2011年01月25日

自分の名前が変更可能な社会・台湾

全然知らなかったのですが、たまたま見たニュースで初めて知ったことをご紹介。

何かというと、「台湾では自分の名前を変更(改名)することができる」(!)ということです。2つほど、ニュースへのリンクを。

台視新聞「每年12萬人改名 女比男愛改 女迷信愛改名 為運勢感情而改」

聯合報「每年12萬人改名 女比男愛改」

前者のニュース映像を貼り付けておきます。


政府の統計資料(2008〜2009年のデータ)によると、台湾では1年に12万人が改名していて、女性の方が改名する人が多いそうです(男性は5万2000人、女性は6万6000人)。

改名については、「姓名條例」という法律で定められていて、それによると、一生の間に2回改名することができるそうです。ただし未成年のときに1度目の改名をした場合は、2度目の改名は成年になってからでなければならないとか。ただし同じ県・市内に同姓同名の人がいる場合は回数の制限がないなど、細部はいろいろあるようですが。手続きは役所(戶政事務所)に届け出ればいいようで、開運・運気好転や事業成功を祈って改名するケースが多いみたいです。

そうなんだ、知らなかった! という感じ。実名を変えるって、日本だと想像を絶することかと思いますが、こんな規模の人数が行うくらい、一般性のあることのようです。例えば、プロ野球の日本ハムファイターズ在籍の台湾人・陽岱鋼選手は、もともとは陽仲壽という名前だったのを、いまいち選手としてブレイクできないので改名したのだとか。また、聯合報の記事には相当に変わった名前に改名した例も紹介されていますが、1度目の機会で改名し、2度目の機会で「やっぱり親がつけてくれた名前が一番」と思い直して元に戻すというケースもあるそうです。うーん。

イングリッシュネームやさまざまなニックネームなどもあふれる台湾のことを考えると、日本では多くの人が、名前って「正しいものがただ一つだけあって、もう一切動かせない」という風に考えている気がします。もしかしたら、もう少し柔軟に考えてもいいのかも、とちょっと思ったり。

タグ:台湾 改名
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2011年01月23日

台湾のゴミ収集

当研究所一同は、台湾に行ったことはそれなりの回数あるけど、残念ながらまだ住んだことはありません。今回のネタは、住んでいる人にとってはとっても重要で切実な話ですが、観光客だとなかなか気づかないことについて。何かというと、「ゴミの収集」。

実は台湾では、日本のようにゴミを収集場所にまとめて出しておいて、ゴミ収集車がそこにやってきて集めていく、という形ではありません。反対に、ゴミ収集車がやってくると、みんながゴミを持ってくる、という形です。

地域や時期などによって異なると思いますが、おおむね毎日、決まった時間(普通は夜だと思っているのですが、いかがでしょう)に音楽(「エリーゼのために」または「乙女の祈り」)を結構大きいボリュームで鳴らしながら、ゴミ収集車がやってくるのが始まりです。こんな感じ。



大体時間が決まっているので、既にゴミをもって待っている人もいますが、ゴミ収集車が来ると、わらわらとゴミを持った近隣住民が集まってきます。ゴミ収集車は、ちゃんと止まることもあれば、人が歩いて追いつくぐらいのスピードでじわじわ進むときもあり。

で、ポイントは、住民それぞれが自らゴミを収集車に投げ込みます。ゴミ収集の人もいるので、その人に手渡すこともあり。袋に入れてもってくる人もいますが、ゴミが多い場合は台車やショッピングカーを使って運んでくる人も。様子がよくわかる動画はこちら。



どちらの動画も、後ろに続いて資源回収の白いトラックが来ているのがわかります。こちらは毎日とはいかないようですが、週数回は来ているみたいです。分別その他、台湾のゴミ収集の詳しいことは、検索すれば台湾在住者のブログがたくさん見つかるので、そちらの記述をどうぞ。おそらく多少地域によって違うこともあるのでは。

もともと、(なぜか)台湾のゴミ収集がこういうやり方だというのは知識として知ってはいたのですが、観光客として滞在しているだけだと、ゴミ収集の場面に直接出くわすことはなかなかありませんでした。ある日、台湾滞在中に夜の道を研究員Aと歩いていると(所長着任前です)、普通のおじさんやおばさんや若い人などが、ゴミの袋をもって道路沿いになんとなく集まっているのを発見。「これだ!」と思ってちょっと待っていると、かなり大きな音の音楽が聞こえてきて――めでたく(?)収集車にめぐりあえました。そして上の動画のような風景が繰り広げられ、ついに生で観ることができた!と微妙に盛り上がった(!)のを覚えています。

みなさん、ゴミ収集車にゴミを投げ込むのが、さりげないけど大変上手だったのが印象的でした。結構大きいゴミ袋だと、なかなか難しいのではないかと思ったりするのですが。経験者の方々、どうなんでしょうか。

というわけで、最後は「ゴミ収集車」というタイトルの歌を。そう、五月天の「垃圾車」です。台湾のゴミ収集車のメロディーを踏まえているわけですね。台湾語の響きをお楽しみあれ。



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2010年11月23日

百歳の日本女性が苗栗の小学校を訪問

台湾で日本の話題は本当に幅広く報道・紹介されています。毎日いろんな話題が取り上げられていますが、今回ご紹介するのは、たまたま検索して見つかった話題。大きなニュースではないけど、台湾と日本の間には、こんな話題もあるのだということでご紹介します。

いくつかのメディアで記事になっていますが、冒頭の聯合報のページは動画も見ることができるようになっています。

聯合報「日人瑞重遊建功 國小「當年20歲!」」

中國時報「日籍人瑞回母校 勾起任教印象」

中央社「日籍人瑞訪台 回憶任教時光」

沖縄から鎮西春江さんという百歳の女性が台湾にやってきて、苗栗市の建功國小を訪問したというニュースです。この女性は、80年前にこの小学校(正確には、その前身の苗栗第1公學校)で音楽の教員をしていたそうです。学校の様子が大きく変わっていることに驚いていたとのこと。

台湾で教員をされていた方でご存命の方はそれなりにいらっしゃると思うのですが、このお年で教えていた学校をめでたく訪ねることができたというのは、あまりない話かもしれません。聯合報の記事の中では、

鎮西春江表示,她最近在沖繩街上吃到苗栗人炒的米粉,與老闆娘清水順子談起來,很驕傲「我在苗栗教過書!」勾起難忘的回憶。

なんてエピソードも書いてあります。沖縄では苗栗出身の人がビーフン売ってるんだ。いいなあ、食べたいなあなどと本題とは関係なく思ってしまいました(!)。

聯合報のページの動画をみると、建功國小の子どもたちが、歓迎の意を込めてダンスを披露しています。音楽は王心凌の「愛你」。なるほどあれが定番になってるのか、などと、これも本題とは関係なく思ったり。

ネットで検索する限り、日本では報道されていないようです。大きなニュースでは決してないかもしれないけど、それなら偶然とはいえせっかく見かけたことだし、ご参考までにご紹介。

タグ:台湾
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2010年10月08日

ユニクロが台湾で第1号店をオープン

今日はずっと続いてきた圓山商旅会館についてのシリーズの、「おまけの一言」でも書こうかと思っていたのだけど、日本でも台湾でも大いに話題になっているニュースがあるので、そっちにします。それは何かというと、「ユニクロが台湾で第1号店をオープンした」という話題。

柳井正会長が台湾に行って記者会見までやったこともあって、この話題は日本のメディアでも随分取り上げられています。いくつかご紹介。

ユニクロが出したプレスリリース(共同通信PRワイヤー)「〜待望のユニクロ台湾一号店がいよいよオープン〜「ユニクロ 統一阪急百貨 台北店」10月7日10時半オープン」

↑開店前日に出たもの。オープンを記念しての特別記念価格商品の詳細や、「1500TWD以上お買い上げのお客様に、オープン記念トートバッグを先着3万名にプレゼント」を実施することなど、日本語で読めるのは楽。

朝日新聞「ユニクロ、台湾でも始動 1号店開業、2500人が行列」

↑なぜ台湾への出店が遅れたのかについてふれている記事。そのあたりについてより詳細には、柳井会長の記者会見を丁寧に紹介している次のページが参考になる。

NNA.ASIA「ユニクロ1号店がオープン:出店ペースどの国よりも速い」

NHKも報道しています。動画あり。

NHKニュース「ユニクロ 台湾に1号店開店」


さて次に、台湾の側から。
ユニクロ開店前の台湾の人たちの期待感を紹介したのが、次の記事。全体をどこまで代表している意見なのかはよくわからないけど。

サーチナ「【台湾ブログ】若者たちが注目!台湾ユニクロ本日オープン」


さて、実際の様子ですが、とにかく大行列だったようです。いくつか写真をみているだけでもそごそうだと思いましたが、動画でみると一層すごいものがあります。






無名小站でちょっと検索するだけでも、行列の様子から「戦利品」まで載せているものが見つかります。これとか、これとか、これとか、これ


以上のように、とにかく今日のユニクロはすごかったようなのですが、下の記事によると、同じ統一阪急に入っている「SAMANTHA THAVASA」やミスタードーナッツなども繁盛していたようです。

華視「統一阪急開幕 日本香奈兒SAMANTHA 2小時業績破百萬」


一ヶ月ほど前にこのあたりはうろうろしたので、まだ覆われていたあのときのことを思うと、一変したという印象です。そりゃそうですが。
ここまでたくさんの人が来ると、この勢い、いつまでも続くといいんですけどね。ちょっと心配。

posted by 研究員B at 00:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | 生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月01日

昼寝といえば台湾(?)

連日暑くてふらふらな当研究所一同。この暑さだと、所長(3歳)だけでなく研究員2名もエアコンのきいた部屋で昼寝をしたくなる。

ところで、昼寝といえば台湾。小学校から高校まで、昼食後に昼寝の時間が設けられている。布団を敷いて寝るわけではないけど、机に突っ伏してみんな30分ほど眠るのが習慣。小学校などでは枕を持参をすることもあるとか。



これは「自由参加」ではなくて、学校の場合全員やらないといけないため、眠くない子も渋々?目をつぶるとのこと。ただ、このページ(PDF)によると、「外で遊びたい盛りの中学生や高校生にとっては苦痛に感じられるときもあるようである」。まあそうかもね。でも最近の東京みたいなあっつい日は、昼寝できるのはいいと思うけどな、ともう若くない身としては思う。

この昼食後の昼寝の習慣、別に学生に限ったことではない。普通の会社でも、全員義務とはいかないまでも、昼寝する人は少なくない。台北ナビでも、台湾21でも、大人の昼寝の風景が紹介されている。後者によると、
昼食がすんだ12時半ごろになるとオフィスの電気が消えるところも少なくありません。そんな時に仕事をしていると「もう、うるさいよ!」と言われてしまいます。電気を消すのは「昼寝」をするためで、パソコンのキーボードの音がうるさくて寝られないというわけです。
この記述からも、いかに昼寝が公認されているかがわかるかと。以前紹介した、下川裕治責任編集『もっと好きになっちゃった台湾』にも、「台湾のお昼寝事情:「お昼寝せんで、よう働くわ〜」という冷ややかな視線」という記事が載っています(pp.36-7)。日系など外資系企業には昼寝の習慣がなく、それが現地社員にどう受け取られているかについても、ちらっと書かれています。

今回検索して、台北の日本人学校が、現地校との相互交流活動として、中学生の「一日交換留学」というのをやった記録(PDF)を見つけたけど、台北日本人学校は昼食の後に清掃をやる時間割になっているのに対して、交流先の天母國民中学校は昼食後に昼寝の時間が入っている。実際に「一日交換留学」した中学生が、それぞれどういう感想を持ったのか非常に気になる!

さて、じゃあ昼寝ができてめでたしめでたしかというと、それで終わらないのもまた台湾。なんとこんなリスクが!

レコードチャイナ:「机上でのお昼寝は脳卒中の原因に―台湾」

こういう報道自体、とても台湾的だと個人的には思うのですが(!)、じゃあどうしたらいい?となると、問題を解決してくれる枕があるんです!となります。





まあ枕はともかく、学校でもオフィスでも昼寝ができるなんて、それだけでも台湾はすばらしい!と猛暑の日本で連日思わずにはいれらないのでした。

タグ:台湾 昼寝
posted by 研究員B at 23:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | 生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする