくお客さんがいて買っている。

ずっと気になっていたので、あまり食欲がない日の夕食として買ってみた。注文すると、お店のおばさんが目にも止まらぬ速さで作ってくれる。

20170824e.jpg 20170824b.jpg
20170824c.jpg 20170824d.jpg

できた潤餅。

20170824f.jpg

で、こちらの潤餅。食べてびっくり。あっさり味で大変おいしい。潤餅というと、甘みのあるピーナツ粉がアクセントとして使われている、という印象だが、ここは甘みをほとんど感じない。野菜の素朴な味を素直に楽しめる感じ。しかも蒸し野菜がたっぷり入っているので、野菜不足を感じた旅先では本当に癒される。

20170824g.jpg

台湾らしい味をガツンと、という要求には応えられないけど、あっさり味で野菜をたっぷり、だったらこちら。旅の途中で優しい野菜の味が恋しくなったらいかがでしょう。公館夜市とあわせて楽しめる場所にあります。


★お知らせ★
9月2日(土)、トークイベント「台湾「親子留学」報告会」開催!
今年と去年、各3週間の台北滞在記をたっぷりお話しします。
詳細はこちらをご参照。ご関心のある方はぜひ!


posted by 研究員A at 23:21 | Comment(0) | 旅行:食 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月23日

振り返り「台湾サマースクール」―人気/不人気だった日本のお菓子

今年のサマースクールには、日本のお菓子を持っていった。去年のサマースクールでタイから来たお友達が所長(10歳)にタイのお菓子を分けてくれて、コミュニケーションの手段として素敵だなと思った。今年はそれを日本のお菓子でやってみたくなったのだ。

まずは日本でお菓子の準備。選ぶ基準は以下の4つ。

1.夏なので溶けそうなものは避ける(チョコとか飴とか)
2.あまりかさばらないもの
3.スーツケースに入れて運んでもつぶれないもの(つぶれそうな場合は箱に入っているもの)
4.できれば日本でしか手に入らないもの

この基準を満たすお菓子を探すのがけっこう難しかった。特に「4」。台湾には日本のものがたくさんある。日本で売っているお菓子もそれなりに手に入るので、「日本の」というだけではわざわざ持っていく価値がない。結局、「期間限定発売」で「日本ぽいかな?」なものをかき集めるとこうなった。

20170823a.jpg

普段お菓子を買わないので、果たしてこのチョイスが正解なのかはまったく分からない。

さて、サマースクールに通いだしてからの所長。毎日、
「今日はどれにしようかなー?」
と嬉々としてお菓子を選んで登校していた。普段、お菓子など身近にないので、既に「お菓子を選ぶ」「持っていく」という行為自体がエンタメ。

一方、研究員Aが気になるのは、苦労して選んだお菓子の評価。帰ってきて
「どうだった?」
と聞くも、みんなは日本のものかどうかなど意に介せず、お菓子とあらば群がり、美味しくなければ去り、という極めて動物的な反応をしていたらしい。ま、そんなもんよね。

しかし、そんな中でもお菓子ごとに人気/不人気の違いがでた。いちばん人気だったのはこちら。

20170823b.jpg

カルビーの「さつまりこ 黒蜜きなこ味」。

これはみんなに大人気であっという間になくなったらしい。実際、食べてみたが、大学芋っぽい味がさくさくした食感で味わえておいしい。黒蜜の風味が強いけど、それは他の国の子も大丈夫だったんだな。

あと日本ぽくもなんでもないがグミは鉄板。

20170823c.jpg

日本ぽいグミがあったら、すっごく喜ばれそうなんで誰か教えてください。

では、逆に最も不評だったお菓子はと言うと…

20170823d.jpg

江崎グリコの「かるえだまめ」。

これはほとんどの子が
「不好吃(おいしくない)」
「不喜歡(好きじゃない)」
と去っていったとか。唯一、喜んで食べてくれたのはオランダ在住のAちゃん。所長自身は
「すごくおいしい!」
という評価なんだけど。

あまりの不評ぶりが逆に気になり、研究員AとBも食べてみた。確かにちょっと厳しい。濃厚な「科学の味」に加えて、枝豆感を出すため?か変な青臭さがある。研究員Bは
「枝豆っていうよりアスパラの味がしない?」
と言っていたが、風味としてはそんな感じ。その野菜っぽさが子どもに不人気だった理由の一つかも。

あと、最初から予想されていたことだが、梅干し系おやつは誰一人として支持者なし。

20170823e.jpg

あまりにクラスで不評だったので、休み時間に隣のクラスにいた日本人ハーフのお友達二人におすそ分けにいったらしい。しかし、二人揃って
「これは無理!」
と拒否したとか。梅干し系おやつが好きな所長は変わり者だったのか…。

まあでも、お菓子への反応を聞くだけでも楽しかったので今回の目的は達成。次はもう少し、お菓子について言葉で説明したり、感想を詳しく表現したりできるようになるといいね。

ちなみに、大人への日本土産として好評だったのは抹茶味のメントス。

20170823f.jpg

色んな人に
「こんなのあるんだ〜」
と面白がってもらえた。しかしこれも、子どもたちの間では
「不好吃〜(おいしくない〜)」
と不評だったとか。難しい(笑)。


★お知らせ★
9月2日(土)、トークイベント「台湾「親子留学」報告会」開催!
今年と去年、各3週間の台北滞在記をたっぷりお話しします。
詳細はこちらをご参照。ご関心のある方はぜひ!


posted by 研究員A at 23:35 | Comment(0) | 台北親子留学2017 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月22日

青果園―公館・水源市場でおいしい果物ジュース!

台北・公館の「水源市場」(台北市中正區羅斯福路四段92號)で一番おいしいお弁当屋さんに続き、水源市場内にあるおいしい果物ジュース屋さんをご紹介。

こちら、青果園。MRT公館駅や台湾大学方面の正面出口から入ってくると、すぐに目に飛び込んでくるお店。

20170822.jpg

実はこちら、正確に言うと「果物屋」。ジュースは「ついで」な感じで売っている。でも、果物屋が「ついで」にジュース売ってるとか、それきっとおいしいに決まってるでしょ。その通りです。おいしいんです。

だって、ジュースをお願いすると、店頭の果物をその場で切って、ミキサーにがーっとかけて渡してくれる。氷なし。水なし。果物そのままの味。リンゴジュースとか、子どもの頃に家で作ってもらったすりおろしリンゴの味がする。スイカだとちょっと生臭さが残るくらい。これを飲んだら、もう夜市のスイカジュースとか飲めない。

こんなお店なので、果物が売り切れるとジュースも売り切れ。だから私は注文前にジュースのメニューと店頭にある果物を見比べて、旬でおいしそうな台湾の果物でジュースを作ってもらうことにしている。

このお店にはさんざんお世話になっているはずが、ジュースの写真は一枚もない。いつも手渡されると夢中で飲んじゃうから。あまりに「果物そのもの」すぎて、時間が経ったらえぐみが出ちゃうかも!という危機感が働くから。

果物をわざわざ買うのはちょっと大変だけど果物食べたい〜欲を満たしてくれるこういうお店。知っておくと便利です。お近くまで行かれたらぜひどうぞ。壹之鄉排骨で定食を食べた後なんかにも良いと思いますよ。


★お知らせ★
9月2日(土)、トークイベント「台湾「親子留学」報告会」開催!
今年と去年、各3週間の台北滞在記をたっぷりお話しします。
詳細はこちらをご参照。ご関心のある方はぜひ!


posted by 研究員A at 23:23 | Comment(0) | 旅行:食 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月21日

振り返り台湾サマースクール―帰国後の所長(10歳)の変化

台湾のサマースクールに参加して、3週間中国語を学んだ所長(10歳)。日本語がまったく通じない環境で、世界各国から来たお友達に囲まれて3週間の学校生活。果たして、これは10歳児をどのように変えたのか? 「所長と中国語」で既に中国語力の変化について書いたので、それ以外の面について今日は書いてみようと思う。

1.世界が広がった
クラスにいろんな国から来た友達がいたので、一気に世界が広がった。スーパーでチーズを買おうとしたら、オランダ国旗を見つけて
「荷蘭!(オランダ!)」
と嬉しそうに言ったり(オランダから来たクラスメートがいた)。トランプ大統領の移民政策をニュースで聞くと、
「移民てどんな人? Aちゃん大丈夫かな…」
とアメリカに住む友達を心配したり。

行く前と行った後、確実に見えている世界が変わった。今までよりも広く世界を見るようになった。逆に言うと、世界が近くなった。日本で暮らしているだけでは、台湾に旅行に行くだけでは、身につかなかった何かだと思う。

2.学習態度が良くなった
実は所長、春から学習塾に通っている。そんなに厳しいところではないのでプレッシャーは少ないものの、やはり算数の難易度は学校よりも大分難しい。で、ちょっとでも分からなくらなると、所長はふてくされていた。
「教えて」
と言うので教えてやっても、ちゃんと理解しようとしなかったり、逆ギレしたり。大変、態度が悪い。あまりの悪さに、教えているこちらがイライラして大喧嘩。これがかなり日常的に起こっていた。

それが、サマースクールから帰ってきた所長は、分からない問題にもしぶとく立ち向かうようになった。こちらが教えてやっても、ちゃんと聞く。そしてまた黙々と問題を解いている。どうしたんだ所長? 夏休み前を考えると、 生まれ変わったようだぞ。

思うに、所長はサマースクールで「分からないことに慣れた」のだと思う。授業は中国語、休み時間は英語。日本語で助けてくれる人は誰もいない。そんな生活を3週間続けていたら、「分からない」ことに一々キレてはいられない。「分からない」なりになんとか工夫しながらやっていくしかないだろう。実際、所長はそうしていたし、それをやり遂げることで自信をつけた。

だから、サマースクールで直面した「分からない」に比べれば、日本の算数なんて大した試練じゃない。日本語で助けてくれる人が周りにはたくさんいるわけだし、その助けを借りながら自分で考えればわかる。外の世界で試練と立ち向かったことで、算数という試練は相対的に小さく見えるようになったみたいだ。

所長自身にも
「サマースクールから帰ってきて変わったよね」
と言ったところ、すました顔で
「うん。頑張る力がついた」
と言っていた。頑張る力か…。すごいぞ、サマースクール…。

ま、もちろん「効果は人によって違います」。それでも、子どもの世界を広げ、「頑張る力」を与えてくれるサマースクールという体験。けっこう面白いんではないかと私は思うんだけど。

というわけで、そんなサマースクールのあれやこれやを写真・動画をお見せしながらご紹介するトークイベントやります。詳細はこちら ↓ 。興味のある方はぜひ〜。


★お知らせ★
9月2日(土)、トークイベント「台湾「親子留学」報告会」開催!
今年と去年、各3週間の台北滞在記をたっぷりお話しします。
詳細はこちらをご参照。ご関心のある方はぜひ!


posted by 研究員A at 23:30 | Comment(0) | 台北親子留学2017 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする