2012年09月13日

所長(4歳)が挑戦、変身写真!その5

所長(4歳)が挑戦、変身写真!その5――班尼頓廣告風格寫真

2012年3月、所長(当時4歳)が変身写真に挑戦したシリーズの最終回。繰り返しですが、場所は班尼頓廣告風格寫真(ベネトンフォトグラフィー:台北市中山區一江街43號1樓:公式サイト公式ブログ)。撮影からめでたく完成品が届くまでの一部始終は、前回までのエントリ(その1その2その3その4)をご覧あれ。

さて、ここまでの4回は研究員Aが書いてきたわけだけど、最後の今回は視点を変えて、研究員Bの感想と所長の感想をご紹介。

まず、研究員Bの、今回の変身写真撮影に付き添った感想を2つほど。

その1。「動きの中の子どもの写真が撮れた!」のはよかった。

子どもの写真をプロに撮ってもらうというと、「着飾ってちょこんとすわって、はいポーズ」という感じの写真がつい思い浮かぶ。でも、(これは今回行ったベネトンだけの特徴ではないかもしれないけど)そういうタイプの写真は一切なく、積極的に子どもを動かして撮影するのが印象的だった。

子どもは動くので、自分で撮影しようとしても、ぶれてしまったりしてなかなか難しい。特に、いい表情をするのは一瞬だったりもするので、そういうのを撮るのはとっても大変。なので、「動きの中の自然な表情」を撮るのは、なかなか(別に撮るのがうまくもない)素人の親には難しいのだけど、今回はそういう写真が撮れたので、とてもよかった。止まっているときの写真もあるけど、動きながらなので不自然さがなく、プロに任せてこそのものが撮れたのは個人的に満足。

その2。変身写真そのものとは関係ないけど、ベネトンのスタッフの仕事ぶりを見ることができたのはよかった。

これもベネトンだけのことなのかどうかわからないけど、ベネトンでとっても印象的だったのは、大勢の若いスタッフがみな楽しそうに仕事をしていたこと。日本でアラフォーのおじさんをやっていると、こんなに若いスタッフがたくさんいて熱心に働いている風景を見る機会はそうそうない(!)。でもここのスタッフ、別に全員が全員笑顔いっぱいというわけではないけど、なんというか楽しげなのだ。お客さん向けにやっているというよりも、彼ら・彼女ら自身もそれなりに楽しみながら、普通にリラックスしてやっている感じだったので、とても雰囲気がよかった(所長の緊張がほぐれていったのも、この雰囲気の効果は大きかった気がする)。Aの書いた文章からも、そのことはうかがえると思う。

もちろん、広くてゆったり…というスタジオでは別になかったし、舞台裏ではいろいろ苦労もあるのだろうけど、何はともあれあの場ではとてもいい「気」が流れている感じがあった。だから横で見ていてもおもしろかったし、楽しかった。そういうのを「台湾的」とまとめてしまうのは好みではないけど、気持ちのよい時間を過ごせたのは確か。よかったです。


ところで、この旅行中、所長(当時4歳)は日本から落書きノートを持っていっていたのですが、変身写真撮影の後、日記気分で感想をノートに書いています。正確には、全部自分で書くのではなく、所長が話すのをAとBが代わりに書くという「口述筆記」でしたが。保育園で誕生日とかに「お父さんとお母さんからもメッセージを」などと書かされることが多いので、そのノリで、AとBにも書けと所長が言うのに従い、AとBの感想もついています。ノートにはA・所長・Bの順序で書いてあるので、そのまま以下に再現します。

きょうは しょちょうちゃんが おしゃしんを とりました。とっても かわいい ふくを きて とりました。すっごく すっごく かわいかったよ。 A

きょうは へんしんしゃしんが とっても たのしかったです。きょうは しんかんせんの なかで おひるねを してしまいました。たいなんに きたら あっつくなって しまいました。 しょちょう

きょうは しょちょうちゃんの しゃしんを とった おにいさんと えいごで おはなししました。おにいさんは 「あーだ」さん という なまえ です。あせを ながして いっしょうけんめい しょちょうちゃんの しゃしんを とってくれたので かんしん しました。 B


というわけで、長々続いた所長の変身写真挑戦のお話、今回でおしまいです。子どもの変身写真撮影にチャレンジしようかという方の、参考に……なるのかな? いろんな意味で貴重な経験ができました。親バカも多々ありましたが、なにとぞご容赦を。

posted by 研究員B at 00:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行:遊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月11日

所長(4歳)が挑戦、変身写真!その4

所長(4歳)が挑戦、変身写真!その4――班尼頓廣告風格寫真

2012年3月、所長(当時4歳)が果敢にも、変身写真に挑戦。場所は班尼頓廣告風格寫真(ベネトンフォトグラフィー:台北市中山區一江街43號1樓:公式サイト公式ブログ)。何だかんだあったけど撮影も写真選びも無事終わり、一同、満足してベネトンを後にした、というのが前回までのお話(その1その2その3)。

その一ヵ月後。日本に戻って日常生活を送るおきらく研に、小さな小包が届いた。ぶさかわいいキャラクターのシールが貼ってあり、開ける前にくすっと笑ってしまう。

ベネトン1.jpg

箱を開けるとミニアルバムとデータの入ったCD-ROM。アルバムは10cm×15cmくらいのサイズで、思ったよりしっかりとした作り。親族との食事会とかママ友会にちょっと持っていって話のネタにするには、ちょうど良い感じ。

肝心の写真だけど、頑張って撮った+選んだだけあって、どれもほんとに!ほんとに!可愛い。そりゃもう見ていて幸せになる感じ。あまりに可愛いので、ちょっとだけ皆様にもおすそ分け。小さめですが、許してください。

「キュート」のスタイルで撮った写真。最初の最初にスタジオで撮った写真なので、まだ表情は固い。でも、写真としての全体のバランスが良く、カメラマンさんは一押し。

shocho1.JPG

「プリンセス」のスタイルで撮った写真。そう、噂の白雪姫。これは屋外で撮ったもので、すごく柔らかい感じに仕上がった。屋外で撮った写真は良いものが多かったので、またすることがあったら、ぜひ屋外は入れたいなー。

shocho2.JPG

「クール」のスタイルで撮った写真。最後に撮ったので、良い表情が一番たくさんあった。衣装の感じとかもすごく良かったし、ベネトンはこのジャンルに強いのかも、と思ったり。

shocho3.JPG

とまあ、こんな感じで12枚。いや、なかなか楽しめますよ。改めて、素敵な写真を撮ってくれたカメラマンの阿達さんとヘアメイクのモモさんに感謝!

というわけで、もしこのエントリを見て「子どもに変身写真をさせてみよう!」と思われた方に、いくつか気がついた点を。

1. 撮影は平日の朝一がお勧め。肉体的にも精神的にも重労働のこの仕事、カメラマンさんも二人目、三人目になるとそれなりに疲れてくるのではないかと推測。それでなくても、時間が経つにつれ他のお客さんが増えてきて、スタジオがわさわさしてくる。子供も朝の方が調子は良いだろうから、がっつり午前中に写真を撮って、お昼を食べてお昼寝、というスケジュールが望ましい気がする。

2. 写真選びは気力・体力万全な状態でのぞむべし。いや、ほんとにこれが一番大変なので。あと、子供は確実に飽きるので、おもちゃとか絵本とか気を紛らわせるものを持っていくと良いかも。近くに公園があるので、手が余っていたらそこで遊ばせるのもあり。そういえば、写真選びをする部屋はすっごくクーラーがきいていて寒かったので、寒がりな人は羽織りものとかもあったほうがいいかも。

3. ベネトンは、衣装選びをゆっくりする雰囲気ではないので、そこにこだわりたい人は×。でも、子供相手の場合、二着出してどっち? というベネトン式の方がさっさと進むので良いかも、と思った。(たくさんのドレスから「どれがいい?」と選ばせると、ものすごい時間がかかることは目に見えているから)。

他のお客さんを見ていると、乳児がスイカ?の着ぐるみみたいなものを来て撮ってるケースとか、男の子二人+両親が白の結婚式っぽい衣装で家族写真を撮ってるケースとか、いろいろ。一枚だけならおきらく研3人で撮って見るのも面白いかな、と思い始めた研究員A。でも研究員Bは「僕はいいです」って言うんだよね…。

posted by 研究員A at 23:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行:遊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月10日

所長(4歳)が挑戦、変身写真!その3

所長(4歳)が挑戦、変身写真!その3――班尼頓廣告風格寫真

2012年3月、班尼頓廣告風格寫真(ベネトンフォトグラフィー:台北市中山區一江街43號1樓:公式サイト公式ブログ)で、無事に変身写真を撮り終えた所長(当時4歳)。色々あったけど、結果としては大満足でベネトンを後にした。というまでが、前回のお話(その1その2)。今日は、その後の写真選びの話。

変身写真を撮り終えた後、そのまま台北駅に直行して台南に向かったおきらく研一同。二泊三日の台南滞在を終え、台北に戻ってホテルに荷物を置くと、まず向かったのがベネトン。予約時間は午後6時。最終的にアルバムに入れる写真を選びに行く。

この時、所長が申し込んでいたプランは、衣装メイクが2パターン、写真12枚でミニアルバム+データの入ったCDで3,990元というベネトンで一番安いコース。でもサービスで衣装メイクは3パターン撮ってもらった。さあ、どんな写真ができているかな。わくわく。

受付で名をつげると、パソコンの前に案内された。担当の女性スタッフは英語も日本語もほとんど話せず、中国語での会話がメインになった。しかし「ご飯食べてきた? まだなの? 大丈夫? 写真選びは時間がかかるわよ〜」という言葉が何を意味するか、この時の研究員Aはまだ分かっていなかった…。

さてパソコンをお姉さんが操作すると所長の写真が現れた。うおー、可愛い! すっごい可愛い! 思わず歓声をあげる研究員A。所長も横で目を輝かせている。しかしファイル一覧の画面に切り替わった時、研究員Aは青ざめた。そこには無数の所長の写真。その数、200枚くらいあっただろうか。こ、この中から12枚選ぶの? め、眩暈が…。

でもここまで来たら、やるしかない。簡単に操作の説明を聞いた後、研究員Aがマウスを握り、いらない写真を削除していく。最後までいったら初めからもう一度。次に研究員Bがマウスを握り、また初めから。

3回見通したところで、既に30分経過。パソコンにはまだ120枚くらいの所長の写真がある。「どうしよう…?」という気分になったところで、タイミング良くスタッフのお姉さん登場。そして「まあぁ、まだこんなにあるわねえ。どうしましょう?」と大げさに驚いてみせる。そして、始まったのが営業トーク。○元プラスすると、写真○枚+データ○枚をもらえる。更に○元プラスすると、写真○枚+データ○枚に増える。○元払って、すべての写真とデータを入手する方法もある。と、4パターンくらいの説明。もちろん、当初の予定よりはるかに高額。お姉さんは強烈に売り込んでくるが、「考えます」を繰り返していたら、「じゃあ、また後で来るわね」と爽やかに立ち去った。ここで嫌な顔をしないのは好印象。

お姉さんがいなくなると、また作業開始。次は似た感じの写真を並べて、ベストなもの以外を削除。どうしても残したい写真を決めて、それと似た感じのものを削除。という風にアプローチを変えながら、写真を減らしていく。ものすごく神経を使う作業で研究員二人は必死だが、所長はさすがに飽きてくる。「夜市にいきたあい」「つまらないぃ」とぐずりはじめた。だけど研究員二人で相談しながら決めたいので、遊びに連れ出すわけにもいかない。なだめたりすかしたりしながら、作業は続く。

残り50枚くらいになった頃、再びお姉さん登場。にこやかに笑いながら「どう、決まった? どのプランにする?」と、先ほど提示した高額プラン四つを研究員二人に差し出す。選びつかれてへとへとのところに、悪魔の囁き。でも、力を振り絞り「……最初に申し込んだ追加なしのプラン」と研究員Aがぼそりと答えると、「あはは」とお姉さんは明るく笑った。「分かったわ。私の名前はアイビー。終わったら私を呼んでちょうだい」と言って、からりと去っていった。営業はこれできれいさっぱり終了。追加オプションを断ったからといって、その後、嫌な態度をされることもまったくなかった。この辺は、本当にお見事。ベネトンへの好感度がまた上がる。

その後も四苦八苦は続き、すべての写真を選び終わったのは8時近く。「ご飯食べてないの? 大丈夫?」という最初のお姉さんの言葉の意味が、ここでようやく分かる。先ほどのお姉さんの名を告げると、下っ端ぽいスタッフが出てきて、配送の手続きなどをしてくれた。到着までは二ヶ月という説明を受けている最中に、先ほど強烈に営業をしていたアイビー姐さん登場。「一ヶ月で大丈夫よ」と後ろから言ってくれた。「それなら、この子の誕生日にちょうど間に合うから、プレゼントにいいね」と研究員Aが言うと、「わあ、それは良かった!」と大喜びするスタッフの二人。追加オプションの営業を断ったのに、こんなに喜んでくれるなんて何て良い人たちなんだ。

結局、支払ったのは当初申し込んだ通りの3,990元+送料800元。この基本料金では利益は上がらないんだろな、とちょっと申し訳なく思う。そのくらい充実感のある体験だった。

というわけで、その日本に帰国して一ヵ月後、待ちに待った完成品が到着。その出来やいかに!? というところで次回に続く。ちらっと完成品もお見せする予定ですので、お楽しみに!

posted by 研究員A at 23:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行:遊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月09日

所長(4歳)が挑戦、変身写真!その2

所長(4歳)が挑戦、変身写真!その2――班尼頓廣告風格寫真

2012年3月、七五三の写真を撮るかわりに、台湾で変身写真を撮ることになった所長(当時4歳)。班尼頓廣告風格寫真(ベネトンフォトグラフィー:台北市中山區一江街43號1樓:公式サイト公式ブログ)で、日本語が上手なヘアメイクさんと一緒に、衣装を選んで、メイクをしてもらって、いざ撮影へ! というところまでが、前回の話。今日は、撮影について。

さて変身写真を撮るにあたり、研究員Aは危惧していたことがあった。それは、所長がかなりの人見知り・場所見知りであること。知らない人に話しかけられようものなら、研究員Aの後ろにさっと隠れる。そして、睨みつける。そんな所長が、知らない場所で、知らない人に写真を撮ってもらうことができるのか? 本人は「大丈夫! 所長、がんばるんだから!」と言うけど、心配でカメラマンさんに相談してみる。するとカメラマンさんは笑って「子供はみんなそうですよ。遊びながらやりますから、大丈夫。遊んでいれば、自然な表情が撮れますからね」と言う。頼もしい。

さて、いよいよメイクルームからスタジオへ移動。最初に入ったスタジオは、ちょっと暗くて、後ろにスクリーンがあるいかにも「スタジオ」っぽい場所。怖気づく所長にお構いなしに、カメラマンさんはテンション高く「ショッチョー、ショッチョー!」と変なアクセントで名を呼び、ちょっかいを出す。楽しそうというより不快そうな所長。ヘアメイクさんは、カメラマンさんの指示で小物を所長に渡したり、セットを変えたり、しゃぼん玉を吹いたり、大忙し。合間合間に「かわいいね〜」「おもしろいね〜」と、所長をおだてる。それでも微妙な表情の所長に、研究員Aも研究員Bも一緒になっておだてる。大人が集まって何やってるんだか。傍から見たら異様な光景。

スタジオの撮影を10分程度やったところで、唐突に「はい、じゃ次」とカメラマンさんの指示。スタジオの横にはかわいらしいセットがいくつかあって、今度はそっちに移動。小さな家や、野原や、バイクがあるこちらのセットは、ままごとプレーパークのような雰囲気があり、所長の目も輝く。小さな階段を上ったり、バスタブに入ってふわふわのコットンを放り投げたりしているうちに、段々楽しくなってきたらしい。表情がどんどんほぐれてきた。「じゃあ、そろそろプリンセスの撮影に移ろうか」とカメラマンさんが声をかけた頃には、最初の緊張はまったくなくなっていた。

メイクルームへいったん撤収すると、またドレス選びから。どれが良い? と写真を見せると、よりによって白雪姫の服を指差す所長。普通のドレスにしようよ、と研究員Aは頭を抱えるが、ここは本人の希望を優先。それでも一着目の時は研究員Aと一緒じゃないと絶対に嫌だと言った着替えを、ヘアメイクさんと二人でやりに行くという快挙。しかも、着替えを終えたら意外に似合っている。「これが似合うはず」みたいな決め付けを大人が勝手にしちゃいけないなあ、とちょっと反省したりする。

二度目の撮影は、最初よりスムーズ。5分ちょっとでセットを移動し、新しい小物を出し、という調子なので、すごく展開が早い。子供にしてみると次々新しいおもちゃが出てくるようなものだから、楽しくて仕方がないわけだ。この時の撮影では、屋外にも少し出た。風船を持って店の前を全力疾走したり、裏手にある別スタジオ併設の小さな庭で撮ったり。屋外の写真は空気感が違うので、ちょっとだけでも入れてくれるのはすごく嬉しい。

白雪姫の撮影の後、所長はまだまだ元気だったのでサービスの三着目の撮影へ。テーマはクール。黒が基調のパンク風? ロック風? の衣装を二つ持って現れたヘアメイクさん、「どっちが良い?」と所長に選ばせる。所長が選んだのは研究員A的には絶対ナシの方だったが、もうここで口を挟まない。実際、着てみたらすごく似合うのだから、研究員Aの考えることなんて大した意味はないのさ。

三着目になってくると、所長も慣れたもの。カメラマンさんとヘアメイクさんの指示を聞いて次々とポーズを決める。2時間前、こんな所長の姿を想像できただろうか。いや、できない。あまりの変化に、深く心打たれる研究員Aと研究員B。あの所長をここまで乗せるなんて、プロっていうのは本当に、本当にすごいもんだ。カメラマンさんと、ヘアメイクさんの力量に心底脱帽する思いで撮影を見守る。

撮影がすべて終わったのは、午後1時のちょっと前。店に着いたのが午前10時だから、3時間程度かかったことになる。衣装を脱いで、いつものTシャツ姿に戻った所長に「何色が好き? ピンク? じゃあ、これあげるね」と撮影に使った風船を一つ手渡してくれたヘアメイクさん。ありがとう。本当にありがとう。3時間だけでも、こんなに所長を大切にしてくれて。

最後にカメラマンさんにもお礼。所長にちょっかい出しながら、テンション高く撮影を続けていた彼は、涼しいスタジオの中で一人汗だくだった。それなのに、休憩時間であるはずのメイクタイムに、照明係の男性と二人でわざわざ所長を見に来てくれた。そして、すごく優しい目でにこにこと所長を見守ってくれていた。商売を超えて、所長を心から大切にしてくれている感じに、研究員Aはすごく心を打たれた。

自分の中ではまったくぴんと来ない存在だった変身写真。はまる人が多い理由が、なんだか分かったような気がする。所長にとって、それは夢のように楽しく充実した時間だったと思う。研究員Aにとっても、自分の知らない所長の姿を見られて、すごく楽しかった。同時に、自分がどれだけ「所長は○○なはず」という思い込みで所長を縛っていたかに気付かされる、と言う意味で、貴重な体験だった。

しかし、変身写真の話はここで終わらない。本当の修羅場はこの後に待っていた。というわけで、「所長(4歳)が挑戦、変身写真!その3 地獄の写真選び編」に続く(笑)。

posted by 研究員A at 22:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行:遊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月07日

所長(4歳)が挑戦、変身写真!その1

所長(4歳)が挑戦、変身写真!その1――班尼頓廣告風格寫真

ある朝、所長(当時4歳)が呟いた。「ねえ、所長はいつ七五三するの?」

所長の視線の先には、七五三写真の宣伝がでかでかと載ったチラシ。どうも、保育園のクラスメートが七五三で写真を撮ったことを聞き、羨ましくなったらしい。しかし、おきらく研は写真館で写真を撮る習慣なし。敢えてあのイベントに高いお金を払う気もなし。適当にごまかしてその場をしのいだが、その後も七五三のチラシを見るたびに「Kちゃんも七五三したんだって」「Mちゃんもお写真撮ったって言ってた」と訴え続ける。たいへん粘り強い。ちょっと辟易してきた頃に、ふと研究員Aは思いついた。そうだ、台湾には変身写真というものがあるじゃないか。どうせなら、台湾で所長に変身写真とらせてネタにしちゃえ!

研究員Aは写真を撮られるのが嫌いである。だから、自分で変身写真に挑戦する気は一切ない。でも、どういうものかちょっとだけ興味があって、覗いてみたいなーという下心もあった。それに以前、Rieさんのブログで子供が変身写真を撮ったというエントリを見て、これはちょっといいかも、と引っかかっていたのだ。

そんなわけで、早速、旅旅台北の変身写真館一覧のページをチェック。親子写真の扱いがあるところなら子供の服もあるだろう、と一つ一つ写真館のオリジナルサイトを探して見てみた。子供を扱っていても形式ばった「家族写真」みたいなのが多い中、残ったのは、愛麗絲寶貝寫真館(スタジオアリス)とRieさんもお勧めしている班尼頓廣告風格寫真(ベネトンフォトグラフィー:台北市中山區一江街43號1樓:公式サイト公式ブログ)。

前者は言うまでもなく、日本のスタジオアリスの支店。子供写真に関して恐るべき蓄積とノウハウがあり、「やっぱり子供写真をとるならここでしょ」という空気が漂う。だが、だがしかし!「アリスで七五三」というお決まりのコースが嫌で台湾に行くのに、ここで妥協していいのか? いや、いかんだろ。後者は正直未知数なところがあったけど、ネタを求めてこっちに挑戦だ! ということで、旅旅台北を通して予約をした。

2012年3月、台湾到着翌日の朝、開店時間にやってきたベネトン。松江南京駅から歩いてすぐ。来たことのないエリアなので、ちょっとどきどきしながら歩いていたら、いきなりファンシーな感じの建物が出現。

ベネトン.jpg

受付で名前を告げると、やってきたのはヘアメイクのお姉さん。大阪に留学したことがあるとのことで、とっても日本語が上手。おしゃべりも弾む中、一旦外へ出て隣の建物の地下にあるスタジオへと移動する。スタジオの入り口には暗証番号で解除する形式のドアがあるが、これは「子供の安全のため」とのことで番号は形式的なもの。でもこういうところに気を使ってくれているのはポイントが高いぞ、と最初から好印象。

地下のスタジオに降りると、今度は男性のカメラマンさんに紹介された。カメラマンさんは日本語はダメだが、英語ができる。研究員Aも研究員Bも実は中国語よりも英語が得意だったりするので、これにはとっても助かった。ここで、カメラマンさんからの提案。申し込んだコースではメイク衣装数が2パターンということだったが、もし所長のご機嫌が良ければ3パターン目もサービスで撮るよ、とのこと。もちろん断る理由もなく、承諾。

というわけで、ソファに座り、スタイリストさんとどういう雰囲気の写真を撮るかの相談。六つくらいある選択肢の中から、キュート、プリンセス、クールを選んでみる。だけど、これがそれぞれ何を意味するのか、研究員Aも研究員Bもよく分かっているわけではない。

まずはキュートの撮影から、というわけでドレス選び。ヘアメイクさんが写真を持ってきて、「どんな感じのが良い?」と聞くが、正直、よく分からない。うーん、と困っていると「何色が好き?」との質問。「ピンクだよね?」と研究員Aが聞くと、こくりとうなずく所長。それを聞いたヘアメイクさんはどこかへ消え、しばらくすると二つピンクのドレスを持って現れた。

ヘアメイクさん「どっちがいい?」
研究員A「こっちじゃない〜?」

勝手に選ぶ研究員A。所長も反論せず、ドレスが決まる。ここで更衣室に行って着替え、だが、人見知りの所長はヘアメイクさんと二人で行くことを断固拒否。せまーい更衣室に研究員Aも入って、ぎゅうぎゅうになりながら着替えをする。着替えが終わったら、靴がまたいくつか出現し、適当にあわせてコーディネート完成。この辺の小物に関しては、ほとんどヘアメイクさん主導。

次にヘアメイク。椅子を高くしてもらい、メイク用の大きな鏡に向かった所長はちょっと嬉しそう。そこにまたアクセサリー類がじゃんじゃん出てきて、とっかひっかえつけていき、コーディネート完成。要所要所で「どっちがいい?」と聞いてくれるので、所長も無言で気に入った方を指差して意思表示。無理強いされている感なく、しかしスピーディーに準備が進んでいく。最後に少しだけ顔に粉をはたき、髪をセットして完了。やー、若い子は肌がきれいだからこの行程が短くて良いね。

できあがった所長は、ショッキングピンクのタンクトップにふわっふわのベビーピンクのスカート。大振りなアクセサリーにお花のカチューシャまでつけ、安めのAKB48のような出で立ち。こんな所長、当然見たことがないけれど、これが意外に似合っていて可愛い。本人もドレスアップ? した自分の姿に、かなりご満悦。だけど、ここからが本番。実は、超! 人見知り+場所見知りの所長。果たしてカメラの前で笑えるのか!? 「子供が変身写真」という試みは成功するのか!? というわけで、次回に続く。

posted by 研究員A at 23:42 | Comment(2) | TrackBack(0) | 旅行:遊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする