2010年12月23日

おしゃれスポット「台北之家」を見学

台北牛乳大王で一服した後に中山エリアのおしゃれスポット「台北之家」に行ってみる。すっごく行きたかったわけではないんだけど、目的地のMoguが開店する12時まで、まだちょっと間があったため時間潰し。事前に何か情報があったわけでなく、なんかおしゃれスポットって噂になりまくってるから覗いてみる〜?ということで行ってみた。実は「台北之家」が何かを、研究員Aはこの時、知らなかった。

MRT中山駅から歩くこと5分くらい? あった、あった。「台北之家」。

台北之家_看板.jpg

ここで「台北之家」の説明。元アメリカ大使館を、何故か侯考賢がプロデュースし、映画館、カフェ、レストラン、ショップなどを集めたスポットへと生まれ変わらせたもの(詳しくはオフィシャルHP台北ナビの紹介記事をご覧ください)。行かれた方のレポをあちこちのブログで見てたけど、研究員Aはなんとなくぴんと来ず。こういうおしゃれスポットって、「なんちゃって」なものが多いじゃないですか。台湾もそういうの好きだから、またできたんだ〜くらいな感じ。でも映画がモチーフってちょっと気になるかな、と。

が、行ってみてびっくり。本物だ!

台北之家_外観.jpg

この写真で伝わるかなー。長い間、アメリカ大使館として使われてきた建物。なんちゃって、でぽっと建てたものとは全然風格が違う。内部は改装してあるんだけど、これがまた手を加え過ぎず、古い建物特有の匂いがむんむんする。足を踏み入れた瞬間から「うぎゃー!」と感動の雄叫びの研究員A。古い建物特有の薄暗さ、怪しさがあるのに、なぜか所長(3歳)もここが気に入った様子。階段を上ったり、部屋を覗いたり、積極的に探検したがる。なかなか趣味があうね、所長。

中には、カフェと夜にはバーになるらしいレストラン。若干気張りすぎで、おきらく研の趣味にはあわずスルー。映画館「光點台北」。この時はエディ・ポン(彭于晏)と明道(ミンダオ)の出てる「近在咫尺(Close to you)」をやってた。チケット売り場の前で流れる予告編映像をしばし眺める。ちょっと気になるかも。一番気になったショップ「光點生活」は12時オープンのため、入れず。指をくわえて見ていたら、所長が「おしっこ!」ショップの中空にかけられた渡り廊下を通って、トイレへ。子連れに嬉しい多目的トイレあり。しかもきれい。用をすませて下に戻ると、ショップが開いてた。やったー。

渡り廊下から見ただけで「きゃー!」と盛りあがったこちらのショップ。Made in 台湾のハイセンスグッズが所狭しと並んでいる。アクセサリーとか雑貨とか、Moguの洋服なんかも。いやもう、台湾でこんなに素敵なものがぎっしりつまった空間があり得るのか! と買いまくりたい欲望を抑えてぐるぐるぐる。研究員Aが特に気になったのはアクセサリー。台湾のって、びみょーにダサく感じたり、派手すぎて引いたり、ということが多いのだけど、ここにはばっちり素敵、でもどこかちょっとオリジナル、という素敵な力加減のものがいっぱいあった。値段も程良かった。買おうかしら、買っちゃおうかしら、と商品棚の前で腕組みの研究員A。

ふと気づくと研究員Bは奥のゾーンへ。雑貨ゾーンの奥には、もう一つ別の部屋。主に洋服を扱っているこちらのゾーン、入口に入るとすぐに壁一面のDVD! 思わず釘づけの研究員二名。「あ、これがある」「これもこれも!」と盛りあがりまくり。…が、仲間に入れず不満な所長の「お外行く!」攻撃が始まり、堪能はできず。いや、映画好きな方、壮観ですよ。あれ見に行くだけでも楽しいかも。

結局、ここでは研究員Bが雑誌『cue. 電影生活誌』を二冊購入して退散。アクセサリーを買わなかったことを研究員Aは後で激しく後悔することになる。あのくらいまた見つかるだろうと思ったけど、あんなに素敵な品揃えの店とは結局巡り合わなかったので。

「台北之家」。全然「なんちゃって」じゃなく「ホンモノ」でした。おしゃれ台湾土産が欲しい女子の方、今すぐ行き先リストに加えましょう。映画観なくても、ご飯食べなくても、ショッピングだけで十分楽しめます。Moguも台湾好、店もすぐ近くだし、まとめて回ったら、かなり良いものが手に入るんでは。恐るべし、中山エリア。

台北之家
住所 台北市中山北路二段18号
電話 (02)2562-5612
営業時間 11:00〜24:00(ショップは12時から)


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posted by 研究員A at 23:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行・観 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月28日

陳菊市長と電音三太子

今晩のエントリは研究員Aが書くはずだったのだけど、体調いまいちのためダウン。代わりにネタを考えることになったが、何しろちょうど今晩は台湾で大きな選挙があったということもあり、ネットであれこれ検索しても、選挙がらみの話が目立つばかり。

うーん、と思いつつぼんやりとネットを見ているうちに、「おっ」と発見したのが、「電音三太子」。(「電音三太子」って何?という方は、まず以前のエントリをどうぞ。)

Yahoo!奇摩(中央社)「陳菊與電音三太子共舞(1)」

Yahoo!奇摩(中央社)「陳菊與電音三太子共舞(2)」

今回高雄市長選で当選(再選)を果たした陳菊が、電音三太子と踊っている写真です。もともと陳菊は自分が出向くイベント的な場では、常に電音三太子を同伴しているかのようでしたが(!)、選挙運動中もやはりそうだったようです。



で、めでたく当選した直後の盛り上がるイベントでも、電音三太子と踊ります(11分06秒あたりから)。上のYahooの写真はこの様子ですね。イベントの冒頭からずっと電音三太子一同は舞台に並んでいるわけで、それはそれでかなりしんどそう…。



しかしこの盛り上がり方は、何はともあれすごいです。さすが台湾の選挙。

最後に、数ヶ月前に大阪から来台し、高雄を訪問した橋下知事の話題。陳菊市長は来賓も当然(?)電音三太子とともに迎えます。さらには一緒に「台客舞」を踊らせてしまいます。電音三太子と一緒に「台客舞」を踊る橋下知事の姿、以前twitterでニュースだけをつぶやいた気がしますが、動画も見つけたのでご紹介。スローヴァージョンで練習してもらっているのがおかしい。



陳菊が再選したので、引き続き高雄では、何かとイベントや行事で電音三太子が登場し続けることでしょう!

posted by 研究員B at 03:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行・観 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月19日

朝の大龍街

大龍街は夜市で知られる場所。だけど、夜市としては規模が小さくて超ローカル。そんなに知名度は高くない。夜市自体のネームバリューも高くないのに、その大龍街の朝について関心を持っている人が、どのくらいいるんだろう…。

いきなり書き始めからちょっと弱気だけど、ともかく書く。今日は「朝の大龍街」の様子。

ローカル夜市の朝の様子なんて、当然ほとんど情報がない。どんなもんだろう、と思いつつ訪れた朝の大龍街。案外、賑わってた。

大龍街朝1.jpg

この写真を撮ったのは朝の9時頃だけど、果物屋さんは既に開店。路上にもゲリラ的に生鮮食品を売る屋台やら、人やらが出現している。近所のおばさんが既にガリガリ買い物中。朝9時から夕食の買出しするのかな〜? それとも、昼ごはんの買出し? どっちにしても早い気がするんだけど。

そして屋台の横を通り過ぎるバイクの群れと、それを気にせず飯をかっこむおっさん達の図。後ろに見える緑は孔子廟。

大龍街朝2.jpg

まあ、どーってことない台北の朝の風景。だけど、こういう風景が私は一番好き。蒸し暑い空気とバイクの騒音と屋台の匂い。ふわっと思い出して、今すぐにでも行きたくなる。

大龍街は生活圏の中にある通りなので、そこにいる人達も近所の住民。「よそ行き」じゃない台北の顔が朝から満喫できて、研究員Aはとても気に入った。でも、ベビーカーでの移動はちょっと大変だったなー。

posted by 研究員A at 00:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行・観 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月15日

MRT石牌駅の「漢番界碑」

いろいろあって、なぜかMRT石牌駅(の、駅前広場のような場所)に長くとどまることになった、9月の「出張」2日目。二度目の「金桔檸檬」を飲みつつ、広場にすわって周囲を見渡す。この石牌駅前の広場、結構広くて、ゆったりしたスペースです。検索したら、以前こんなこともやっていたらしい。そのくらい広いということが、わかっていただけるでしょうか?



さてこの石牌駅前の広場で、このときようやく存在に気づいたのが、大きな石碑。
shipai2.jpg

この石碑、1999年に移設されているみたいだけど、この説明だけでは今いちよくわからず、うーんとなるものの、ふとみるとさらにもう一つ看板を発見。
shipai1.jpg

要するに、「18世紀のある時期(当時台湾はまだ清の支配下)、漢民族と先住民族の間の対立が先鋭化してきた」 → 「漢民族の集落と、先住民族の集落の境界になるものとして、石碑が建てられた」、とのこと。それがこの石碑=「漢番界碑」らしい。ただ、この石牌駅の場所にもともとあった石碑というわけではなく、1935年にここにあった派出所で保管されるようになったものが、1999年にこうして改めて石碑として建てられたという経緯だとか。

若林正丈『台湾』(ちくま新書、2001年:amazon)には、次のような記述があります。

17世紀末、台湾を版図に入れた清朝は、対岸から台湾への移住制限策をとったが、台湾内に入ってしまった漢族については、先住民族地域の立ち入りを制限する政策をとった。いわゆる「画界封山」(先住民族地域との境界を画して漢族の先住民族の地域への入山を禁止する)政策である。これは、台湾移住制限策と同様実効は少なく、……清朝は漢族開拓領域の拡大の後を追いかけるようにして行政範囲を拡大していき、……最終的には山地の先住民族をも次第に統治の対象としようとするに至ったのである。(pp.31-32)

つまり、漢族と先住民族の集落を境界線で区切るという発想自体が、漢族の社会的な優位性が確立されていく中で、次第に曖昧になっていったということのようです。このあたり、周婉窈『図説 台湾の歴史』(平凡社、2007年:amazon)の第6章でより詳しく書いてあります。

石牌駅に立つ石碑も、「境界」という形で漢民族と先住民族の平和共存を意味するというよりも、むしろ過渡期的な状態の痕跡であって、間もなく漢民族の拡大に至ることを予兆として示していたものだといえそうです。『図説 台湾の歴史』でも、「少し経つとこれらの境界線は消えてしまい、清朝政府は幾度となく新しく境界線を修正することになる」(p.81)と述べて、短期間のうちに先住民族が土地を失い漢民族の手に落ちていった過程が描かれています。だからこそ、この石碑も早々に出番を失って、ただ保管されるだけの長い期間を経て、ようやくこうして建てられるようになったということなのかも。

石碑の土台部分に「促進族群和平」という言葉がみられるけど、形式的なお題目ではなく、その背後にはいろいろ歴史的な経緯や背景があるようです。もっとも、当日現場では、ここまで考えることなどできず、予定外に長くなった石牌滞在を終えて、次にどこに行こうかを考えることで頭は一杯だったけど。

タグ:石牌 台湾 台北
posted by 研究員B at 01:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行・観 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月02日

台北の自転車乗り

自転車が好きだ好きだと言い続けてきた研究員A。過去にも「台北でレンタサイクル」シリーズ(12)やジャイアントストア二子玉川訪問記などのエントリを書いてきたが、やはり今回の出張でも自転車に目が行った。せっかくだから、研究員Aが目にした台北のチャリライダーを列記してみる。以下、実際に目にした人々ばかりです。

1. 上から下までばっちりウェアで固めたサイクリスト。単身だったり、2人連れだったりする。基本的に、スクーターに混じって車道をロードバイクでかっとばしているのだが(!?)、臨機応変に歩道も利用。あの津波のようなスクーターや乱暴な運転をする車に囲まれながらも、それをすいすい交わして走る技術はすごいなあ、と感嘆。でも見てるとはらはらする。

2. カジュアルだけどおしゃれなお姉さん。走りよりもデザイン性に力点を置いた街乗り自転車で、歩道をすいーっと走っていくのとすれ違った。これからお仕事に行きます、という感じ。

3. 短パン・肌着Tシャツのいかにも台客風のおっちゃんが、かっこいーマウンテンバイクで歩道をぷらーっと走っていた。ちょっと朝食を買いに、という感じ。

4. 今回泊まったホテルは、下層階が一般住居になっている造り。一度、自転車ごとエレベーターに乗り込んでこようとする住民と鉢合わせした。30代くらいのお兄さん。緩めのサイクリストウェアで、ロードバイクと一緒。平日朝だったので、これから仕事に行くのかしら。しかし、マイバイクは4階までエレベーターで運んで自宅に入れておくのね…。狭いだろうに、大変だ。

5. 津波のようなバイクの中を、ゆったーり走るママチャリ?自転車。そして、その自転車の後ろにくっついているのは……屋台!自転車ブームとは無縁に、こういう自転車の利用法は以前からあったなあ、と思い返す。しかしこれもまた、危なくないのか、と見ていてはらはら。

こんな感じで、本当に色んな種類の人が色んなスタイルで自転車に乗っているのに出くわした。やっぱり自転車ブームなのかなあ。もしかしたら、台北から段差が消えた(詳しくはこちらを参照)ことも、大きいのかもしれない。以前のような段差地獄では、歩道を自転車で走るとか到底無理だったもの。

他にも歩道にとめてある山のようなスクーターの間にちょこんと自転車が泊まっていたり、わりに本格的な自転車を扱うショップが街中にできていたり、というのを目撃した。「ブーム」を超えて、じわじわ台北の生活の中に、自転車は浸透しつつあるのかもしれない。
posted by 研究員A at 00:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行・観 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする