2015年04月13日

中国語学習者を恐怖のどん底に突き落とす歌!

すべての中国語学習者を恐怖のどん底に突き落とす"bo po mo fo song"!

この話題、twitterやFacebookでえらい反響があったので、ブログでも書いておこう。

半年前から中国語の勉強を始めた所長(7歳)。4月からは上を目指して、教室を移籍した。「お遊び」だった以前のクラスに比べて、新クラスはかなーり本格的な内容。そしてその本格派の子ども向け中国語教室の「初級」クラスで、しょっぱなに習ったもの。それが、この"bo po mo fo song"!

なんだ、そりゃ?と思われた方は、とりあえず、以下の動画を見るのだ! 45秒ぐらいから歌が始まるよ。



いや〜、これ。何度聞いても、中国語学習者としては背筋が寒くなる…。最後の一行とか、もう恐ろしくて、恐ろしくて…。

ちなみに、この歌詞、実は注音符号(台湾で良く使われる発音記号)に基づいている。なので、よりハードに攻めたい方は、注音符号の字幕を見ながら聞いてみよう。



ほーら、どんどん恐ろしい感じになるでしょう…。

ちなみに、所長は一回目に歌を紹介され、二回目は"bo po mo fo"を叩き込まれて帰ってきた。ということは、来週は"d t n l"を叩き込まれるのだろうか? やばい。2ヵ月後に所長はきっと研究員Bを追い越す。そして、半年後には研究員Aを追い越し、"an en ang eng ong"をさらりと発音し分けるようになっているとか? きゃー。

で、こういう本格的なクラスなので、「この文章、来週まで覚えてきてねー」みたいな暗誦の宿題も多い。親のどちらかが台湾人というケースが大半の所長のクラス。他の家庭では親がお手本になれるのだろうけど、おきらく研にはネイティブがいない! 「教えて」と所長に言われても発音に自信がなく、弱っていたら研究員Bが便利なサイトを見つけてきた。

このサイトの使い方は、いたって簡単。

1.「Enter Text(テキスト入力)」のところに、読み上げたい文章を打ちこむ。
2.「Language(言語)」のところで、「Chinese(中国語)」を選択する。
3.「Voice(声)」はお好みだが、なんと「Taiwanese(台湾人)」が選択できる!

これで、正確な発音はお任せ。宿題の文章を打ち込んで、「Ya-ling」さんに読み上げてもらう。

というわけで、4月からスタートした所長の新しい中国語ライフ。てんやわんやでありながら、なかなか充実。あとは所長においてけぼりにされないよう、研究員二人が頑張るのみ。"bo po mo fo Song"を口ずさみながら、切磋琢磨を心がけねば。最終行とか、絶対に歌える気がしないんだけどね…(涙)。

posted by 研究員A at 22:52 | Comment(4) | TrackBack(0) | 語学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月07日

中国語でストレス発散?

むかしむかし研究員Aが中国語を学び始めた頃。その時の老師が教えてくれた語学上達法。

「数字を1、2、3、4、5と、なるべく早口で100まで言ってみてください。それと同じスピードで、中国語で100まで数えられるように練習しましょう。意識せずに100まで数えられるようになったら、中国語に大分なじめたということです」。

教室で聞いた時は簡単そうに思えたが、やってみるとわりに難しい。その後しばらく、むきになって練習した記憶がある。

なんことがあったなあと、ふと思い出したのはごく最近のこと。ブログを書く頻度が激減していることからも分かる通り、このところ研究員Aは忙しい。ただ忙しいだけではなく、精神的ストレス値がものすごく高い。もともと煮つまりやすい性格の研究員A。あーだこーだ考えすぎて、「わー、もう嫌だ〜!」と叫んでしまうこともしばしば。いきなり吼える研究員Aを見て、当然ながら怯える所長(5歳)、慌てる研究員B。いかん、これでは所内の空気が悪くなる。何か手を打たねば。我に返って思う研究員A。そこで、ふと思い出したのが冒頭にあげた語学上達法だった。

その後また頭がぐるぐるになり、「わー!」と叫びたくなりそうになった時、叫ぶ代わりに「一、二、三…」と中国語で100まで数えてみる。……む? 心なしかすっきりしたような? 少なくとも「わー!」な感じは消えたぞ。もしやこの語学上達法、ストレス解消に効果あり?

そう思って、その後も「わー!」な気分になるたびに数字を100まで中国語で数える。うん、確実に効果が出るぞ。100まで数えるのってどんなに早口でもそれなりに時間がかかるから、その間は集中するのがいいのか。声調やピンインを間違えないように頭を使うのが良いのか。繰り返すうちに、段々数えるスピードが上がっていく達成感が良いのか。なんだか分からないけど、「い〜ばぁ〜いっ!」と数え終わる時には、イライラが治まっている。治まらない時は、また一から数え直す。何回かやるうちに、ちゃんと落ち着いてくる。すごいぞ中国語。すごいぞ数字。

ばかばかしい方法だけど、ちょっと試してみようかしら。と思われたストレス満載なあなたに。この方法を実践する際のポイントと思われることを、書いときます。

1. 必ず声に出して数える。頭の中だけではだめ。ちなみに、ストレス値が高い時は、大き目の声の方が効く(気がする)。
2. 発音はなるべく正確に美しく。声調、有気・無気、捲舌音などにも気を使って。頭の訓練にもなるし、きれいな音が聞こえた方が脳も喜ぶ(気がする)。
3. 慣れてきたら、少しずつ、少しずつスピードアップする。早くなってくると、ちょっと快感になってくる(気がする)。

以上、研究員Aの超個人的体験だけれども、もし関心を持たれた方がいらしたらお試しください。研究員Aは現在ストレス満載なので、しょっちゅう「一、二、三…」とやっている。おかげで、大分、すらすら言えるようになってきた。ついでに、横で聞いてた所長(5歳)も一緒に中国語で数を数えられるようになってきた。一石二鳥。どうせストレス抱えるなら生産的な方向で発散。私って偉いじゃん、と自画自賛できるようになるのが、実は一番のストレス解消なのかも(笑)。

タグ:中国語 語学
posted by 研究員A at 00:32 | Comment(2) | TrackBack(0) | 語学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月22日

タクシーに乗って客家語で会話?

所長(3歳)以下、芸風が異なる3名で運営している当ブログですが、現在研究員Aが体調を崩していることもあって、ここのところ毎回研究員Bがエントリを書いています。そのせいで、当ブログは幅の広さが売りのひとつ(?)にもかかわらず、時事ネタが続いています。すみません。間もなくAも復帰予定ですので、今しばらくお待ちを。

さて、前回のエントリ(「ギネス記録(?)の大きな「甜粄」」)でふれたように、農暦(旧暦)正月20日は、客家文化では「天穿日」と言うそうです。どういう由来の日なのかは前回のエントリで書きましたが、この「天穿日」は客家の人たちにとっては本当に重要な日らしく、客家の人たちや客家文化に関するニュースがよく報道されています。今年は、新暦2月22日、つまり明日(日付としては今日)がまさに旧暦1月20日にあたるので、ニュースも一層多いのですが、個人的に一番注目したものをご紹介。どういう話かというと――

2月22日に、台北市と新北市で「全國客家日」の広告が車体に貼られたタクシーに乗ると、運転手の人が客家語で話しかけてきます。いわく、「恁久好無?」。客家語で「最近好嗎?」という意味だそうです(まあ、How are youって感じでしょうか)。さあどうする?

これに、客家語で「恁仔細!」と答えることができればOK(要するに謝謝你 Thank you という意味だそうです)。めでたくそう答えられたら、(干支の)ウサギのちょっとしたプレゼントが運転手の人からもらえるそうです!

そういうキャンペーンが、「天穿日」に行われるのだそうです。そのやりとりのシミュレーションは、以下のニュース画像で見ることができます。

民視新聞「恁久好無? 講客語有禮物!」


「「母語」を話して買い物しよう!」というエントリで紹介したものとはまた違う形での、一種の言語のプロモーション活動で、なかなかユニークで興味深いものがあります。

なお、ウサギのプレゼントを大きい画像で確認したい方は、中央社の記事(「搭小黃說恁仔細 客家福兔送好運」)をご覧あれ。ちなみに「Q版客家福兔」とありますが、「Q版」とはQ=cuteだそうで要するに「かわいい」という意味。ウサギが着ている服が客家らしいといえば客家らしいのもポイント。しかしこのウサギのプレゼント、もらってうれしいというほどのものかというと、ちょっと微妙ですが(!)。

posted by 研究員B at 02:47 | Comment(2) | TrackBack(0) | 語学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月19日

「母語」を話して買い物しよう!

また今回も、ネタを求めてニュース動画をあれこれ物色(最近このパターンばっかりですね、すみません)。
今回見つけたのは、ここ数回に続いて、また「言葉」にまつわる話題です。

2月21日は、UNESCO(国連教育科学文化機関)が定めた「International Mother Language Day(国際母語デー)」なのだそうです。wikipediaによると、"to promote awareness of linguistic and cultural diversity and multilingualism"という趣旨の日とのこと。間もなく今年もその日がやってくるということで、これに関連した話題として紹介されていたのが、「0221世界母語日 母語聯盟倡打折」(公視/Yahoo!奇摩新聞)というニュース。映像はこちら:

公視晚間新聞「0221世界母語日 母語聯盟倡打折」


ここで紹介されているのは、「台灣母語聯盟」という組織がやろうとしている、「講台語,俗予你」というキャンペーン。どういうことかというと、「母語」を話して買い物をすると、割引やサービスなどの特典が受けられるというもの。ここで「母語」という言葉で意味されているのは、「原住民語、客語還有台語」つまり原住民(先住民族)の言葉・客家語・台湾語だそうです。

「International Mother Language Day」は2月21日なので、その週の週末の2月25日から3月3日までの一週間をキャンペーン期間として、「講台語,俗予你」と書かれたマークが貼ってある店では、期間中は「母語」で話をして買い物をすると特典が受けられるようです。こんなマークです↓

motherlanguage.jpg

台湾は多文化・多言語の社会です。そのことがMRTの車内アナウンスにも反映されていることは、以前当ブログでも紹介しましたが、こういうキャンペーンが行われることもあるんですね。

このキャンペーンを進めている「台灣母語聯盟」の人いわく、学校の授業で少しだけ「母語」を学ぶだけでは足りず、生活の中で母語を使うような環境をつくっていきたいとのこと。だからこういうキャンペーンに取り組んでいるのでしょうし、協力してくれる店がもっと増えてほしいとも述べています。

もちろん、こうした試みがなされることの背景には、台湾社会における言語をめぐる、複雑な文脈がいくつも重なっていることは留意しておくべきかもしれません(上の動画の中でも、昔だったら逆に罰せられることだったのにという言葉がみられます。またそもそも、「母語」を一つに限っているわけではないのに、キャンペーンでは「講“台語”」となっていることも気になります)。でも、小さな話題ですが、とても台湾らしさが感じられる話題のような気が。いかがでしょうか。

posted by 研究員B at 23:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | 語学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月08日

台湾語・台湾華語の教材情報7 誠品信義書店語学書コーナー編

今年の夏に連載してびみょーに好評だった「台湾語・台湾華語の教材情報」シリーズ。前回出張時に誠品信義書店の語学書コーナーを覗いたので、その時、発見した本をいくつかご紹介。夏に集中連載した時のエントリについては、「きっかけ編」「台湾語教材編」「台湾華語教材編」「辞書編」「歴史資料編」「終わってみての雑感編」をご覧ください。

さて、誠品書店語学書コーナー。「台湾語・台湾華語の教材情報」シリーズでも散々書いたけど、日本で正統派中国語教育(=簡体字を用いた大陸中国語でのレッスン)を受けた研究員。台湾で使われてる中国語(=繁体字を用いた台湾華語)がいまだぴんと来ない。そんな研究員Aが少しでも「台湾華語」に慣れるため、役に立つ本はないかなーと店内をぐるり。混み混みの店内(この辺の事情はこちらのエントリをどうぞ)でけっこう苦戦したが、ある書棚にそれっぽい本がまとまってあるのを発見。立ち読みしただけだけど、「へー、こんな本が出てるんだ」という驚きを皆様と分かち合うために、ざっくり羅列してみます。

● 陳hh・王南傑 『兩岸用語快譯通』 大都會文化事業有限公司、2004年。

● 李剛 『兩岸日常用語一點通−中文繁體簡體完全對照』 出色文化、2009年。

● 何紅年責編 『實用繁簡體字手冊』 台灣商務、1999年。

● 陳慎 『簡繁體對照速查字典』 三遠文化、2006年。

● 李傑群、李傑明、高永安、馬駿鷹 『漢語流行口語』 萬人、2009年。

ノリとか分かりやすさとかは色々だけど、繁体字−簡体字をつなぐための教材は、それなりに出ているんだなー、という印象。確かに、ビジネスしてる人にとって死活問題だもんね。

ちなみに研究員Aは、「台湾語・台湾華語の教材情報4 辞書編」でも取り上げた邱質朴編 『大陸和台湾詞語差別詞典』 (南京大學出版社、1990年)を購入。買っただけで満足してあんまり開いていないんだけど、結局これが一番、読んでて楽しそうだった。

今、リンクを貼るために博客を検索したら、似たような本はいっぱい出ているみたい。興味のある方は、渡台された時にチェックしてみてはいかがでしょうか。でも目立たない場所に一棚だけまとまってある、みたいな感じなので、広大な誠品書店では見つけにくいかもしれませぬ…。

posted by 研究員A at 23:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 語学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする