2010年10月23日

台灣豬腳節(台湾豚足フェスティバル)

台湾観光協会・東京事務所でもらってきた『台湾観光月刊』508号をみていて、「台湾各地の行事予定」というページにたどりつき、「いろんなイベントやってるなあ」と思っていたら、目に飛び込んできたのが――「2010台湾豚足節」

豚足節! 電影節(映画祭)とかならわかるし、あと牛肉麺節(牛肉麺フェスティバル)もあるのは知ってるけど、豚足節?? なんかすごそうな予感が、と思い、台湾豚足節(正確には「台灣豬腳節」=台湾豚足フェスティバル)のオフィシャルサイトをみてみました。

パソコンの設定のせいか?いきなり轟音でテーマソング「豬腳丟丟銅」が轟く。その脱力ソング(すいません:この歌についてはまた追って)の強烈さにびっくり。

この「2010台湾豚足節」ですが、豚足は台湾の伝統的な食文化のひとつであり、これをもっと多くの人に伝えるべく、特に台湾の若い世代や外国人に台湾の伝統や文化をアピールするべく、始められた企画とのこと。曾永權(台湾の国会にあたる立法院の副院長)という政治家が旗振り役のようです。台湾南部の観光プロモーションという意図もないわけではないようで、台湾で人気が続く自転車旅行となぜか結び付けようとしていたり(!?)もしています。

具体的な内容は、豚足の店のネット上での人気投票、豚足料理のコンテスト、ライブイベント(もう終わってしまったみたい)など。豚足みやげの人気投票もあるみたい。またサイトには、以前のエントリでもとりあげた「豬腳麵線」と厄落としについても、説明が載っていました。

というわけで、とても南部的なイベントのようです。開催期間が10月30日までらしいので、当初はもっといろいろ企画があったのかもしれませんが、ユニークなイベントでおもしろいです。


テレビニュースでの報道(民視新聞):


脱力感あふれる台灣豬腳節テーマソング「豬腳丟丟銅」


Focus Taiwanでのビデオニュースでの紹介。英語。
"Taiwan's love of pork knuckles"


しかし検索しても、見事なまでにこのイベントは日本語ではほとんど紹介されていないですね。気になる!

posted by 研究員B at 02:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | 食べ物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月28日

豬腳麵線

今回はまた、先日の台湾「出張」とは離れた話題を。

先週、インドの観光名所で過激派が発砲する事件があり、台湾からの観光客が負傷したというニュースがありました。

共同通信「印、発砲で台湾観光客2人けが 最大級モスク付近」

実は、負傷したのは台湾の観光客ではなく、台湾のテレビ番組「食尚玩家」の撮影スタッフの2人でした。「食尚玩家」といえば、以前当ブログでも紹介した台湾のグルメ情報番組で、研究員AもBもお気に入りの番組。現場には司会役のレポーター・莎莎もいたのですが、彼女は無事。負傷した2人も、幸い命に別状はありませんでした。

「食尚玩家」をよく観ていることもあって、これを知ったときは本当にびっくりしたのですが、今回の本題はこの事件そのものとは別の話を。

事件後数日経って、莎莎や負傷したスタッフの1人などが台湾に帰国したときのニュース映像を見ていて、気になることがありました。莎莎の母親(この方は本当は一般人ですが、ときどきなぜか番組にも登場し、莎莎と一緒に旅をしたり食べ歩いていたりします)が出迎えたのですが、娘との抱擁の後に、莎媽が突如「豬腳麵線」(豚足のせ素麺、といえばいい?)を盛った皿を出してきて、莎莎やスタッフたちに食べさせているシーンが映っていました。

民視新聞のもの。38秒とか47秒のあたり。


もっとはっきりその様子がわかるのは、こちら(元は蘋果日報のもの)。21秒のあたりから。


なぜいきなり豬腳麵線を? と思ったのですが、どうも豬腳麵線には厄払いの料理という意味があるらしく、災難にあった人が食べるもののようです。(ただし、中文wikipediaには、「常用於祝賀祝壽,尤其是在閏月時給長輩祝壽,也用在災難過後去去霉氣之用」とあるので、厄払いだけではないようです。誕生日や長寿を祝うときに食べることも多いみたい)

また、莎莎たちも麺をひとまとまりになっている状態のままパクッと食べていて、負傷したスタッフが食べるときも「噛み切らないで」と莎媽は言っていたのも気になりました。上でちょっと書いた、長寿とかと関係があるのかも。

ちなみに、なぜ豬腳麵線が厄払いの意味をもつのかについては、理由を説明しているページを見つけたけど、信頼度は不明。識者の情報を求む。

で、実際探してみると、確かに台湾の皆さんは意味があるタイミングで豬腳麵線を食べています。

例1:ドラマ「夜市人生」のワンシーン。何があったのかはわからないけど、冒頭早々から、「真的好好吃、平安無事」と言いながら豬腳麵線を食べています。


例2:タレント陳美鳳。4月に国道で土砂崩れがあって車が埋まってしまう事故があったのですが、車で走行中だった彼女はぎりぎりで難を逃れたようです。まさに豬腳麵線の出番。1分01秒あたりから。


なお、莎莎と莎媽はその後、空港からすぐに行天宮に行ってお参りをしたとのこと。即座にそういう行動をとる点は、これも台湾的といえば台湾的かも。
posted by 研究員B at 02:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | 食べ物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする