2011年10月13日

2011年9月にツイートした新刊情報 書籍編

twitterで毎週末つぶやいている新刊情報。ちょっと遅くなりましたが、9月分をまとめました。今日は書籍編です。

1. 『aruco 台北』
「旅好き女子のためのプチぼうけん応援ガイド」の第二版出ました。データは2011年5月のもの。


2. 『台湾の歩き方 2012-13』
『地球の歩き方』のムック版。「パワスポ台湾で弾丸チャージ」とか表紙にでかでかと書いてあると、やっぱり気になりますな。


3. 西澤泰彦『植民地建築紀行――満洲・朝鮮・台湾を歩く』
歴史だけでなく、建築様式と建築技術の解説もありとのこと。これは、欲し〜い!


4. 日台関係研究会編『辛亥革命100年と日本』
楊合義「台湾時代の中華民国」、渡辺耕治「戦後台湾国際関係史」、浅野和生「辛亥革命百年の台湾と日本」掲載。


5. 山路勝彦編著『日本の人類学――植民地主義、異文化研究、学術調査の歴史』
宮岡真央子「台湾原住民族研究の継承と展開」掲載。


6. 洪紹洋『台湾造船公司の研究――植民地工業化と技術移転(1919-1977)』
うおぉ。なんというか、すごい!


7. 簡月真『台湾に渡った日本語の現在――リンガフランカとしての姿』
「旧統治領で習得された日本語がどう変化したか。台湾で共通語(リンガフランカ)として使われる日本語の言語的特徴、変容プロセスを究明」だって。面白そう!


8. 池田雅之・大場静枝編著『国際化の中のことばと文化』
滝澤雅彦 「麗しの島、台湾の3年間」掲載。


9. 酒井亨『台湾人には、ご用心!――愛しているから全部、書く』
帯に「世界一日本びいきな人達の素顔に迫る」とあり。でもってこの表紙。何というか、戦略上手だよねー。


10. 黄文雄『トンデモ大国・中国を知らねば日本の復興はない』
「中国と台湾の違いを通してみる日本再興へのシナリオ。巻末に「台湾をまるごと知る一章」収録」だそうです。うむむ。


11. 税理士法人トーマツ編『アジア諸国の税法』
第7版。「アジア主要11ヵ国・地域の租税制度を現地駐在の経験者が詳細に解説」だそうで、台湾ものってます。原則として2011年3月末(韓国のみ2010年10月末)時点の各国の法令に基づいて解説だって。必要な人には役に立ちそうですな。


12. 朝元照雄『台湾の経済発展――キャッチアップ型ハイテク産業の形成過程』
「なぜ台湾は中所得国の罠や産業の空洞化に陥らないで産業の高度化を推進できたか」を解明する本だそうです。


13. 清水教惠・朴光駿編著 『よくわかる社会福祉の歴史』
台湾の社会福祉についても紹介しているそうです。


雑誌はまた次回やります。

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2011年09月21日

『大誌雜誌 THE BIG ISSUE TAIWAN』を買った

さて、引き続き台北滞在中の当研究所一同(+α)。今回もまた小ネタを。

雑誌ビッグイシューといえば、ホームレスなどの状況にある販売者の人が、ストリートで販売する雑誌。日本の場合、売り上げの約半分が販売者の収入になり、それが自分の住まいを持たない人々を支援することにつながる、というわけです。

その台湾版、『大誌雜誌 THE BIG ISSUE TAIWAN』(台湾版ビッグイシュー)については、以前詳細なエントリを書いたけど、そのときに書いたとおり、以前台湾でこれを買ったのは、光點台北のそばの、たまたま入ったある店で見かけたから。つまり、ストリートで売られているのを直接買ったわけではありませんでした。

ところが今回、そのときと近い場所ですが、台北MRT中山駅の出口付近を歩いていて、「台北牛乳大王」に(今回もまた)入ろうとしていたとき。ちょうど交差点のところに、「THE BIG ISSUE」と書かれたウェアを着た販売者の人を発見!

この販売者の方、ちょうど昼時だったせいもあってか、思いっきり弁当をかきこんで食べているところでした。ぱっと見たところ、手元に雑誌もなし。でも研究員Aに急遽「一冊買いたいんですけど」的な中国語の緊急指導を受け、いざその販売者の人のもとへ。

「こんにちは、一冊ほしいんですが」(大意)と声をかけると、販売者のおじさん、慌てて弁当を食べるのを中断。「いいよいいよ、あっちにあるんだ」と言って、少し離れた場所に置いてあった荷物のもとへ。かばんを開けて最新号(2011年9月号:表紙はたかぎなおこ)を出してくれ、100元札と交換。でもそれと同時に、ビッグイシューについて書かれたチラシも1枚渡され、そこに載っている前号の表紙の彭于晏(エディ・ポン)を指さし、勢いよく「この帥哥の号もどうだ?」(大意・予想)と売り込まれる(笑)。「え、あるの?」と返すと「あるある」とかばんをさらに開けて出してくる。で、結局その号も買ってしまった(笑)。

かくして、1年前にはじめて買った時以来の、台湾版ビッグイシューをストリートで販売者の人から直接買う、という野望(?)はめでたく実現できました。めったに買えない雑誌なので、こういう機会にバックナンバーも買うこと自体は別に不満も後悔もないのですが、しかしもう一冊を売り込まれることになるとは予想外でした(!)。日本でもビッグイシューを買うことはときどきあるし、その時に「古い号ってありますか?」とたずねて、手持ちのバックナンバーを見せてもらうということは何度もやっています。でも、販売者の人から「もう一冊どう?」と積極的に売り込まれたことは、日本ではこれまで一度もありませんでした!

というわけで、ビッグイシューの販売みたいなことでも、台湾と日本の違いがにじんでいて、興味深かったというお話でした。まあ、これに限らず、台湾のストリートでやっている商売は、大半が基本的に自ら売り込んでいくものですが…。

posted by 研究員B at 02:33 | Comment(2) | TrackBack(0) | 本・雑誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月06日

2011年8月にツイートした新刊情報 雑誌編

昨日に続いて、twitterで毎週土曜につぶやいている台湾関係新刊書案内まとめ・2011年8月分。今日は雑誌編です。

1. 『中国語ジャーナル』9月号
特集インタビューが、ウィルバー・パン(潘瑋柏)とウェン・シェンハオ(温昇豪)!表紙もウィルバーですな。

【追記 2011年9月7日】
直子さまよりこの号掲載のウェン・シェンハオ(温昇豪)インタビューには、「結婚って、幸せですか」のネタバレがあるので要注意との情報を頂きました。よりによって、ラストシーンについてだそうです。今見ている方、これから見る予定の方はお気をつけて!直子さま、情報ありがとうございました!!
中国語ジャーナル 2011年 09月号 [雑誌] [雑誌] / アルク (刊)

2. 『A-Bloom』8月号
第1特集、ジェリー・イェン。第2、アーロン&ウーズン。第3、VANNESS。第4、ジェイ・チョウ。などなど華流情報ぎっちり。しかし、表紙のジェリーは何とかならんものか…。
A-Bloom(エー・ブルーム)2011年FLIX08月号増刊 [雑誌] / ビジネス社 (刊)

3. 『SCREEN』10月号
話題の映画『レイン・オブ・アサシン』について、ちらっと載ってるみたいです。バービー姉さん、結婚後も頑張ってるね〜。
SCREEN (スクリーン) 2011年 10月号 [雑誌] [雑誌] / 近代映画社 (刊)

4. 『NYLON JAPAN』9月号
「世界のおしゃれSNAP大特集」に台湾の女の子達も登場!これは見たいでしょ。
NYLON JAPAN (ナイロンジャパン) 2011年 09月号 [雑誌] [雑誌] / トランスメディア (刊)

5. 『cafe-sweets』 vol.126
特集が「お茶カフェで、一服」。中国茶カフェもいくつかとりあげられています。
cafe-sweets (カフェ-スイーツ) vol.126 (柴田書店MOOK) [ムック] / 柴田書店 (刊)

6. 『ミセス』9月号
「ユリさんから教えてもらった松永家の台湾風家庭料理<夏編>」掲載。
ミセス 2011年 09月号 [雑誌] [雑誌] / 文化出版局 (刊)

7. 『COTTON TIME』9月号
「海外手芸レポート in 台湾 国際縫・藝術生活展に出展しました!」という記事あり。
COTTON TIME (コットン タイム) 2011年 09月号 [雑誌] [雑誌] / 主婦と生活社 (刊)

8. 『山と渓谷』 9月号
「台湾溯渓のタスキをつなぐ 大崙渓」という記事あり。
山と渓谷 2011年 09月号 [雑誌] [雑誌] / 山と溪谷社 (刊)

9. 『BIRDER』9月号
唐沢孝一「お隣の国“台湾・金門島”の鳥を愉しむ」という記事あり。金門島でバードウォッチングとか素敵!
BIRDER (バーダー) 2011年 09月号 [雑誌] [雑誌] / 文一総合出版 (刊)

10. 『さつき研究』9月号
礒部繁男「海外レポート台湾編 手入れの行き届いた大型盆栽に感動」掲載。あの暑さで盆栽って、手入れが大変じゃないのか?
さつき研究 2011年 09月号 [雑誌] [雑誌] / 栃の葉書房 (刊)

11. 『月刊 日本』9月号
林建良「李登輝起訴の背景に何があるのか」掲載。
月刊 日本 2011年 09月号 [雑誌] [雑誌] / ケイアンドケイプレス (刊)

毎回思うことですが、ほんっとに色々ありますな…。
タグ:新刊 雑誌 台湾
posted by 研究員A at 23:11 | Comment(2) | TrackBack(0) | 本・雑誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月05日

2011年8月にツイートした新刊情報 書籍編

しばらくお休みしていたこの企画。久しぶりに復活します。twitterで毎週土曜につぶやいている台湾関係新刊書案内まとめ・2011年8月分。今日は書籍編。

1. 『歩く台北 2011〜2012』
出ました新刊!2011年7月現在データ!これから行く人(=自分)は即買いでしょ。
歩く台北 2011~2012 [地図] / 下川裕治, メディアポルタ (編集); キョーハンブックス (刊)

2. 青木由香『奇怪ねー台湾』
とうとう出ました、日本版!ついでにご結婚、おめでとうございます!
奇怪ねー台湾 [単行本(ソフトカバー)] / 青木由香 (著); 黄碧君 (翻訳); 東洋出版 (刊)

3. 喜国雅彦『本棚探偵の生還』
古本を巡るエッセイ集。台北が舞台の話が収録されているらしい。大変気になる。
本棚探偵の生還 [単行本] / 喜国 雅彦 (著); 双葉社 (刊)

4. 森田勇造『写真で見るアジアの少数民族 1 東アジア編』
「中国・台湾で暮らす、様々な民族の生活文化を貴重な写真で紹介する」そうです。
写真で見るアジアの少数民族〈1〉東アジア編 [単行本] / 森田 勇造 (著); 三和書籍 (刊)

5. 『経済発展と民主革命 1975-1990年(岩波講座 東アジア近現代通史 第9巻)』
若林正丈「「中華民国台湾化」の展開」掲載。この巻、大御所がいっぱい書いてて目次がすごいことになってる。ちょっと恐い…。
経済発展と民主革命 1975-1990年 (岩波講座 東アジア近現代通史 第9巻) [単行本] / 和田 春樹, 後藤 乾一, 木畑 洋一, 山室 信一, 趙 景達, 中野 聡, 川島 真 (編集); 岩波書店 (刊)

6. 町野朔・山本輝之・辰井聡子編『移植医療のこれから』
李茂生「台湾における臓器移植の光と陰」掲載。
移植医療のこれから (総合叢書12) [単行本] / 町野 朔, 山本 輝之, 辰井 聡子 (編集); 信山社 (刊)

7. 『新しい世界―鴻鴻詩集 (台湾現代詩人シリーズ) 』
「台湾現代詩人シリーズ」の一冊。しみじみすごいシリーズだなあ。
新しい世界―鴻鴻詩集 (台湾現代詩人シリーズ) [単行本] / 鴻 鴻 (著); 鴻 鴻 (原著); 三木 直大 (翻訳); 思潮社 (刊)

8. 『あなたに告げた―陳育虹詩集 (台湾現代詩人シリーズ) 』
これも「台湾現代詩人シリーズ」。日本で一体、何冊売れるんだろう…?
あなたに告げた―陳育虹詩集 (台湾現代詩人シリーズ) [単行本] / 陳 育虹 (著); 陳 育虹 (原著); 佐藤 普美子 (翻訳); 思潮社 (刊)

9. 前半が台湾ニューシネマから電影新時代、後半がドキュメンタリーに関して。ううむ、気になる。
台湾映画表象の現在―可視と不可視のあいだ [単行本] / 星野 幸代 (編さん); あるむ (刊)

10. 中華圏の小学校の漢字教育の実態を調査・研究した本。大陸がメインだけど台北も調査対象。確かに小学1年生は繁体字をどうやって覚えてるんだろう?
中国の漢字教育―小学校一、二年で千八百字を学ぶ子どもたち [単行本] / 加藤 幸次 (著);...

11. 台湾で難民化した沖縄の疎開者達がいかにして生還してきたのか、体験談と資料で解き明かした本だそうです。
台湾疎開―「琉球難民」の1年11ヵ月 (やいま文庫 10) [単行本] / 松田 良孝 (著)...

明日は雑誌編やります。

posted by 研究員A at 23:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | 本・雑誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月10日

山田やすよ『台湾夜市を食べつくす!』

お久しぶりです。研究員Aです。なんかあまりに久しぶりすぎて、ブログの書き方を忘れてしまった。でもいいや。今日は、本の紹介するよ〜。

さて、本日紹介するのは、山田やすよ 『台湾夜市を食べつくす!』(産業編集センター、2010年)。新刊ではないけど、最近になってやっとちゃんと読んだ本。そして、「これって台湾旅行に行く人は参考になるんじゃない?」と思った本。だって世間は夏休み! 夏休みと言えば旅行! 旅行と言えば台湾! そして台湾と言えば……夜市!! そうこの本、一冊まるごと夜市。台湾だったら別に珍しくないけど、日本で出版された本としては画期的でしょー。

一冊まるごと、だけあって夜市の紹介内容も超充実。台北だけでも士林、華西街、饒河街、臨江街、公館、師大の6つが紹介されている。それ以外にも廟口(基隆)、逢甲(台中)、花園(台南)、六合(高雄)、墾丁、星期天(台東)、南濱公園(花蓮)と地方夜市の紹介も充実。まあ王道と言えば王道のラインナップ。でも繰り返すようだが、これは日本の本だよ。日本語のガイドブックとしては、これだけ夜市を取りそろえて紹介してくれるのってすごいじゃないだろうか。紹介されても旅行者には回りきれないし!(笑)

でも、夜市の写真がいっぱいあるってだけで、研究員Aはわくわくしてくる方。なかなか行けない地方夜市の遠景写真とか、「うわぁ、こんな感じなんだあ。すごーい。絶対いつか行こ〜」と夢が膨らむ。食べ物の写真を見ると、「あー、こういうのあるよねー」「うわ、これ何?」と一々盛り上がる。行きかう人達の姿を見るだけで、あの音を、匂いを、空気を思い出して、今すぐ飛んで行きたくなる。

何より、この本で一番すごいっ!!! と思ったのは、上記13夜市のマップを掲載していること! 正直、この手の屋台マップは行ってみると店が閉店してたり、移動してたり、お休みだったりして、実質的には役に立たないことが多い。が、それでもなお! それでもなおだよ! マップって概観をつかむのには便利だし、眺めているだけでその夜市の雰囲気が分かったりする。大まかに、こっちに行くとゲームでこっちは食べ物だな、とか。全体的に○○系の食べ物が強い夜市なんだな、とか。その中でも絶対に外せない店はここなんだな、とか。夜市ってごちゃごちゃしてて飲みこまれて押し流されて、「あれ、何だっけ?」で終わってしまう事も多い。だからこそ、事前にこの手のマップで概観を掴んでおくのは有効。もしあなたが「地図が読める人」であれば、だけど。(研究員Bは超方向音痴なので、こういう発想がまったく効果なし)。

合間合間にのっているエッセイは、既に台湾オタクの域に達しつつある研究員Aにとっては、あまり新味なし。でも、台湾初心者の方にとっては良い情報が、コンパクトにまとまっていると思う。文章のタッチについては、研究員Aは微妙にテイストがあわなかった。でも、これは本当に好みだと思う。逆に、文章が「ちょっと苦手かな」と思った研究員Aも、写真とマップだけで「この本、買いかも」と思ったのだから、それはそれでやっぱり見る所のある本なんだと思う。

日本ではまだまだ珍しい夜市特化本。夜市フリークの方なら必見。そうでもなくても手にとって、地方夜市の様子を眺めたりするのは、とても面白いと思う。キーワード「夜市」に反応する方は、何はともあれ一度は手に取ってみましょー。

台湾夜市を食べつくす! (私のとっておき) [単行本(ソフトカバー)] / 山田やすよ (著); 産業編集センター (刊)

【追記 2011年8月29日】
melmanさまから、「現地で使ったけれども、地図がどっち向きか判断できず分かりにくい」というコメントを頂きました。現地で使う予定の方は、お気をつけください! melmanさま、情報提供ありがとうございました。
posted by 研究員A at 00:23 | Comment(2) | TrackBack(0) | 本・雑誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする