2011年03月22日

全國原住民運動會

3月26日から、台東で「中華民國100年全國原住民運動會」公式サイトFacebook)というイベントが開かれるそうです。今回はこれについてご紹介。

「原住民運動会」って何?と思う人も多いと思いますが、このイベント、文字通りに、台湾の「原住民」(先住民族)のスポーツ大会です。あれこれ検索してみると、もともとは「台灣省原住民運動會」という名称で開催されていたものだそうで、1994年(民國83年)に第1回が行われたそうです。1998年(民國87年)に第4回が行われた後、翌年の1999年(民國88年)から行政院體育委員會の主催による「全國原住民運動會」という名称になり、それ以降隔年で3月に開催される形に定まり、現在に至るようです。台湾には、隔年で開催される「全國運動會」(全運會)という、日本の国体みたいなスポーツ大会があるそうで、それの原住民版という感じかもしれません。

スポーツの分野で活躍する原住民の人たちは少なくないけど、こんなイベントが定期的に開催されているとは知りませんでした。開催が迫り、ニュースでも取り上げられています。

民視「原住民運動會 3/26登場」


コマーシャルもあります。


大会キャラクターも! いのししの「阿歷」! キャラクターのデザインと背景説明はこちら。上記公式Facebookにはこれの着ぐるみの写真あり。元のイラストとやや印象が違う気が…。

大会テーマソングも! これは今年つくられたものではなく、何回目かとは関係ない共通テーマソングのようです。作詞・作曲は李泰祥という方(wikipedia)。この人がどんな人かがわかる日本語の記事がみつかったので、リンクしておきます。こちら


で、この大会、どんな種目があるのかと思って公式サイトをみると、以下のようなリストが。

田徑 籃球 棒球 柔道 拔河 健力 路跑 負重接力 原住民舞蹈 傳統摔角 傳統射箭 慢速壘球 槌球

一目でわかるもの・予想がつくものもあるけど、字だけだと???となるものもあるので、ざっと調べてみると……

「田徑」は陸上競技のことだそうです。高さや距離を競う種目(「田賽」)と、タイムを競う種目(「徑賽」)をまとめて言う表現なのだとか。「籃球」(バスケットボール)、「棒球」(野球)はわかりやすいかと。「柔道」はそのまま。

「拔河」は何のことかと思ったら「綱引き」とは! 「健力」は重量上げ、「路跑」はマラソンとのこと。「負重接力」は、重い荷物を背負って運ぶ競争みたいです。

「原住民舞蹈」も種目にあるのは興味深い。観てみたいかも。

「傳統摔角」は、相撲みたいなもの? 「傳統射箭」はアーチェリー(ただし「傳統」)。「慢速壘球」は、ソフトボール。ただし「慢速」というのはスローピッチということだそうです(スローピッチのソフトボールって何?という方はこのwikipediaを。私も知りませんでした)。「槌球」はゲートボール。というわけで、なかなか幅広いです。

――と、ここまで調べた後になって、大会キャラクターの阿歷が各種目をやっているイラストロゴがあることに気づく。最初からこれを見ればよかったのか。うう。→ 00年全國原住民運動會各單項LOGO圖案


というわけで、なんだか結構本格的な企画のようです。綱引きとか観客としてみるだけでも結構盛り上がりそう。もしも今週末に台東方面に行かれる方がいらしたら、ぜひご検討を。

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2011年02月16日

電音三太子のコンテスト

今回は、先週末(2月13日)に台南で開催された、あるイベントをご紹介。何があったのかというと、「第二屆全國電音三太子競技擂台賽」。つまり、「電音三太子」の全台湾コンテストです。「電音三太子」って何?という方は、まず以前のエントリをご覧あれ。

台南の新營太子宮(Facebook)で開催されたのは、「哪吒太子FUN電文化藝術節」というイベント。その中の一つとして、この電音三太子のコンテストも開催されたとのこと。

全部で20組が参加したというこのイベントですが、新營太子宮のブログによると、賞金は以下のとおり。1位は10万元! 結構もらえるんですね。

(1). 第二屆電音三太子競技擂台賽第一名:冠軍錦標旗1面、獎金10萬元、獎狀1紙、獎盃1座。
(2). 第二屆電音三太子競技擂台賽第二名:獎金5萬元、獎狀1紙、獎盃1座。
(3). 第二屆電音三太子競技擂台賽第三名:獎金3萬元、獎狀1紙、獎盃1座。
(4). 服裝表現獎:頒發獎金2萬元、獎牌及榮譽頭旗各一面。
(5). 最佳默契獎:頒發獎金2萬元、獎牌及榮譽頭旗各一面。
(6). 表現創意獎:頒發獎金2萬元、獎牌及榮譽頭旗各一面。
(7). 最佳潛力獎:頒發獎金2萬元、獎牌及榮譽頭旗各一面。
(8). 哪吒太子奬每名獎金1.5萬元
(9). 最佳人氣獎:由現場遊客票選,人氣指數最高者,將可獲得獎金3萬元、獎牌1面。
第一名隊伍若獲邀演出行經新營太子宮,新營太子宮將免費提供住宿,及專人引導並將主神奉請入主殿。


イベント来場者も、ただ観るだけではなくて、20組の中でどの電音三太子がよかったのかを投票することができるそうです。

このイベントでは、通常の電音三太子に比べて、おもしろい格好のものがたくさん登場したようです。迷彩服とかサングラスとか、ギターを持っていたりとか、手袋をしていたりとか、らしからぬ格好のものが続々。踊る音楽も、「保庇」など多様だったみたいです。

というわけで、ニュース動画をいくつか貼り付けておきます。ご関心のある方は、イベントを見に行った人が撮影した動画がたくさんYoutubeにアップされているので、そちらもどうぞ。

中時電子報「電音三太子台南競技 曲目服裝保密到家」


台視「電音三太子尬場樂團搞怪登場」


公視「高雄燈會開幕 環港煙火全國首見」
後半(50秒以降)で紹介されています。空から登場!


ところで、イベントの参加者も観るだけではなくて投票できると上で書いたけど、聯合報の記事(「電音三太子爭冠 票選可摸大獎」)には、「前往觀賞的民眾,現場可參加投票,選出最佳人氣的參賽隊伍,並有機會摸彩獲得42吋液晶電視、腳踏車等獎品。」とあります。イベント参加者は、42インチ液晶テレビや自転車などの賞品が当たる福引もあるってことですよね。そっちの方も白熱しそう???

タグ:電音三太子
posted by 研究員B at 03:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行・観 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月13日

紐約紐約の解体

昨年9月の出張ネタです。

新光三越信義店フードコートの小南門豆花でおやつを食べた後、ぷらぷらと移動している途中に、紐約紐約の解体現場に出くわす。

紐約紐約(New York New York)って、わりに早い時期に信義区にできたショッピングセンター。できたてだった頃は、間違いなく台湾のおしゃれスポットの最先端。だから、ドラマのロケ地としても、よく使われていた。研究員Aは、やっぱり『流星花園』のロケ地として印象に残っている。ただこちら、お店としてはそんなに魅力がないな、と以前に一度訪れた時の印象。新光三越ができ、101ができ、周囲に次々と新しいお店が増える中、段々と輝きを失っていってるのかしら、という感じがした。

その紐約紐約が閉店するとの噂を目にしたのは、去年の夏頃だったと思う。気になって色々と検索したが、うまく情報が見つからず。改装のための一時的閉店なのか、完全閉店なのか、どっちかな、と確信が持てないままになっていた。

そして、そんな情報もすっかり忘れたまま出かけた昨年9月の台湾。ぷらぷらと歩く私の目に飛び込んできたのは、閉店セールの垂れ幕もそのままに、内部取り壊しが進む紐約紐約の姿。わ、やっぱり本当に閉店したんだ。取り壊すんだ。実感して、急にものすごく寂しくなった自分に、ちょっとびっくりする。

今ではそれなりの「ブーム」となった台湾ドラマ。その先駆けとなった『流星花園』に、私も心奪われた一人。あのべたべたの少女漫画的世界観、コテコテなノリ…。何でかしらと思いながら、自分でも不思議なくらい夢中になって見た。

当然のことだが、ドラマは終わる。出演者や製作者はそれぞれビッグになり、私は『流星花園』以外にも心奪われるものを、台湾でいっぱい見つけてきた。ブログまで始めた。気づけば『流星花園』を見てから、ずいぶん時間が経っていた。でも多分、『流星花園』に夢中になった想いは、今でもちゃんとどこかで生きている。台湾のどこかに行けば、同じようにそれに会える。私はそう思っていたのだろう。

普通に考えれば「たかが」ドラマ。「たかが」ロケ地。でも、それを見て感じた自分の想いというのは、いつまでたっても「ほんとのこと」。ストーリーは架空のものでも、そこで体験した自分の想いは本物。だからこそ「たかが」ロケ地がなくなってしまうだけで、こんなにも切なくなるのだろう。自分の大事なものが永遠に失われてしまったような気がして。

もちろん私は台北で暮らしているわけではない。そこで商売しているわけでもない。外側から観察して、気が向いたところだけ旅して、都合よく台北を消費するだけの観光客にすぎない。そんな人間が、なくなるショッピングセンターに対してあれこれ言うことは、傲慢なことなんじゃないだろうか。都合のよいことなんじゃないだろうか。そんなことも、一方で強く思う。

台湾を語るブログをやっていると、時々、不安になることがある。自分は都合よく他者を眺めてはいないか。美味しい所だけをつまみ食いして、大事な所から目を背けてはいないか。結局は「外の人」として、異質なものを享受しているだけなんじゃないか。紐約紐約の解体を見て、ショックを受ける自分。それを眺めながら、冷たく突っ込みを入れる自分。ちょっと混乱しながら、色んなことを考えてしまった。


なんだか本日は、異様に感傷的な内容になってしまって、スミマセン。ちなみに、紐約紐約、台湾wikipediaによると完全に閉店・取り壊しというわけではなく、改装して別経営母体によって運営されるとのこと。ロケ地の面影はなくなりそうですが、紐約紐約自体は存続するみたいです。新しくなった紐約紐約、次回訪問時にでもチェックしてこようかな。(で、またブログネタにする)。

posted by 研究員A at 00:35 | Comment(1) | TrackBack(0) | 旅行・観 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月18日

「電気設備」ボックスのかわゆいペインティング

台湾出張中に気づいたこと。

道端に時々かわゆい箱がある。

電気設備.jpg

けっこうでかい。横幅は、研究員Aが2人並んだくらい。縦は、研究員A(身長172cm)の胸のあたりまで。

何だろう? と思ってよく見たら「電氣設備」の文字。

電気設備7.jpg

どうも中に電気設備が入っているらしい。日本だと灰色とか白のボックスに入っているヤツだね。それが一々ペインティングしてあるのか。かわゆい。

しかも、ご丁寧に場所によって柄が違う。

電気設備3.jpg

研究員Aが気づいたのは全部「花」だった。花博の宣伝かしら? と思ったのだけど、そういうわけでもないらしい。「台湾+電気設備」でGoogleを画像検索すると、いくつか写真が出てくる。変なキャラものあり、風景画あり、海洋生物あり。気をつけて探してみると、面白いものが見つかりそう。

しっかし、どうして電気設備に一々ペインティングをしようと思いついたのかしら? それなりに手がかかっていそうなのだけど。誰か専門の絵師がいるんだろうか。

大したことではないけど、何となく気になる。どなたか由来をご存じの方いらしたら、ご教示ください。

posted by 研究員A at 00:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行・観 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月07日

中山エリアのおしゃれストリート

台北之家」から「mogu」へとぷらぷら裏道を歩いていた時の話の続き。

車は走れるけど路駐がいっぱい。歩道がないからベビーカー押してるとちょっと怖いけど、あんまり車は来ないなー、というごく普通の台湾の裏通りであるこちら。歩いていると、昨日のエントリで書いた「地球樹」以外にも、気になる店が次々と現れる。狭い階段を上ったところにあるギャラリーとか(所長(3歳)+ベビーカー持参だったので入れず)、古着から靴、本、CDまで何でもusedのものを扱うお店とか(こちら)、雑貨屋さんとか、異様におしゃれな感じのレストランとか、パイナップルケーキで賞を取ったらしい可愛いケーキ屋さんとか。

看板だけでも、こんなに可愛いお店もあった。何の店だったんだろう。

中山street看板.jpg

何だか一々覗き込みたくなるようなおしゃれでカワイイ小さなお店が続々現れるのである。本当に何てことない台北の裏道なのに。南に2本隔てたとこには南京西路があるのに。

極めつけはこちら。道沿いの壁に写真がコラージュされている!

中山street壁.jpg

繰り返すようだが、あくまでフツーの台北の裏道である。ぽこぽことおっしゃれーなお店が出現するものの、基調は「台北」。あのビルがごちゃっと並ぶ、車が無法地帯すれすれに路駐しまくる台北の裏道。そこにぽこっとこういう写真コラージュした壁が出現するのだ。このさり気ない感じって、乙女心を揺さぶりませんか? 研究員Aのなけなしの乙女心は激しく揺さぶられました。

中山エリアはおしゃれと聞いていたが、そしてだからこそちょっと敬遠していたが、私の想像していた「おしゃれ」とそこに実際にある「おしゃれ」は良い意味で違ったみたい。イケイケでも、ベタベタでも、押しつけがましくもなく、それぞれが自分なりの「おしゃれ」をひっそり追求している感じ。それをさり気なく匂わせて、人を誘う感じ。最先端の台湾の「おしゃれ」は、私が考えていたよりもずっとずっと洗練されているみたい。

数百メートルの短いストリートだったけど、なんだか今まで知らなかった台湾のイカした部分を見た気がして、眼が覚めるような思いがした。予想外だったのであまりじっくりと見て回れなかったけど、次回はもう少し腰を据えて一店一店覗いてみたいなあ。所長(3歳)の許可が降りたら、の話だけど…。(多分、いやきっと下りない(涙))。

posted by 研究員A at 23:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行・観 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする