2017年11月25日

2017金馬獎・ノミネートリストの再チェック

あっという間に、今年の金馬獎の発表が目前に迫ってきました。というわけで恒例の、発表直前のノミネートリストを再チェックするエントリです。

明日(今日)11/25(土)に発表されるのは、第54屆金馬獎です。頒獎典禮(授賞式)の会場は、ここ5年くらいずっとそうですが、台北・國父紀念館。今年の主持人は昨年に続き陶晶瑩、星光大道(レッドカーペット)の主持人はおなじみ楊千霈と、劉傑中の二人です。

今回も例年同様、ほぼリストのみの長〜いエントリですが、ご容赦を! 台湾が関係する作品を中心にみていきます。


●最佳劇情片(最優秀作品賞)
輕鬆+愉快
大佛普拉斯(『大仏+』:2017TIFF)
相愛相親(『相愛相親』:2017東京フィルメックス)
嘉年華(『天使は白をまとう』:2017東京フィルメックス)
血觀音

個人的にはTIFFで観てとっても面白かった『大仏+』が断然注目ですが、『GF*BF』の楊雅賦ト督の新作《血觀音》も気になります。『相愛相親』も『天使は白をまとう』も強そうですが。

●最佳紀錄片(最優秀ドキュメンタリー賞)
羅長姐

塑料王國
徐自強的練習題
你找什麼?

《徐自強的練習題》は、死刑判決を受けたものの無実を訴え続け、16年を経て終身刑のまま釈放された人物をめぐるドキュメンタリーとのこと。《你找什麼?》は、4年をかけて7つの都市で60人のゲイにインタビューを行った作品。《你找什麼?》の予告編を貼り付けておきます。



●最佳動畫長片(最優秀長編アニメーション映画)
大護法
大世界
小猫巴克里

《小猫巴克里》は、先日TAIWAN TODAYで紹介記事が出ていました。もともと公視で放送されていたアニメで、2011年に金鐘獎でアニメ番組の賞を受賞しているとのこと。猫の巴克里は、叉燒と鳳梨酥が好きで魚は嫌いというネコのキャラクター。予告編はこちら:



●最佳劇情短片(最優秀短編映画)
阿爾祖之夜(陶比科.尼扎米丁)
盲口(梁秀紅)
愛在世界末日(蔡宗翰)
亮亮與噴子(李宜珊)
層層摺起的寂寞(溫知儀)(『ドレスにかくされた秘密』:キネコ国際映画祭2017)

この部門、マレーシア出身の梁秀紅監督による台湾・マレーシア映画の《盲口》を含めると、台湾関連の作品が5つのうち4つを占めています(《愛在世界末日》《亮亮與噴子》《層層摺起的寂寞》)。《愛在世界末日》は李鴻其と李千娜が出演、監督の蔡宗翰はかつて『九月に降る風(九降風)』や『ビバ!監督人生!!(情非得已之生存之道)』の脚本に関わっていたとのこと。
予告編が一番気になったのはこの作品、18歳のシングルマザーを描く《亮亮與噴子》。



●最佳動畫短片(最優秀短編アニメーション映画)
基石(邱士杰)
(迷)留(姚江)
啟示錄−霧霾之城(毛啟超)
關於他的故事(楊詠亘)
暗房夜空(石家俊,黃俊朗,黃梓瑩)

台湾作品は、《基石》《(迷)留》《關於他的故事》の3作品。予告編が印象に残ったのは、《關於他的故事》。祖父の人生から浮かび上がる、台湾の歴史と人々の経験。



●最佳導演(最優秀監督賞)
耿軍(輕鬆+愉快)
張艾嘉(相愛相親 『相愛相親』)
文晏(嘉年華 『天使は白をまとう』)
許鞍華(明月幾時有)
楊雅普i血觀音)

ここも注目の部門。誰になるのでしょう。

●最佳男主角(最優秀主演男優賞)
莊凱(目擊者 『目撃者 闇の中の瞳』:2018.1日本公開)
黃渤(冰之下 『氷の下』:2017東京フィルメックス)
涂們(老獸 『老いた野獣』:2017TIFF)
金城武(擺渡人)
田壯壯(相愛相親 『相愛相親』)

莊凱、ノミネートされています。なんといってもこの部門の注目は金城武かもしれませんが、さあどうなる?

●最佳女主角(最優秀主演女優賞)
舒淇(健忘村 『健忘村』:京都ヒストリカ国際映画祭2017)
張艾嘉(相愛相親 『相愛相親』)
文淇(嘉年華 『天使は白をまとう』)
惠英紅(血觀音)
尹馨(川流之島)

《川流之島》は短編《狀況排除》の・京霖監督による作品(電視電影)。尹馨はこの作品で今年の台北電影獎の最佳女主角獎を受賞しています。14歳の文淇は台湾生まれ・北京育ちなのだとか(フォーカス台湾)。

●最佳男配角(最優秀助演男優賞)
李淳(目擊者 『目撃者 闇の中の瞳』)
雷佳音(綉春刀 II 修羅戰場)
戴立忍(大佛普拉斯 『大仏+』)
陳竹昇(阿莉芙 『アリフ、ザ・プリン(セ)ス』:2017TIFF)
梁家輝(明月幾時有)

『アリフ、ザ・プリン(セ)ス』から陳竹昇がノミネート! 李安の息子の李淳、金馬獎でのノミネートはたぶんこれが初めて。でもやはり、あの役を演じた戴立忍が個人的には一番の注目。

●最佳女配角(最優秀助演女優賞)
吳彥姝(相愛相親 『相愛相親』)
陳湘h(接線員)
葉コ嫻(明月幾時有)
文淇(血觀音)
許瑋ィ(紅衣小女孩2)

文淇はこの部門でもノミネート、すごいです。《接線員》はロンドンが舞台、主演は紀培慧、監督は盧謹明。ちなみに盧謹明の弟は、棋盤上的空格聲子蟲のメンバーである盧律銘で、《接線員》の音楽にも関わっているとのこと。《紅衣小女孩2》は2016年の《紅衣小女孩》の続編、監督は『目撃者 闇の中の瞳』の監督でもある程偉豪。許瑋ィは《紅衣小女孩》《紅衣小女孩2》『目撃者』のすべてに出演しています。
ここでは、ヨーロッパ映画のような雰囲気も感じさせる、《接線員》の予告編を貼り付けておきます。



●最佳新導演(最優秀新人監督賞)
黃熙(強尼.凱克 『ジョニーは行方不明』:2071TIFF)
陳勝吉(分貝人生)
黃信堯(大佛普拉斯 『大仏+』)
周子陽(老獸 『老いた野獣』)
・京霖(川流之島)

《分貝人生》の陳勝吉監督はマレーシア出身ですが、台灣藝術大學電影系の出身とのこと。台湾の3監督(黃熙・黃信堯・・京霖)の中では、やはり黃信堯監督を推したいけど、どうなるでしょう。

●最佳新演員(最優秀新人賞)
瑞瑪席丹(強尼.凱克 『ジョニーは行方不明』)
蔡凡熙(痴情男子漢 『全ては愛のため』:京都国際映画祭2017)
鍾楚曦(芳華)
張傲月(刀背藏身)
吳念軒(紅衣小女孩2)

ここ、気になる部門です。東京フィルメックスで『ジョニーは行方不明』を観たばかりなので、瑞瑪席丹(リマ・ジダン)に注目してしまうけど、未見の他の作品の面々も気になります。『全ては愛のため』は、『運命の死化粧師』『甘い殺意』の連奕g監督の作品。蔡凡熙は公視の人気ドラマ《通靈少女》にも出演、映画『怪怪怪怪物!』では老大を演じていました。

●最佳原著劇本(最優秀オリジナル脚本賞)
劉健(大世界)
周子陽(老獸 『老いた野獣』)
張艾嘉, 游曉穎(相愛相親 『相愛相親』)
王育麟, 徐華謙, 花柏容, Juliana HSU, 陳慧玲(阿莉芙 『アリフ、ザ・プリン(セ)ス』)
楊雅普i血觀音)

●最佳改編劇本(最優秀脚色賞)
李保羅(村戲)
黃信堯(大佛普拉斯 『大仏+』)
王家衛, 張嘉佳(擺渡人)
嚴歌苓(芳華)
徐浩峰(刀背藏身)

●最佳攝影(最優秀撮影賞)
王維華(輕鬆+愉快)
陳克勤(分貝人生)
中島長雄(大佛普拉斯 『大仏+』)
Matthias DELVAUX(老獸 『老いた野獣』)
鮑コ熹, 曹郁(擺渡人)

中島長雄は、ご存じの通り撮影のときだけ鍾孟宏監督が名乗る名前。昨年の『ゴッドスピード』に続くノミネート。

●最佳視覺效果(最優秀視覚効果賞)
葉仁豪, 劉惟熠(目擊者 『目撃者 闇の中の瞳』)
全鴻錕, 翁國賢, 陳迪凱(喜歡.你 『こんなはずじゃなかった!』:2017TIFF)
林哲民, Perry KAIN, Thomas REPPEN(擺渡人)
包正勳, 黃美青(報告老師!怪怪怪怪物! 『怪怪怪怪物!』:2017TIFF)
黃智亨, 徐建(悟空傳 『悟空伝』:2018.2日本公開)

『こんなはずじゃなかった!』『怪怪怪怪物!』『悟空伝』は、この部門で初登場。

●最佳美術設計(最優秀美術賞)
黃美清(健忘村 『健忘村』)
趙思豪(大佛普拉斯 『大仏+』)
邱偉明(擺渡人)
石海鷹(芳華)
蔡珮玲(血觀音)

●最佳造型設計(最優秀メーキャップ・衣装デザイン賞)
梁婷婷(綉春刀 II 修羅戰場)
吳里璐(健忘村 『健忘村』)
張叔平, 張兆康(擺渡人)
劉曉莉(芳華)
王佳惠(血觀音)

●最佳動作設計(最優秀アクション監督賞)
桑林(綉春刀 II 修羅戰場)
谷軒昭(悟空傳 『悟空伝』)
安萬コ(引爆者)
徐浩峰(刀背藏身)
洪金寶(殺破狼.貪狼)

●最佳原創電影音樂(最優秀オリジナル映画音楽賞)
林強, 許志遠(強尼.凱克 『ジョニーは行方不明』)
川井憲次(綉春刀 II 修羅戰場)
林生祥(大佛普拉斯 『大仏+』)
久石讓(明月幾時有)
安巍(刀背藏身)

なんと日本人が二人も。しかもどちらもビッグネーム。

●最佳原創電影歌曲(最優秀映画主題歌賞)
我愛香格里拉(詞:劉健 曲:王達 唱:朱虹, 王達 大世界)
搖籃曲(詞:梁龍 曲:二手玫瑰樂隊 唱:梁龍 輕鬆+愉快)
有無(詞:王昭華 曲:林生祥 唱:林生祥 大佛普拉斯 『大仏+』)
讓我留在你身邊(詞:唐漢霄 曲:唐漢霄 唱:陳奕迅 擺渡人)
陌上花開(詞:林珺帆 曲:黃韻玲 唱:譚維維 相愛相親 『相愛相親』)

この部門、個人的にはやはり『大仏+』の片尾曲・林生祥の「有無」が味わい深くて素晴らしく、注目です。林生祥なので客家語かと思ったけど、「客家腔台語歌」とのこと。MVには大竹研と早川徹も登場。若干ネタバレ感ある映像を含むので、映画未見の方はご注意!



●最佳剪輯(最優秀編集賞)
錢孝貞, 李博(塑料王國)
林楷博(目擊者 『目撃者 闇の中の瞳』)
ョ秀雄(大佛普拉斯 『大仏+』)
廖慶松(笨鳥)
雪蓮, 鄺志良(明月幾時有)

●最佳音效(最優秀音響効果賞)
高偉晏, 陳維良, 好多聲音(目擊者 『目撃者 闇の中の瞳』)
温波(冰之下 『氷の下』)
杜篤之, 吳書瑤(大佛普拉斯 『大仏+』)
杜篤之, 吳書瑤, 杜均堂(報告老師!怪怪怪怪物! 『怪怪怪怪物!』)
李銘杰, 楊嚞兢, Warren SANTIAGO, Richard HOCKS(紅衣小女孩2)

●年度台灣傑出電影工作者(最優秀台湾映画人賞)
胡定一

今年の傑出電影工作者は、『フォーリー・アーティスト』(擬音:2017TIFF)で描かれていた胡定一!

●終身成就獎
徐楓


今年は10部門ノミネートの『大仏+』や、7部門ノミネートの《血觀音》をはじめ、複数部門でノミネートされた台湾作品が目立ち、台湾映画の存在感は昨年よりも大きいように思います。もっとも、「台湾映画」の線引きも単純ではないので、過度に「台湾映画」であることにこだわる必要もないのはもちろんのこと。どこの映画であれ、魅力ある映画がこの中に多々あるはずと思うと大変楽しみになります。

当日は、林俊傑と蔡依林のパフォーマンスも予定されていると報道されています。今年もYoutubeで生中継があると思うので、このリストを観ながら楽しんでいただければ幸いです!

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posted by 研究員B at 01:57 | Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月05日

イベント「行ってみた!住んでみた!働いてみた!台湾」を開催しました

レポの掲載が大幅に遅れてしまいましたが(すみません!)、2017年10月9日(月・祝)、第4回目のおきらく研主催イベント「行ってみた!住んでみた!働いてみた!台湾」を開催しました。

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今回は過去のイベントとは異なり、浅草での開催。初めての、少し広めの会場での開催でしたが、多くの方々にご参加いただきました。

今回のゲストは、現在台北在住・日本語教師の杉本貴芳さん。日本ではライブハウスでお仕事されていたこともあり、台北でもディストロ専門のレーベルHello Pop Recordsの運営を続けている方です。今回、ちょうど一時帰国されるタイミングに、イベントでお話ししていただくことができました。司会は今回もおきらく台湾研究所・研究員Aが担当。

この杉本さん、どういう方かというと、イベントの告知にも書いた通り、「渡台時には既にワーキングホリデーの年齢制限をオーバー。日常的な中国語は話せたものの、特別な資格もなく、とりあえず語学学校に通うところから台湾滞在をスタートさせました。それがやがて、ゲストハウスにスタッフとして住み込み、現地で日本語教師の職を見つけ、その間レーベル運営もマイペースながら進めつつ、渡台後一年を経た今では、アパートを借りて一人で生活するに至っています」という方です。

この履歴を順番に話していただくだけでもかなり面白いのですが(実際面白かった)、この杉本さん、少なくともお見受けする限り・お話をうかがう限り、「目標を見定めて意欲的にバリバリ前途を開拓して突き進む!」というタイプではまったくない(!)のです。むしろ、台湾に来るきっかけも含め、いろいろ翻弄されてきたようにも見えます。でも、要所要所で思い立って行動し(台湾に行ったり、現地で日本語学校に飛び込んだり)、台湾での生活を実現するに至っているのは、とても興味深いことで、参加者のみなさんも熱心に聴いていらっしゃいました。

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当日はさらに、杉本さんの台湾在住に至る話のほかに、台湾での日常生活の実態についても、かなり具体的にお話しいただきました。日本語教師の仕事の実状、いま住んでいる家を見つけるまでのエピソード、食事などなど。生活感あふれる画像もたくさん見せてくださいましたが、特に参加者のみなさんの関心を集めたのは、杉本さんの家計簿アプリの画面! やはり暮らしていくとなると、お金の問題は重要なので、給料とさまざまな支出の話を率直かつ具体的に話してくださったのは、本当に貴重でした。

「暮らしてみた台湾」についてたずねたとき、杉本さんが語ったのは、エドワード・ヤンの映画を機に関心を持った台北の街が、朝起きたらすぐそこにあることのうれしさでした。夢の中にいるような幸福感があると、じんわりと語る杉本さんの穏やかな口ぶりは、台湾好きが集った会場でも広く共感を集めていたように思いました。

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質問コーナーを経て、最後は、杉本さんから台北ユニバーシアードのグッズや台湾のインディーズバンドのCDなどがプレゼントとして提供され、恒例のじゃんけん大会。最後の最後に、杉本さんが台湾に来るきっかけとなった、台湾のご友人とのその後の話をして、終了となりました。イベント終了後も多くの方が杉本さんのもとにやってきて、話が続いていました。

終了後のアンケートでも、杉本さんのお話だけでなく、伝わってくる人柄やキャラクターを絶賛する声が多数! 杉本ファンが一気に増えた会となりました。

なお、イベント終了後は、そのまま別の場所でラジオ番組「楽楽台湾〜台湾にハマって抜け出せなくなる音楽番組〜」の収録。杉本さんと研究員Aへのインタビューが、10月20日と27日の2回にわたって放送されました。聴いていただけた方には、イベントの雰囲気が少しだけでも伝わったかもしれません。

ご来場くださったみなさま、「楽楽台湾」の関係者のみなさま、そして一時帰国中の限られた時間を割いていらしてくださった杉本貴芳さん、どうもありがとうございました!


★お知らせ★
11月23日(木・祝)、トークイベント「まるごと宜蘭!」開催!
『宜蘭+台北 ちょこっと海・温泉・ローカル近郊を楽しむ旅』の編集者・十川雅子さんをお迎えして、宜蘭エリアの魅力をたっぷりうかがいます。
詳細・申し込みはこちらをご参照ください。


posted by 研究員B at 21:19 | Comment(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月27日

11/23トークイベント「まるごと宜蘭!」のお知らせ

第5回おきらく研主催イベントのお知らせです。

今回のイベントは、まるごと宜蘭スペシャル! 話題のガイド本『宜蘭+台北 ちょこっと海・温泉・ローカル近郊を楽しむ旅』の編集者、十川雅子さんをお招きして、2時間たっぷり宜蘭の魅力を語りつくします!

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え、宜蘭?何故に宜蘭?という方に、宜蘭推しの理由をいくつか並べてみますと…

・台北から近い(バスで1時間程度)。
・自然がいっぱいで、のんびりゆったりリフレッシュできる。
・おしゃれカフェ、すてき建築など要チェックなカルチャースポットが点在。
・個性派民宿の宝庫!
・子どもが楽しめる宿、スポットが多いので子連れ旅向き。
・もちろんローカル小吃もいっぱい。

などなど。

台北から一歩離れて、のんびりした空気を味わうには宜蘭エリアは最適。一人でも、友だち同士でも、親子でも!ということで、「どうやって行くか」「どこに泊まるか」「何して遊ぶか」「食べるべきはコレ!」など、聞いたらすぐにでも行きたくなる宜蘭ガイドを十川さんにうかがおうと思います。宜蘭1泊旅行の経験あり+年末に宜蘭に行く予定の研究員Aも、子連れ旅ネタを補足させていただきますよ。

宜蘭マニアの方も、宜蘭初心者の方も、ぜひこの機会に宜蘭の魅力に溺れましょう。ご参加、お待ちしています!


【おきらく台湾研究所・トークイベント】
「まるごと宜蘭!」


●ゲスト:十川雅子さん(『宜蘭+台北 ちょこっと海・温泉・ローカル近郊を楽しむ旅』編集者)
●司会:研究員A(おきらく台湾研究所)

日時 : 2017年11月23日(木・祝)午後2時〜午後4時(開場:午後1時30分)
場所 : 東京ウィメンズプラザ(東京都渋谷区神宮前5-53-67)第2会議室
    (アクセス
参加費: 1500円(税込:小学生以下は無料)
定員 : 50名(申込先着順・要事前申込)

参加ご希望の方は、事前にこくちーずのページからお申込みください。

その他:
〇参加費は当日、会場にてお支払いください。
〇書籍(『宜蘭+台北 ちょこっと海・温泉・ローカル近郊を楽しむ旅』)は会場では販売しませんので、ご注意ください。なお、会場のすぐそばに書店があります(青山ブックセンター本店)。

ご参加をお待ちしています!


posted by 研究員A at 21:50 | Comment(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月30日

「アナザースカイ 行定勲が台湾へ」

今晩(9/29)放送された、日テレ「アナザースカイ 映画監督・行定勲が大きな影響を受けた台湾でゆかりの地を巡る!」。改めて言うまでもないかもしれませんが、「アナザースカイ」は、ゲストが思い出の場所(海外)を久しぶりに訪れて、思い出をたどりそれを今の思いにつなげるというコンセプトの番組です。この番組、ゲストにとってのその思い出の重みによって、番組の仕上がりが随分変わってくる気がするのですが、この行定勲監督の回は、なかなか手ごたえのある回で、面白く観ることができました。

以下、番組をみながら研究員Bがあれこれつぶやいた言葉を、整理しなおして貼り付けておきます。今回は、録画したものを再度観ていたらいろいろ手を入れたくなり、結果的にリアルタイムにつぶやいた言葉にかなり書き足したものになりました。

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日テレ「アナザースカイ 映画監督・行定勲が大きな影響を受けた台湾でゆかりの地を巡る!」、始まりました。

行定勲監督、九份を訪れています。「悲情城市」を見て憧れていた風景だったと。「初めて来た頃は丘陵地帯にひしめく家がいっぱいあって、こんな観光客がたくさん来る街に変わるとは思いもしなかった」。その話に続いて、「悲情城市」の映像をしっかり流してくれました!

行定監督、幼い頃からの映画とのかかわりを語ります。一瞬昇平戲院の中が映ったあと、20代前半に台湾映画に出会ってのめり込んだと。侯孝賢への思いを語ります。(このあたり、BGMは周杰倫「告白氣球」でした)

侯孝賢の作品で最も影響を受けた映画のロケ地へ、ということで十分へ。線路上での天燈上げを見つつ、語るのは当然「恋恋風塵」。「悲情城市」同様、映画の映像をちょこちょこ映してくれていいですね〜。

印象に残ったという十分駅での信号のシーンにふれて、その地の特有のものを見せるだけで、どういう場所か、さらに登場人物の背景まで表現できているということを語ります。ノスタルジーの見せ方を学んだ、侯孝賢は心の師であると。しっかり「恋恋風塵」のポスターの前で語っていました(これも昇平戯院)。

侯孝賢のチームはカメラマンや録音技師もすべて達人だと行定監督は語ってから、かつて「真夜中の五分前」で仕事を依頼した杜篤之のオフィス/スタジオ(「聲色盒子有限公司」)を訪問! 入り口には「花様年華」のポスター、他にも「フラワーズ・オブ・シャンハイ」や「ブエノスアイレス」などのポスターも。「真夜中の五分前」での杜篤之の「神業」を紹介する姿から、本当にリスペクトしていることが伝わります。

CMをはさんで、行定監督が訪れたのはなんとエビ釣り場。過去にエビ釣り場で経験した細かいエピソードも面白いけど、さらに妄想?を広げていくのも面白い(笑)。

たびたび映る、行定監督が座って語っているこのカフェ?が気になる。台湾なんだろうけど、どこなんだろう。

行定監督が店で自作のDVDを手に取るシーン、「佳佳唱片」でした。

森田芳光監督に「7割バッターを目指しちゃダメだよ、3割でいいよ」と言われた話から、真意は3割の方ではなくて、「7割冒険しろ」と言っていたのではないかと語る行定監督。この話から始まる、冒険と越境の話は興味深い。

あと、「いつかカンヌに行ってみたい」と言った行定監督に対して、侯孝賢が「真面目にやっていれば君はいつかカンヌに行けるよ」と語ったというのも印象的。そこから「変えなくてもいい」というメッセージを引き出す行定監督。再び「悲情城市」の映像が流れて、台湾の「時間の緩さ」について、エビ釣りとからめつつ映画製作の話にもっていく。

行定勲監督、誠品書店・敦南店のシーンと重ねて、台湾で撮りたい映画のイメージを語って終了。探りながら語るのではなく、ご本人の中で既にいろいろ整理されている感じの語り口が大変印象的でした。(B)

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というわけで、決して台湾のあちこちを訪れる回ではなかったけど、行定監督が圧倒的に整理されている人で、さらさらっと語るのだけどふわふわしてなくて密度が高く、非常に興味深い回でした。「冒険と越境」と「変えなくてもいい」という、一見矛盾するようにも見えることをそう感じさせずにしっかり語り切るのはほんと印象的でした。

最後に語っていた、台湾を舞台にした作品。いつか作ってくれるのなら、どんな風になるのか気になりました。気長に待ちたいと思います(結構さくっと作ってくれるかもしれないけど!)。


★お知らせ★
10月9日(月・祝)、トークイベント「行ってみた!住んでみた!働いてみた!台湾」開催!
台湾で仕事を見つけて働いている方が一時帰国されるタイミングにあわせて、お話をうかがいます。貴重な機会ですので、ご関心がおありの方はぜひどうぞ!
詳細・申し込みはこちらをご参照ください。


posted by 研究員B at 01:54 | Comment(0) | テレビ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月10日

10/9トークイベント「行ってみた!住んでみた!働いてみた!台湾」のお知らせ

第4回おきらく研主催イベントのお知らせです。

多くの台湾好きにとっての夢、それは「台湾に住む」ということ。
以前開催した「経験者に聞く! 30代からの短期留学」では、短期留学という形でこの夢を叶えた方たちにお話を聞きました。

今回は、「働く」という形で「台湾に住む」ことを実現した方にお話をうかがいます。

今回お話を聞く方は、渡台時には既にワーキングホリデーの年齢制限をオーバー。日常的な中国語は話せたものの、特別な資格もなく、とりあえず語学学校に通うところから台湾滞在をスタートさせました。それがやがて、ゲストハウスにスタッフとして住み込み、現地で日本語教師の職を見つけ、その間レーベル運営もマイペースながら進めつつ、渡台後一年を経た今では、アパートを借りて一人で生活するに至っています。

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どうしたらこんな風に「台湾で暮らす」を実現できるのでしょうか。仕事を見つける過程で、実際に働いてみる中で、どのようなことが起こるのでしょうか。住んでみた台湾はどのように見えるのでしょうか。一時帰国されるこの機会に、その経験や発見を聞かせていただこうと思います。

台湾に住んでみたい方、働いてみたい方、日本語教師という仕事に興味のある方、そしてもちろん「暮らしてみた!働いてみた!」方から見える台湾に興味がある方、ご本人から直接話を聞いてみませんか?


【おきらく台湾研究所・トークイベント】
「行ってみた!住んでみた!働いてみた!台湾」


●ゲスト:杉本貴芳さん(台北在住、日本語教師、Hello Pop Records運営)
●司会:研究員A(おきらく台湾研究所)

日時 : 2017年10月9日(月・祝)午後1時半〜午後3時半(開場:午後1時)
場所 : 浅草公会堂(東京都台東区浅草1-38-6) 第1集会室 (アクセス
参加費: 1500円(税込)
定員 : 50名(申込先着順・要事前申込)

参加ご希望の方は、事前にこくちーずのページからお申込みください。

その他:
〇過去に開催したイベントと、会場及び開始時間が異なります。ご注意ください。
〇参加費は当日、会場にてお支払いください。


ご参加をお待ちしています!

posted by 研究員A at 20:54 | Comment(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする