2014年04月20日

台湾インディーズの動画(2014年4月分)

台湾インディーズの動画(2014年4月ツイート分)

4月のはじめから、おきらく研のtwitterで【台湾インディーズ】の動画を紹介するツイートを、不定期につぶやいています。「お勧めのものだけではなく、まあご参考まで程度のものや、何これちょっと見てよ的なものまで、きらく〜に。需要があるかどうかはわからないけど」とつぶやいて、それからぽつんぽつんとツイートをしてきました。

数週間経過して、ツイートした動画がいつの間にか全部で6点になりました。そこで、たまったことだし、せっかくだからまとめてエントリにしてしまおうと考えた次第です。台湾インディーズという以外は、別に何もつながりはありませんが、こうして並べてみると、奇しくも台湾インディーズの裾野の広さは何となく伝わる面々かもなあ、などと思っています(まあもちろん、この6点では全然カバーしきれないくらい、裾野はひろ〜いんですけどね)。偶然ご覧になった方で、一つでも気になったりひっかかったりするものがあれば何よりです。では以下、ツイートした順に…。


【23號半「無所事事的甜美」】(2012)

23號半FacebookiNDIEVOXブログ)は、木偶と秘密客(MIMIC)という女性二人のデュオ。このMVはもう2年前のものだけど、今聴いてもワールドクラスのゆる〜い感じに震撼(笑)。名前の由来は、二人とも履いているコンバースが23.5cmだから。現在もゆる〜く活動中。

なぜかこの動画、ブログに埋め込めないので、リンクだけ置いておきます。必聴!
Youtube 「23號半 - [無所事事的甜美] - MV」


【心電樂「世界上最美好的事就是在一起」】(2012)

心電樂(Heartones、FacebookiNDOEVOXStreetvoice)は2008年結成の4人組。アンビエント/エレクトロニカ。高雄ロケのMV。犬が帰ってきてよかった。




【巨大的轟鳴「突然決定去泡溫泉」】(2013)

巨大的轟鳴(Gigantic Roar、FacebookiNDOEVOXStreetvoice)は高雄出身、2012年結成のバンド。身も蓋もない歌詞も含めて、若い男子のストレートな勢いで押し切るロック。確かな生きの良さ。




【緊褲襠「孤單島嶼」】(2013)

緊褲襠(Tight Tight Crotch、FacebookiNDOEVOX)は2011年結成のバンド(猛虎巧克力のベースCelineは元メンバー)。シンプルで聴きやすいロック。ストーリーの必然性はやや?だけど、台北の街並みを走り抜ける展開に、思わず見入ってしまうMV。




【隨性樂團「打電話」】(2014)

隨性(Random、FacebookiNDOEVOX)は、昨年サマソニで来日した台湾語ロックのバンド。ちょいダサに聞こえるかもしれないけど、聴くうちに耳になじみ、どこかほっこり? カップル役は、巨大的轟鳴の黃堂軒と大象體操の張凱婷。




【皇后皮箱「Maybe It's the Way It Will Be」】(2014)

皇后皮箱(Queen Suitcase、FacebookiNDOEVOXStreetvoice)は、2008年に台北で結成された5人組。60年代テイストの洗練されたポップセンス。思わず口ずさんでしまいそう。




今回はMVらしいMVがあるものばかりですが、インディーズゆえこういう動画がゼロのバンドも少なくありません。今後はそういうのも織り交ぜて紹介していければと思っています(が、きらく〜にやっているため、継続性やコンスタントさは保証できませんので、その点はご容赦を)。
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2014年03月30日

滅火器樂團と2014年3月29日までの展開

台湾のパンクバンド・滅火器樂團について、紹介と経過をまとめてツイッターでつぶやいたので、せっかくなので以下列記してブログに載せておきます。

【1】
台湾のパンクバンド・滅火器樂團(Fire EX.、Facebook)について、今回の「反服貿」関係で名前を知った人も多いと思うので、連ツイで恐縮ですが彼らおよび経過についてご紹介。彼らは高雄出身の4人組で、2000年に結成。台湾語で歌うバンドです。

【2】
滅火器樂團は、2012年のサマーソニックで来日経験もあります。当時、来日決定を受けて書いたブログのエントリはこちら。ちなみに、彼らはtwitterのアカウントもあります: @fireextaiwan

【3】
今回の太陽花學運で、立法院の学生たちは早くも3/18の時点で、滅火器の歌「晚安台灣」を歌っていました。これは2009年のアルバムに収録されたもので、決して新しい歌ではないのですが。ニュース映像はこちら:


【4】
3/19の夜には、滅火器のボーカル楊大正も、妻の鄭宜農とともに立法院に現れ(もっと前から来ていたかも)、立法院前で自ら「晚安台灣」を歌っています(ETtodayの記事)。
動画はこちら:


【5】
その後、滅火器のボーカル・楊大正は、太陽花學運をサポートする新たな歌「島嶼天光」を臺北藝術大學の学生たちと協力して書き、3/27に立法院の中で、学生たちとともに歌いました。これも台湾語の歌。その動画:


【6】
そして昨日3/29の夜に、この「島嶼天光」のMVが公開されました。@NoBlackBoxTokyo さんのツイートで知った、歌詞の日本語訳はこちら
MVはこちら:



正直言うと、滅火器ってそこまで自分にとってストライクのバンドではないのですが、でもこういう時(ってどんな時だ)の、彼らのちょっとダサいかもしれないけど響いてくる歌には、さすがの説得力があります。以上、ひとまずご紹介まで。

(以下、2014年3月31日午前0:40追記)

【7】
3/30に行われた台北での大集会でも、滅火器の「島嶼天光」は歌われたようです。スマホのLEDを点灯して、会場大合唱!
「[東森新聞]最新》凱道大合唱「島嶼天光」完整版」

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2014年03月14日

猛虎巧克力

毎年3月にアメリカ・オースティンで開催される、SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)。もともと(というか、今も)音楽のフェスであるこのSXSWには、毎年台湾のバンドも登場しています。今まさに開催中の、今年のSXSWに台湾から参加しているのは、Manic Sheep、聲子蟲、猛虎巧克力、Go Chic、旺福(Taiwanese Rock Bands Kick Your ASS 進擊的台灣搖滾:SXSW 2014)。既にこのブログで紹介したバンドもいくつか含まれているけど、今回はこの中の、まだ紹介していないバンドを取り上げてみます。それは……「猛虎巧克力」。

猛虎巧克力(Chocolate Tiger: FacebookiNDIEVOX)は、ソロアーティストとして活動してきた鄭宜農がフロントの、4人組のバンドです。ファーストアルバムのリリースは去年(2013年)の6月なので、紹介するにはちょっと間の抜けたタイミングかもしれないけど、それでも紹介に値する、注目のバンドだと思っています。

Ennoこと鄭宜農Facebook, wikipedia)は、既にさまざまな活動の実績があるので、知っている人も少なくないかも。最初に彼女の名前を知ったのは映画がらみで、映画『深海 Blue cha-cha』(当ブログでの紹介その1その2)などの監督である鄭文堂の2007年作品《夏天的尾巴》(未見… wikipedia)で、新人ながらいきなり主演していました(鄭文堂監督は彼女の父親。この作品には、旺福の小民も出演しています)。実はこの作品では自ら脚本も執筆していて、まだ20歳くらいと知ってびっくりした記憶があります。しかもこの年の金馬獎で、Ennoは最佳新演員にノミネートされるに至り、映画の世界でこのまま活動していくのだろうと思って見ていました。実際その後、再度鄭文堂の映画《眼淚》wikipedia)にも檳榔西施役で出演しています。

ところが、Ennoが選んだのは音楽でした。《夏天的尾巴電影原聲帶》(wikipedia)にも5曲提供して自ら歌っていて、前述の《眼淚》で作曲し歌った主題曲〈莎呦娜拉〉は、金馬獎で最佳原創電影歌曲にノミネートされるなど、音楽面でも注目されていましたが、最終的に有名インディーズレーベルの小白兔唱片と契約して、音楽活動に専念することになります。そして2011年にリリースしたソロアルバム《海王星》は、サウンドもMVも非常に丁寧に作られた、印象的な佳作でした(その頃に彼女を紹介した日本語の記事:RTIブログ)。

その鄭宜農が、バンド「猛虎巧克力」を結成したのは2011年の終わり。この記事には、酔ったプロデューサーが「食べ物に動物の名前を加えてバンド名にすればいい。そうだ、今から君たちは“猛虎巧克力”だ!」と言ったとあります(本当?w)。別の記事には、Ennoがメンバーに対して「希望你們來破壞我的創作!」と言ったなんて話も紹介されていて、決して鄭宜農のソロ活動の発展形として結成されたのではなく、あくまで彼女はメンバーの一人であって、このバンドは「去鄭宜農化」して「融化、分解、重組」したものだとのこと。実際、猛虎巧克力のサウンドは、《海王星》とは(どこか通底しつつも)随分雰囲気の違う、バンドならではのものになっています。

というわけで、ようやく一曲紹介。「別讓我孤單」。シンプルでリラックスしたポップさとキュートさ! ギターも素晴らしいです。Ennoの出身地・宜蘭で撮影された、カラフルな映像も印象的。



猛虎巧克力、鄭宜農以外のメンバーは3人。ドラムスの劉彥廷(Hiko)は、同じレーベル所属のバンド・川秋沙のメンバーで、もともとジャズドラムから始めたらしく、ジャズドラムの講師もやっているようです。ベースの林思伶(Celine)は、インディーズバンド緊褲襠のメンバーでした。ギターは翁浩偉(William)、彼には小白兔唱片のCDショップの店長という顔も。アルバム〈夜工廠〉を含め、2013年の後半まではこのメンバーで活動していたようですが、2013年11月にギターのメンバーチェンジがあり、現在のギターは徐振偉(徐妹、Hsu)。彼は驢子耳朵のメンバーでもあります。(ちなみに、2013年の終わりには、鄭宜農は台湾語ロックのバンド・滅火器樂團のボーカル楊大正との結婚を発表しています。)

さてもう一曲。こちらは画面が動かないけど、〈夜工廠〉の中で個人的に一番のお気に入りの「小事」。人生でめぐりあうさまざまな困難も小さなことにすぎないと感じさせてくれる、そんな場である故郷・羅東への思いを歌っています。



アルバム全体を聴くと、「別讓我孤單」にみられるようなポップさは必ずしも中心的ではなく、単純に光とも陰とも言い切れない、複雑ながらもストレートなサウンドが基調になっています(あえて言うと、巧克力の面もあるけど、「猛虎度」も結構高いです)。緻密さと美しさが印象的だったソロ作《海王星》とはテイストの違う作品で、粗削りだけど個人的にはこっちの方が気に入りました。お勧めです!

現在は、さらに続く新作の準備にかかっている模様で、既に新曲のデモ版が2曲、Youtubeにupされています。また、もともとEnnoは反原発のアピールにも積極的で、「反核」を訴えるコンピレーションアルバムにも参加しています(「理由」:Youtube)。アクティブな活動を展開している猛虎巧克力、日本に来る機会があるといいのですが…。
posted by 研究員B at 23:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月25日

PiA樂團+柴郡貓

PiAこと吳蓓雅率いるバンド=PiA樂團公式サイトFacebook日本公式ページ?)。久々のエントリは、このたび来日した彼女たちについてです。

彼女(たち)については、2011年3月2012年8月に、それぞれ当ブログで紹介していますが、改めてご紹介。PiAは高雄出身、新竹の交通大學に在学していた2007年から活動を始め、超級星光大道への出演なども経験しつつ、アコースティックギターとともにシンプルに歌うというスタイルに定まり、「PiA。樂團」として活動を本格化させていきます。ここに至るまでPiA以外のメンバーはいろいろ変化していますが、2012年にはPiAと小松の二人というメンバー構成で、ついに初のフルアルバム《真心話》をリリースするに至りました。

ところが2013年に入って、その小松がPiA。樂團を離れたという情報を知ることになります。二人の組み合わせは結構バランスもよかったので、ついにソロ状態に?とちょっと心配になっていました。ちょうど春に、NHKの番組「アジア・ミュージック・ネットワーク」で黄子佼(ミッキー・ホアン)がPiA。樂團を紹介して、日本で知られるいいタイミングを迎えたところなのに、どうなるのだろう?と。

しかししかし、秋になってなんと、日本でアルバムがリリース+来日ツアー実施というびっくりな情報が。そして、いつの間にかPiA樂團は新たなメンバーを迎えていて、再度2人組になっていました。というわけで、2〜3年追っているだけでもいろんなことがあった(まあ台湾インディーズバンドではよくあることかもしれませんが)PiA樂團を、めでたく日本で生で聴くことができる!ことになり、研究員Bが一人でライブに行ってきました。2013年12月23日、場所は代官山「山羊に、聞く?」。

ゲントウキ、張泰山粉絲團(よかった! PiAも絶賛!)の後に登場したのは、「PiA樂團 X 柴郡貓」。そう、今回は2人組のPiA樂團に、柴郡貓が加わった女性3人のコラボでの来日ツアーです。

女性シンガーソングライターの柴郡貓Facebook)は、2009年から活動開始、同年の貢寮海洋音樂季で注目され、2010年には沖縄国際アジア音楽祭で来日もしています。EPもいくつかリリースし、派手ではないけど、着実に活動を続けています。また、PiA樂團に新たに加わったのは、ウクレレ主体の4人組・蝦米烏克(Facebook)のメンバー・小翼Facebook)。蝦米烏克では、センターでメインボーカルとアコースティックギター担当、という立場。今回のツアーは、PiAにこの二人の計3人で行われています。

ライブは3人で登場しつつ、柴郡貓の歌からスタート。日本語MCも担当! 最初のEPの曲「小小的幸福」など、ゆったりと、でもしっかりと歌っていきます。個人的にお気に入りの「沒有禮物送給你」(Streetvoice)は残念ながら聴けなかったけど、落ち着いた歌声はたいへん印象的でした。

続いて、PiA樂團の二人のステージに。テンポ良く次から次へと、良質の小品をさくさく、でも堂々と歌っていきます。カラッとしていて、いい意味で尾を引かないすっきり感。また、新メンバー小翼が多彩に繰り広げる、ウクレレ・ピアニカ・カホンそして歌も実に効いていました。実に芸達者で、こんなに見事な腕の持ち主だったとは! 小松とのPiA樂團とはまた違う、二人のコンビネーションは大変興味深かったです。

やがて柴郡貓も再度加わり、日本語の「大人になってから」なども歌いつつフィニッシュへ。アンコールでやった「三分鐘熱度」は、上記の2011年のエントリで紹介した曲だったこともあり、個人的にいろいろ感慨。

というわけで、それぞれの個性も十分発揮され、腕の確かさもしっかり伝わるライブでした。若く可憐な3人には「かわいー」という声も上がっていたけど、個人的に強く感じたのはミュージシャンとしての経験値の高さ。「緊張している」なんて本人たちは言っていたけど、特にPiAには、およそそんな風には感じさせない、場数を踏んだ者ならではの堂々とした落ち着きがあり、感心して聴いてしまいました。PiAの堂々としたスタイル、小翼の芸の広さ、柴郡猫のゆったりさの融合はとても印象的。今後の活躍、そして日本でのさらなる浸透にも期待。

ところで、こういう形で台湾インディーズのフレッシュな音が日本で聴けるのは、本当にありがたい限り。きっと裏で汗を流している人がいるに違いないと思っていたのですが、今回、たまたま関係者の方をご紹介いただき、いろいろ話を聞くことができました。見えないところで工夫が多々されていることを知って感心し、台湾インディーズファンの一人として、ただただ感謝。あとPiA樂團+柴郡貓の3人とも少し話ができたのですが、初心者の中国語はやはりグダグダになり、深く反省…。

ライブの画像、残念ながらカメラの腕が悪くきれいに撮れなかったけど、一つだけ貼り付けておきます。

pia20131223.jpg

最後に、PiA樂團の動画をひとつだけご紹介。今回の来日直前に収録されたもの。なんと盧廣仲の「早安,晨之美」のカバー! 楽しそう!


posted by 研究員B at 02:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月25日

P!SCO

2013年8月24日深夜放送分の『ASIA VERSUS』で、東京のスタジオでの決勝に進んだ台湾のバンド「P!SCO」。残念ながらウィークリーチャンピオンにはなれませんでしたが、twitterで検索すると、それなりに好評のコメントをみることができました。

しかしこのP!SCO、現時点では日本語でまとまって紹介されている記事がほとんど見当たりません。そこで、ここは出番(?)と思い、ざっくりとですがご紹介するエントリを。

何はともあれ、まずMVを。P!SCO「I Wish You Love」。このノリです! 踊る! いかがでしょう?




さて、まずは基本情報。P!SCOFacebookYoutube channel)は2009年結成の6人組のバンドです。現在のメンバーは、CatLun(張小論, Vocal)、Rachel(Guitar)、Molly(Bass)、鼎鼎(Keyboard)、朝量(Drum)、DJ Sandoz(小春, Dj)。女性3名+男性3名という構成は、ちょっと珍しいかも。特にボーカル・ギター・ベースの3名が女性なので、ステージではフロント3名がすべて女性という形になります(ただ、後述する2011年のEPリリースの時点では、ベースは男性メンバーでした。また、今回の「ASIA VERSUS」でも、ベースを担当していたのは本来のメンバーのMollyではなく、サポートメンバーだったようです【下の2013/8/25午後の追記を参照】)。

ボーカルのCatLunが作詞・作曲でも中心的な存在のようで、彼女がこのバンドの中心といってよさそうです。検索すると、P!SCO結成前か結成間もない頃のものと思われる、彼女が歌う動画が見つかったりして、元々さまざまな形で音楽活動を試みていたことがうかがえます。

2009年に結成されると、P!SCOはすぐに多くのステージをこなすようになり、2011年には最初のEPをリリースするに至ります。それに収録されていたのがこの「We make you high」。「I Wish You Love」とはまた違うサウンドのかっこよさと、どこかレトロ歌謡っぽいメロディーラインが印象的です。



その後、昨年(2012年)11月にフルアルバム『Start Up 登板』をリリース。上の「I Wish You Love」もこのアルバムに収録されています。このアルバムは董事長樂團の阿吉=吳永吉がプロデュースに加わり、F.I.R.の阿沁も参加しています。

P!SCOというバンド名は、「PIANO+DISCO」ということなのだとか。ロックをベースに、ディスコサウンドやレトロなテイストを導入するというスタイルですが、基本にあるのは「PIANO」に象徴されるメロディーラインを重視するスタンスと、「DISCO」要するにシンプルに踊れるダンスミュージックという志向なのでしょう。ただ、2011年のEPなどからは、よりロック色の強さや歌ものとしての正統なスタイルが印象的だったのに対し、踊れるサウンドという志向は、むしろ2012年のアルバム以降に強調されるようになったような気がします。

ともかく、このP!SCOのサウンドはかなりいろんな要素のミクスチャーになっていて、曲によっても結構多様です。本人たちもFacebookで、次のように言っています:「跳舞搖滾混搭迷幻音色的P!SCO樂團,我們濃烈的情緒和舞曲張力,就在音樂裡用力爆發,瘋狂的舞曲動能混搭華麗且迷幻的音牆是P!SCO的最大特色;無法定義曲風,因為我們創造屬於自己的P!SCO STYLE!!!DANCE!!!」。

このP!SCO、FacebookもYoutubeも積極的に活用していて、彼らのYoutubeのチャンネルには大量にライブステージの動画がアップされています(盛り上がってる動画がいっぱい!)。また、バンド名のロゴや、フルアルバム以降のトレードマークである野球のユニフォームみたいな定番ウェアなど、そういう方向のプレゼンテーションも意識しているのも印象的です。P!SCO Storeなんてサイトもあって、ここでバンドのロゴのタオルや、なんとP!SCOのユニフォームも購入可能! 欲しい人はどうぞ!

「ASIA VERSUS」の審査員の韓国のプロデューサーが、P!SCOについて「スタイル・大衆性・音楽性のバランスが非常によかった」とコメントしていましたが、「ASIA VERSUS」で観ただけでもわかるこのポジティブさというか、とっても楽しそうにみんなプレイしていて、ストレートに明朗な感じは非常にいい印象を受けました! ライブの盛り上がりも期待できそうで、ぜひ日本でも観てみたいところ。今回の出演を機に、日本でも何かきっかけが生まれるといいのですが。

最後に動画を2つ。一つはフルアルバム収録曲の「花樣年華」をスタジオで演奏。もう一つは、今年7月の「2013貢寮國際海洋音樂祭」でのステージの様子(曲は「K色俄羅斯」)。レコードを持って、踊りながら前面に飛び出してくるDJ Sandoz!(笑)

「花樣年華」


「K色俄羅斯」



【追記:2013/8/25午後】
上でベースのMollyが「ASIA VERSUS」収録時にいなかったと書きましたが、P!SCOのFacebookが先ほど更新され、8月初めにMollyが脱退していたことが報告されました。ただケンカ別れではなく、Facebookの記事ではMollyは「永遠的團員, 永遠的家人」だと強調されていて、彼女がユニフォームにつけていた背番号24は永久欠番になるとのことです。
新しいベーシストはOmoiという人で、昨晩の員林のライブから加わったとのこと。Mollyのベースは結構存在感があったので、どんな風にサウンドが変わるのが気になるところです。

posted by 研究員B at 02:46 | Comment(2) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする