2014年09月25日

STAYCOOL@月見ル君想フ

STAYCOOL@月見ル君想フ・2014.7.16

今回のエントリは、2014年7月16日に青山・月見ル君想フで行われたSTAYCOOL日本語FB中文FB)のライブについて。もう2ヶ月以上も経ってしまったし、他のレビューもとっくに出ているけど(KKBOX台湾新聞)、書いておこうと思います。

このライブは、神戸・大阪を経ての今回の日本ツアーのファイナルで、しかもしかも、対バンなしのワンマンライブ! 何度かの来日を重ね、CDも日本でリリースし、ついにワンマンライブの実現です。当ブログでも昨年エントリを書いてご紹介していますが、その着実な浸透ぶりは、なんとも感慨深いものがあります。

ところで、以前のエントリでも書きましたが、このSTAYCOOLはミュージシャンの仕事やバンドの活動に専念しているわけではなく、(台湾のバンドにはよくあることですが)それぞれが別の本業の仕事を持ちながら活動しています(それぞれどんな本業なのかは、去年の記事ですが、この伊禮武志さんのページをご参照)。そのため、6人の全メンバーが揃わないことも少なくありません(でも、人数が少なくても堅実なパフォーマンスを披露してくれるのはお見事です)。今回の来日ツアーも、神戸と大阪はフルメンバーだったのですが、その後仕事の都合でヴァイオリンの彭乃芸(Pongpong)が帰国したため、この青山でのライブは5人のメンバーとサポートのドラマーAJという構成でした。

で、ライブですが……
ええと、掛け値なしに、とてもいいライブでした! 2ヶ月経った今でも、やっぱりそう思います。
なんというか、すごく雰囲気がいいというか、良い「気」が流れている感じというか、そういうライブでした。メンバーもオーディエンスも、リラックスしていて、でもどこか落ち着いた感じで、メンバー同士の信頼感もじんわり伝わってきて、なかなか昨今貴重なライブだったと思います。

もともとSTAYCOOLは、サウンドからもパフォーマンスからも、メンバー間のリラックスした信頼感が伝わってくるバンドだと個人的には思うのですが、それが一層強く感じられる日で、それがメンバーとオーディエンスの間の信頼感になっていく感じで、会場のいい雰囲気を生んでいたように感じました。もちろんそれはワンマンだったことも大きな要因だったのでしょうが、それだけではないような気もします。

では何があったのかというと、最初にも書いた、「着実な浸透ぶり」なのではないかなあと思いました。上でふれた伊禮武志さんのページに、日本でのSTAYCOOLの展開のきっかけと歴史(?)がまとめられていますが、これを読むと、この数年で、STAYCOOL自身の努力や音楽の魅力、そして周囲の関係者のみなさんの努力で、じわじわとSTAYCOOLとその音楽が日本のオーディエンスに浸透していったことがよくわかります。やはりこのことが大きいのではないかと。STAYCOOLがここまで確実に積み上げてきた結果としての、愛情あるオーディエンスとお互いの信頼感みたいなものがある、そんな雰囲気を感じました。まるで、勝手知った仲間と久々に再会するかのような。

もう青木由香さんがいなくても大丈夫だし、対バンの力を借りる必要もない。STAYCOOLは、日本で確かな足場を築いたのだということをしみじみ感じさせられました。

さて、実際のこの日のパフォーマンスですが、ストリングスが一名欠けるということで、実はかなり心配していました(個人的には、ストリングスはSTAYCOOLの生命線だと勝手に思っているので)。しかし、ヴィオラのTracy(蔡純宜)のパフォーマンスは実に存在感があり、一人ではありましたが非常に効いていました。淡々とした表情で華麗に演奏するその姿は、多くのオーディエンスにとっても印象的だったのでは?

あともう一人、サポートのドラマーAJのプレイも効いていて、ビシッとバンドらしさが注入された感じがありました。ちなみにこのAJこと阿傑は、中離狗というバンドのメンバーです。残念ながら中離狗は、兵役中のメンバーがいることもあり現在は活動停止中。ちょっと脱線すると、中離狗のボーカル懷恩は、3年半前のエントリで紹介した生命樹樂團の「一起飛行吧!」にも参加していました。また中離狗のベースの小柏は、今年に入ってPiA樂團に加わっています(が、解散を発表…)。

もちろん、いつもと同様に、Willの歌も、Stanleyなど他のメンバーのプレイも安定感があり、かつ自由でのびのびとしていて、いいパフォーマンスでした。Stanleyは珍しく歌も披露、WillのMCも英語ベースながら効果的に日本語を混ぜて、それがまた会場の雰囲気をリラックスさせるという好循環がありました。

正直言うと、自分にとってSTAYCOOLはトップクラスに重要なバンドというわけではないのですが、それでもこの日の彼らは本当によかった。満足度の高い夜でした。

以下、おまけで動画を二つほど。
まず、今年の6月にWillが経営するカフェ「Cafe Junkies」で行ったライブのプロモ動画。インタビューには字幕をつけてほしかった。

STAYCOOL - Life Goes On 紀錄片 trailer


もうひとつは、今回のライブでも歌ってくれた「大雨、大禹」。貴重な(?)中文詩の歌の一つです。雨模様と自分の思いを歌っていますが、タイトルにある「禹」は、中国・古代の王の名前で、黄河の治水にあたり治水神としてあがめられているとのこと(cf. wikipedia『水の文化』)。「大雨」と「大禹」をかけることで、雨を――涙を――治めてほしい、という思いがうかがえます。

STAYCOOL - 大雨、大禹


引き続きの活躍を期待!
タグ:STAYCOOL
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2014年06月30日

第25屆金曲獎・結果

おとといのエントリでノミネートリストを紹介した「第25屆金曲獎」、発表されました(公式サイト)。

ご関心のある方は、既にYoutubeの生中継などなどでチェック済みとは思いますが、このエントリでは、改めて受賞者・受賞作品のリストを紹介しておきます。今年は、ちょうど同じ時間帯に行われた別のイベント(「浪漫的台湾NIGHT MARKET」)に行っていたため、Youtubeの生中継をみることができず残念でした。

なお過去の金曲獎については、以下のリンクをご参照: 2013年(ノミネートリスト結果)、2012年(ノミネートリスト結果)、2011年(ノミネートリスト結果)、2010年(結果の一部)。


【演唱類】(ボーカル部門)

■最佳年度歌曲獎(ベストソング賞)
山丘《山丘》:李宗盛

ジョナサン・リー受賞。納得と言えば納得かもしれないけど、新鮮さがほしかった気も。

■最佳國語專輯獎(ベスト國語アルバム賞)
我是海雅谷慕:張震嶽

張震嶽!

■最佳台語專輯獎(ベスト台湾語アルバム賞)
30 出頭:陳建瑋

■最佳客語專輯獎(ベスト客家語アルバム賞)
Heart Land 心地:Yachun Asta Tzeng 曾雅君

■最佳原住民語專輯獎(ベスト原住民語アルバム賞)
歌,飛過群山:泰武古謠傳唱

■最佳音樂錄影帶獎(ベストミュージックビデオ賞)
流浪者之歌《時間的歌》﹙導演:何男宏﹚:陳綺貞

■最佳作曲人獎(最優秀作曲賞)
蕭賀碩/Musicians《繆思 尋》:蕭賀碩與冷笑話樂團
ノミネートリストのエントリでMVを紹介した蕭賀碩、受賞です!

■最佳作詞人獎(最優秀作詞賞)
李宗盛/山丘《山丘》:李宗盛

■最佳編曲人獎(最優秀編曲賞)
趙兆/風吹麥浪《李健拾光》:李健

■最佳專輯製作人獎(最優秀アルバムプロデューサー賞)
戴佩妮/擁抱你:劉思涵

ペニーは、ここでは劉思涵のプロデューサーとしての受賞。

■最佳單曲製作人獎(最優秀シングルプロデューサー賞)
孔令奇、 Derek Nakamoto/老派戀情《懸浮記憶》:孔令奇

ノミネートリストのエントリで割愛した(すいません)孔令奇が見事受賞。10年ぶりのリリースですが、軽快なサウンドでいい感じ。

孔令奇《老派戀情》


■最佳國語男歌手獎(最優秀國語男性シンガー賞)
林俊傑/因你而在

JJ受賞。10年前に新人賞を受賞して以来の金曲獎受賞。他に1回ぐらい受賞していたかと思っていました。

■最佳國語女歌手獎(最優秀國語女性シンガー賞)
戴佩妮/純屬意外

ペニー2部門目。彼女も何度も受賞経験があるような気がしていましたが、ノミネート止まりが多く、受賞は8年前の最佳作曲人獎だけだったようです。

■最佳台語男歌手獎(最優秀台湾語男性シンガー賞)
陳建瑋/30 出頭

陳建瑋、2部門目。お見事。

■最佳台語女歌手獎(最優秀台湾語女性シンガー賞)
黃乙玲/惦在你身邊

■最佳客語歌手獎(最優秀客家語シンガー賞)
Yachun Asta Tzeng 曾雅君/Heart Land 心地

■最佳原住民語歌手獎(最優秀原住民語シンガー賞)
阿努.卡力亭.沙力朋安/cepo'混濁了

■最佳樂團獎(最優秀バンド賞)
麋先生Mixer/馬戲團運動

華やかな面々が並ぶこの部門で選ばれたのは麋先生Mixer! これはお見事。

■最佳演唱組合獎(最優秀ユニット賞)
光引フ/沿途風景

光引フ(Facebook)、いつかブログかtwitterで紹介するつもりで隠しておこうと思っていたら、その前になんと金曲獎を受賞してしまった(笑)。女性ボーカルのengine(ョ彥均)と、ジャズテイストあふれるギターの周岳澄のデュオ。周岳澄は、昨年の金曲獎で最佳客語專輯獎を受賞した暗K白領階級のメンバーでもあります。間違えて(!)来日したりしないかな。

光引フ《與你同行》


あと、受賞はできなかったけど、女性2人のデュオ・青衣(Facebook)もせっかくなので(?)ご紹介。ギター兼ボーカルとパーカッションという組み合わせ。昨年の金曲獎で最佳台語男歌手獎を受賞した謝銘祐が、製作に大きく関わっているようです。

青衣《新鮮魚》


■最佳新人獎(最優秀新人賞)
李榮浩/模特


【演奏類】(インストゥルメンタル部門)

■最佳專輯製作人獎(最優秀アルバムプロデューサー賞)
呂聖斐、董舜文/4:無限融合樂團

■最佳作曲人獎(最優秀アルバムプロデューサー賞)
曾晄。/共聲体(Symbiosis)《曾晄。共聲体三重奏》:共聲体樂團

インストゥルメンタル部門、前者はフュージョンバンド、後者はジャズのトリオ。


駆け足ですが、ひとまずこんな感じでした。
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2014年06月27日

第25屆金曲獎・ノミネートリストの再チェック

明日6月28日は「第25屆金曲獎」の発表日です(公式サイト)。毎年使っている説明を今年も繰り返すと、この金曲獎、「台湾のグラミー賞」としばしば言われる、台湾で最もメジャーな音楽賞です(同時に、選考に一癖あるともよく言われます)。明日発表されるのは、金曲獎の中の「流行音樂」(ポピュラー音楽)関連の諸部門です。

例年同様に、今回のエントリでは、発表前の復習として、ノミネートリストの再チェックをしてみます。いろいろ賞があるのですが、ひとまず演唱類(ボーカル部門)の各賞のみということで。過去の金曲獎については、以下のリンクをご参照: 2013年(ノミネートリスト結果)、2012年(ノミネートリスト結果)、2011年(ノミネートリスト結果)、2010年(結果の一部)。

以上、ほぼ例年のコピペです(すみません)。ではさっそく。長くなりますがご容赦を。


【演唱類】(ボーカル部門)

■最佳年度歌曲獎(ベストソング賞)
這是因為我們能感到疼痛《這是因為我們能感到疼痛》:Tizzy Bac
流浪者之歌《時間的歌》:陳綺貞
姐姐《跳針舞曲2013》:謝金燕
入陣曲《五月天 | 步步 | 自選作品輯 the Best of 1999-2013(巨象登陸版)》:五月天
山丘《山丘》:李宗盛

曲名・《収録アルバム名》:アーティスト名、という表記です。
華やかとも渋いともいえる?面々。しかし陳綺貞も五月天も今年はここ以外の主要部門で名前があまり見えない…。そんな中、多くの部門で堂々とノミネートされたTizzy Bacに個人的に注目。

Tizzy Bac《這是因為我們能感到疼痛》


■最佳國語專輯獎(ベスト國語アルバム賞)
模特:李榮浩
李健拾光:李健
我是海雅谷慕:張震嶽
你所不知道的杜振熙之內部整修:杜振熙(蛋堡Soft Lipa)
江湖:周華健

ベストソング賞と一切重複なし、しかもなぜかすべて男性個人というラインナップ。大陸出身の二人(李榮浩・李健)のノミネートも快挙かもしれないけど、個人的には張震嶽と蛋堡に注目。

■最佳台語專輯獎(ベスト台湾語アルバム賞)
趁我還會記:荒山亮
30 出頭:陳建瑋
再會!青春 / Goodbye You!th:滅火器
一條命:董事長樂團
惦在你身邊:黃乙玲
遠走高飛:江

大物台語歌手も当然ノミネートされていますが、個人的な注目は滅火器と陳建瑋。「太陽花學運(ひまわり学生運動)」で日本でも認知度が上がった?かもしれない滅火器もいいのですが、ここでは陳建瑋Facebook)をご紹介。林俊傑、ピーター・ホー、By 2などなど、多くの歌手に曲を提供しプロデュースをしてきた実績ある人ですが、自ら歌手として出した初の作品は、台語でした。収録曲の中では「愛河」も好聽なのですが、あえて「糞埽人」を貼り付けておきます。最近の台湾社会のいろんな問題が全部入ってる感じで、アニメのMVに苦笑してしまった…。

陳建瑋《糞埽人》


■最佳客語專輯獎(ベスト客家語アルバム賞)
Heart Land 心地:Yachun Asta Tzeng 曾雅君
簷頭下:林ト婷(山狗大後生樂團)
饕客阿哥:邱廉欽(Kim)

今年の客家語アルバムは3作と少なめ。優しい声の曾雅君と、ボーカル林ト婷Ritaが率いる、メンバーにトロンボーンもいるフォーキーなバンド・山狗大後生樂團が注目。

■最佳原住民語專輯獎(ベスト原住民語アルバム賞)
cepo'混濁了:阿努.卡力亭.沙力朋安
流浪的歌:拉卡飛琅
歌,飛過群山:泰武古謠傳唱

今年は原住民語アルバムも少なめの3作。なぜ後の部門でノミネートされているSumingがここにはいないのだろう。拉卡‧飛琅Facebook)は10年前の金曲獎でも受賞したセデック族の歌手ですが、映画『セデック・バレ』のエンディングに流れる主題歌《看見彩虹》を作詞作曲した人でもあります。昨年リリースのアルバムから、《Lo king》をご紹介。《看見彩虹》とは全然違う雰囲気の迫力があります。

拉卡‧飛琅 Laka《Lo king》


■最佳音樂錄影帶獎(ベストミュージックビデオ賞)
渺小《渺小》﹙導演:比爾賈 x Bounce﹚:田馥甄Hebe
柏拉圖式的愛情《時間的歌》﹙導演:羅景壬﹚:陳綺貞
流浪者之歌《時間的歌》﹙導演:何男宏﹚:陳綺貞
故事《秋:故事》﹙導演:陳奕仁﹚:蘇打
泰國情哥《亞洲通緝》﹙導演:Chayanop Boonprakob﹚:黃明志(Namewee)
兇手不只一個《小人國》﹙導演:JIZO﹚:小人

この部門、今年もどれもよくできているMVなんだけど、見ているとちょっと辛くなるストーリーのものが多い気が…。Nameweeは映画監督としても活躍していて、大阪アジアン映画祭で作品が上映されています。

■最佳作曲人獎(最優秀作曲賞)
張震嶽/未接來電《ZERO》:楊乃文
蕭賀碩/Musicians《繆思 尋》:蕭賀碩與冷笑話樂團
Tizzy Bac/這是因為我們能感到疼痛《這是因為我們能感到疼痛》:Tizzy Bac
李宗盛/山丘《山丘》:李宗盛
Suming 舒米恩/很趕《Amis Life 美式生活》:Suming 舒米恩
戴佩妮/僥倖者《擁抱你》:劉思涵

充実のラインナップ。個人的な注目は、蕭賀碩DebbieFacebook)。他の歌手への曲提供でも、自身のリリースでも実績のある彼女ですが、この《Musicians》はサウンドもMVもお気に入り。

蕭賀碩與冷笑話樂團《Musicians》


■最佳作詞人獎(最優秀作詞賞)
周耀輝/模特《模特》:李榮浩
鍾永豐/我庄《我庄》:生祥樂隊
陳惠婷/這是因為我們能感到疼痛《這是因為我們能感到疼痛》:Tizzy Bac
張大春/潑墨《江湖》:周華健
李宗盛/山丘《山丘》:李宗盛
大支/一百分《不聽》:大支

■最佳編曲人獎(最優秀編曲賞)
王之一/撫仙湖《李健拾光》:李健
王之一/綻放《李健拾光》:李健
趙兆/風吹麥浪《李健拾光》:李健
江力平、江力軍、鍾承洋、蕭賀碩/Musicians《繆思 尋》:蕭賀碩與冷笑話樂團
Derek Nakamoto/老派戀情《懸浮記憶》:孔令奇

10年ぶりのリリースだった孔令奇、《老派戀情》は80sテイストでいい感じですが、割愛…。

■最佳專輯製作人獎(最優秀アルバムプロデューサー賞)
李榮浩/模特:李榮浩
李健/李健拾光:李健
賈敏恕/我是海雅谷慕:張震嶽
林暐哲/秋:故事:蘇打
杜振熙/你所不知道的杜振熙之內部整修:杜振熙(蛋堡Soft Lipa)
戴佩妮/擁抱你:劉思涵

■最佳單曲製作人獎(最優秀シングルプロデューサー賞)
Tizzy Bac、林揮斌/這是因為我們能感到疼痛《這是因為我們能感到疼痛》:Tizzy Bac
Ron Aniello、曲婉婷/愛的海洋《我為你歌唱》:曲婉婷
孔令奇、 Derek Nakamoto/老派戀情《懸浮記憶》:孔令奇
李宗盛/山丘《山丘》:李宗盛
小人、J.Wu/怪物《小人國》:小人
J.Wu/一百分《不聽》:大支

■最佳國語男歌手獎(最優秀國語男性シンガー賞)
李榮浩/模特
張震嶽/我是海雅谷慕
林俊傑/因你而在
杜振熙(蛋堡Soft Lipa)/你所不知道的杜振熙之內部整修
周華健/江湖

林俊傑JJもノミネート。ベストアルバムとの重複が多い面々。

■最佳國語女歌手獎(最優秀國語女性シンガー賞)
戴佩妮/純屬意外
楊乃文/ZERO
何韻詩/共存
蔡健雅/天使與魔鬼的對話
家家/為你的寂寞唱歌

この部門、実力者が並ぶ充実したラインナップですが、この面々の他の部門でのノミネートが振るわないのはなぜ? そして、ベストソング賞にいた陳綺貞がこっちには不在という…。

■最佳台語男歌手獎(最優秀台湾語男性シンガー賞)
荒山亮/趁我還會記
阿吉仔/情歌唱盡
邵大倫/真情
許富凱/故鄉的門口埕
陳建瑋/30 出頭

■最佳台語女歌手獎(最優秀台湾語女性シンガー賞)
黃靜雅/生活是一條歌
孫淑媚/太陽
秀蘭瑪雅/紅花
江惠儀/浪花
黃乙玲/惦在你身邊

■最佳客語歌手獎(最優秀客家語シンガー賞)
Yachun Asta Tzeng 曾雅君/Heart Land 心地
黃于娟/雨季的凌晨兩點
邱廉欽(Kim)/饕客阿哥

デビュー作がノミネートされた黃于娟は、なんとまだ高校生だそうです。

■最佳原住民語歌手獎(最優秀原住民語シンガー賞)
阿努.卡力亭.沙力朋安/cepo'混濁了
拉卡飛琅/流浪的歌
Suming 舒米恩/美好的日子

■最佳樂團獎(最優秀バンド賞)
閃靈/武コ
滅火器/再會!青春 / Goodbye You!th
董事長樂團/一條命
Tizzy Bac/易碎物
蘇打香^秋:故事
放客兄弟/放客兄弟
麋先生Mixer/馬戲團運動

大御所も多いラインナップですが、個人的注目は放客兄弟FunkyBrothersFacebook)。まさにファンキー、楽しい!

放客兄弟《微笑的臉》


■最佳演唱組合獎(最優秀ユニット賞)
VOX玩聲樂團/朱古力 Chocolate
青衣/新鮮魚
泰武古謠傳唱/歌,飛過群山
動力火車/光
光引フ/沿途風景

動力火車を除き知名度は低いかもしれないけど、魅力的なアーティスト多数。特に、ギターとパーカッションの女性2人組・青衣、そして暗K白領階級のギタリスト周岳澄と女性ボーカルのユニット・光引フは要チェック。

■最佳新人獎(最優秀新人賞)
李榮浩/模特
陳建瑋/30 出頭
師子吼/1/84000
放客兄弟/放客兄弟
小人/小人國
劉思涵/擁抱你

ここ、誰がとるんだろう。気になります。

《看見台灣》のサントラやギタリスト陳彥宏の名前が挙がるインストゥルメンタル部門も気になりますが、割愛します。申し訳ありません。どういう結果になるのでしょう?
タグ:金曲獎
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2014年05月05日

『Happy』で台湾を紹介その2

ファレル・ウィリアムス『Happy』で台湾を紹介 その2

ファレル・ウィリアムス『Happy』にのせて台湾を紹介する動画について語る、のその2。

その1の跳舞守護台灣版の動画がおしゃれでポップだったのに対し、本日ご紹介する「大稻埕版」はコテコテ、ベタベタ。そもそも大稻埕って、乾物問屋街として有名な迪化街の辺りを指す言葉。台北の中でも古い建物が残り、下町の空気が残るこちらが舞台なんだから、そりゃあコテコテにもなろうというもの。

出演者も「跳舞守護台灣版」が若者(+子ども)だったのに対し、こちらの主な出演者はおじさんにおばさん、そして台湾の伝統的人形劇である布袋劇の人形たち! 一体それって…? と思われたそこのあなた。まずは動画をご覧下さい。



いやー、変でしょ? おかしいでしょ?

永楽市場、迪化街のメインストリートに裏通り、大稲埕碼頭と、迪化街好きにはたまらん場所続出。おっそろしく狭い範囲で撮影しているのがよくわかるけど、それがまた雰囲気あって面白い。出てくる人たちも知り合いかき集めた感じで数は少ないけど、良い顔してるし。おしゃれとか、クールとかはまた一味違う、コテコテのいかした台湾がよく出てるように思うんだけど。

ちなみに、冒頭から登場する西洋人男性は、迪化街にある布袋劇の博物館「林柳新記念人形博物館」(オフィシャルHP旅旅台北の紹介記事)の館長であるロビン・ルイゼンダールさん。オランダ人にして、布袋劇の人形師でもある彼が全面協力してる、ってことは、出演者の多くはこの博物館のスタッフだね。撮影場所としてもかなりこの博物館を使ってるね。

しかし、布袋劇の人形が踊る『Happy』。これもまた、シュールでクールじゃないですか。昨日、ご紹介した跳舞守護台灣版ほどおしゃれではないけど、こちらの動画もやっぱり「台湾」がよく出ていて、とってもお気に入り。ぜひ二つあわせてお楽しみください。

posted by 研究員A at 23:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月04日

『Happy』で台湾を紹介その1

ファレル・ウィリアムス『Happy』で台湾を紹介その1

このところ、ラジオでこの曲を聴かない日はないファレル・ウィリアムスの『Happy』。聞くだけで踊りだしたくなるこの曲にのせて、自分の住む場所を紹介する動画が世界各地で作られている。先日、原宿版『Happy』が作られたというニュースと共にそんな話を聞き、じゃあ、台湾のもあるのかな? と思い立って検索してみた。そしたら、ちゃんとあるじゃないか! しかも、とっても素敵で楽しい作品。せっかくなので、皆様におすそ分け。

完成度が高い作品は二つほどあったのだけど、まずは王道におしゃれでかっこ良い作品を。台湾のクールで、とぼけてて、暖かい感じが良く出てるように思うんだけど、どうかしら?



ね、ね。おかしいでしょ? 素敵でしょ?

でも、それだけで終わんないのがまたこの動画の面白いところ。こちらの動画のタイトルは「Happy- 跳舞守護台灣版」。ダンスが終わった後に、動画に登場した人たちが「守護台灣」と書いたボードを持って、次々と映し出される。

「守護台灣」って、台湾の学生たちが日本の国会にあたる立法院に立てこもった「ひまわり学生運動」でよく使われたスローガン。この動画が公開されたのは4月7日だから、3月中旬くらいから始まった立法院立てこもりの最中に撮影が進められていたことになる。

台湾の街角で次々繰り広げられる、おかしくて素敵な「Happy」。それが明るくて楽しいものであればあるほど、その末尾に「守護台灣(台湾を守ろう)」というメッセージが次々と映し出された時に心を動かされる気がした。

私は「日本人」という部外者だから、この問題について何が正しいのか、何が間違っているのか、簡単には言えない。それでも、みんながみんなの「Happy」を大切に、笑って、踊って、毎日を暮らしていけるといいのにな。やっぱりそう思わずにはいられない。

次回はもうちょっとゆるめの「Happy」大稻埕版を紹介します(→こちら)。
posted by 研究員A at 21:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする