2010年11月16日

阿丹(顧瀚畇)

大Sことバービィー・スーの結婚が今なお話題の台湾芸能界ですが、最近はそれ以外にもちょこちょこ結婚の話題が続いています。とはいえ、日本での認知度がかなり低い方々ばかりなので、見ている限り日本で話題になることはほぼゼロ。せっかくなので、とりあえず一人をご紹介。

俳優の阿丹(30歳)が、5歳年上でバツ1の女性と年明けに結婚するという話題です。相手の女性は、女性の靴の有力なメーカーの創業者一家の一員で、要するに「お金持ち」な人です。年上で資産家の女性と結婚するということで、台湾では大Sの話題に隠れつつも報道されていました。



しかしこの阿丹って、どのくらい日本で知られているのだろう? 研究員Bが彼を最初に知ったのは、台湾ドラマを見始めた最初期に、当時のスカパー・楽楽チャイナで放送されていたドラマ「七年級生」(中文wikipedia公式日本語wikipediaサンテレビ)。この中で李子威役を演じていたのが、阿丹です。「七年級生」はアリエル・リン(林依晨)やマイク・ハー(賀軍翔)、ブライアン・チャン(張睿家)などが出演していたし、さらにその後日本でもDVDが発売されたりしたので、もしかすると、丸刈りの少年=李子威を覚えている人がいるかも。あれが阿丹です。情けないというか憎めないというか(失礼)、彼の表情は(マイク・ハーとかよりも)印象に残りました(!)。

しかしこのドラマ、ストーリーが混乱気味で、かなり出来がびみょーーーな作品であった…。とりあえずオープニングテーマだった管罄の「保持距離」を。


さて、この阿丹、その後はめったにドラマで見かけなくなり、ごくたまにバラエティで見ることがあるぐらいでした。しかしその後、別の分野で活躍を始めます。それは「作詞」。特に曹格(ゲイリー・ツァオ)に多くの詞を提供しています。たとえばこの「背叛」。



あと「Superman」。



浮き沈みが激しい台湾の芸能界ですが、複数の芸で生き残るというのはちょっと珍しいかも。特に、俳優と歌手といった「二芸」ではなく、俳優と作詞という組み合わせはなかなかすごいですね。

未見ですが「秋のコンチェルト(下一站,幸福)」にもちらっと出演しているという話。結婚後も複数の芸で活動していくんでしょうか。
タグ:阿丹 台湾
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2010年10月13日

夏宇童と林彥君の近況(東京旅行記、twitter、ミニドラマ)

おととい、「「東京リトル・ラブ」を(今さらながら)総括」なんてエントリを書いたので、「東京リトル・ラブ」関連の話題は一段落したつもりだったけど、ふと検索してみたら、夏宇童と林彥君についての中文の記事を発見。最新のものではないけど、せっかくなのでご紹介。ただし、中国語初級レベルの解読なので、その程度の正確さとお考えください!

まず、リリィを演じた夏宇童(シャー・ユートン)についての記事から。中時電子報の「夏宇童摔不停 可憐膝蓋三次見紅」(10月4日付)。短いものでそれほどの内容はないけれど、年末に東京旅行記の本を出版するって書いています。サードシーズン撮影前・撮影中ぐらいの時期に、連日あちこちに出かけているなあと彼女のブログを見ながら思っていましたが、これのためだったんですね。鎌倉の長谷寺の取材の際に、自転車で転んでひざをすりむいたとか。この人、日本でよく体調崩したり怪我したりしているような気がしますが(この記事にもそう書いていますが)、大丈夫かな。次の来日時はお気をつけて。

ところで、もともとあった中文のオフィシャルブログに加えて、日本語のブログも持っている(しかも台湾帰国後も頻繁に日本語で更新している)夏宇童ですが、実は@iamrengirlというtwitterのアカウントも持っています。でもこのアカウント、4月にいくつかつぶやいただけで、その後は一切発信のない休眠状態になり、存在には気づいていたけど特にフォローもしていませんでした。ところが、最近になって(10月10日から)突如再開。夏宇童、英語+日本語でつぶやいています。読書好きの彼女、twitterによれば『現代驅魔師』(博客來金石堂)という本を読んでいるみたいですが、これはMatt BaglioのThe Rite: The Making of a Modern Exorcist(amazon)という本の中文翻訳。日本では翻訳はまだ出ていないみたい。こことかを見ると、映画化の話があるみたいです。


つづいて、セカンドシーズンでアイリンを演じた林彥君。彼女のオフィシャルブログは7月の日本での撮影中の頃から更新されないままで、心配していましたが、彼女の近況がわかる記事が9月に出ていたことに、今頃になって気づきました。NOWnews(今日新聞網)の記事「青木瓜女孩林彥君 語言不通勇闖日本演藝圈」(9月20日付)です。

「林彥君」と聞いても誰のことかわからないかもしれないけど、ドラマ「青梅竹馬」で馬念先の妻の汪若男を演じていた「青木瓜女孩(青パパイヤ娘?)」と聞いたら、思い浮かぶかもしれない。

――というイントロで始まるこの記事。このイントロ自体が、台湾芸能界における林彥君の位置を示していて何ともいえない。つくづく「東京リトル・ラブ」は大抜擢だったと思う。

それはともかく、本人のブログなど以外にはなかなか情報が入ってこなかった、日本での林彥君の様子が少しわかるという意味で興味深い記事です。

不過也還是因為語言不通而鬧出許多笑話,她回憶,「變態」和「辛苦」兩個單字音是相反過來,但自己老是搞錯,有一次導演誇她演得好,她本來想說:「導演你也辛苦了!」沒想到卻說成「變態」,導演當場傻眼。

おそらく、「辛苦了」と伝えたくて「大変でしたね」みたいなことを言おうとしたんでしょうね。だけどそこで「タイヘン」がひっくりかえって「変態」って言っちゃったのでしょう。他にも、撮影後に飲みに行ったりカラオケに行ったりして、酔った男性スタッフ?が服を脱いだりとか、いろんな経験をしたようです。

撮影がすべて終わったときには、スタッフから花束と彼女のために編集された映像をもらって、感動のあまり泣いてしまったとか。ただ、彼女は台湾で女優として活動していこうというつもりのようで、どんな役でも積極的にチャレンジしたいと言っているようです。

そうかそうか、でもじゃあ帰国後は林彥君はんな仕事を?と思って探してみて、見つけたのがこれ。ブログサイトの痞客邦(PIXNET)がやっている、「10秒說愛你-創意影片徵件」という、I love youのメッセージをこめた10秒のオリジナル映像作品の募集企画の、宣伝用短編映像。なんとなく、林彥君のよさがよく出ている作品のような気が。アイリン派のみなさん、ぜひご覧あれ。



(直後に追記: 林彥君と一緒に出演している変わった髪形の男性は「港媽」という人です。「ダンス物まねネット芸人」と言えばいいんだろうか??? なんだこの人は、と思うかもしれませんが、そういう人なのです(!))


二人について、また何か情報があれば、ブログなりtwitterなりでお知らせしたいと思います。


◆夏宇童(シャー・ユートン)と「東京リトル・ラブ」に関するエントリの一覧は、以下のページにまとめています。
 【Index】 夏宇童(シャー・ユートン)と「東京リトル・ラブ」の情報・まとめ


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2010年10月11日

「東京リトル・ラブ」を(今さらながら)総括

ドラマ「東京リトル・ラブ」が終わってはや2週間ほど。実はリアルタイムで観たことは数えるほどで、ほとんどの回はいったん録画して、後日何回分かをまとめて観る、という視聴法でした。一時は3週間分たまったこともありましたが(!)、ようやく先日、すべてを視聴完了。間抜けなタイミングになってしまいましたが、一応総括的な感想などをエントリをしておきます。ただ、ドラマとしての感想というよりは、台湾ネタのブログの立場から「東京リトル・ラブ」という企画へのコメント、という感じのものですが。

まずは良かった点。

1.台湾の人を抜擢したこと

最初に夏宇童(シャー・ユートン)が日本のドラマに出る、しかも主演で!というのを初めて知ったときは、本当にびっくりしました。彼女を選んだこともそうですが、台湾の女性を主演でキャスティングしようと考えた関係者の方々の判断は、とてもとてもよかったと思います。というか、最初はどうなることやら(日本の視聴者に果たして受け入れられるのか、ぱっとせずに静かに終わっていくだけにならないのか、などなど)と、部外者ながら心配でなりませんでした(!)。

しかし結果として、じわじわ評判を呼び、企画の新しさや時間帯を考えると十分にヒットした作品になり、夏宇童もそれなりに(あくまでも「それなりに」ではあるけど)日本で浸透したというのは、失礼ながら当初はまったく予想しておらず、うれしい驚きでした。

もうひとつ、(ファーストシーズンとサードシーズンの)主題歌の歌手に徐宛鈴(RING、スー・ワンリン)を抜擢したことも、とても大きな点だったと思っています。目玉の主演以外にも、台湾関係の要素を入れようとしたのは、「東京リトル・ラブ」という企画が台湾に着眼したことがそれなりに本気であると感じさせるもので、関係者えらい!という感じ。ただ、徐宛鈴や「praan」についてのプロモーションは最終的にそれほど行われないままだったので、それはちょっと残念。彼女の名前や「praan」を検索して当ブログにたどりつく人は今でも少なくないので(最盛期は本当に多かった)、それはそれでありがたいけど、徐宛鈴については売り出す気はないんだなあという風に感じてしまいました。

でも、何はともあれ、夏宇童や徐宛鈴を大胆に抜擢した点は、本当に画期的だったと思います。


2.中国語(國語・北京語)を大胆に導入したこと

いくらオーディションで選んだとしても、夏宇童がもともと日本語ができるなんて聞いたことはなかったし、言葉の問題はどうする?というのが大きな疑問でした。日本の視聴者は、日本語を話すのでないとなかなか受け入れないのでは…と、これも部外者ながら心配していました。

しかし、結果的にはこれも杞憂で、日本語字幕でも視聴者はちゃんとついてきていましたね。ときどき中文の台詞の画面を入れるなど、手法上の工夫も悪くなかったと思いますが、それにしても字幕がすんなり受け入れられたのはちょっと意外でした。「映画の字幕離れが進む」なんてニュースも以前見かけたけど、そう話は単純ではなかったようです。

また、twitterなどで「東京リトル・ラブ」へのコメントをいろいろ見ていると、中国語の響きが印象に残ったとか、興味深かったとか、萌えるとか(!)いった声がときどきあり、それもそれで個人的には意外でした。たとえ意味がわからなくても、身近に耳にする機会があるだけで、外国語や外国語を話す人たちへの印象が変わっていくというのはおもしろいなあと思いました。


というわけで、台湾ネタのブログをやっている立場ということもあって「東京リトル・ラブ」を見続けてきたけど、じゃあドラマとして本当に面白かったか?というと、素直にうんとはいえない感じが残りました。いろいろ企画上・形式上の制約がある中でよく作られた作品だとは思うけど、それ以上のインパクトがあったわけでは(個人的には)なかったというのが正直なところ。それはどういうところかというと…。


3.「中華圏と犯罪」というイメージの利用

硬い言い方だけど、言いたいのは、「中華圏(外国人一般?)の話が持ち出されるときは、得てして犯罪の話と結びつけられやすい。「東京リトル・ラブ」でもそれは同じだった」ということ。

主要登場人物が警察関係者だったあたりから嫌な予感はしていたのですが(!)、作品のプロットに犯罪や法律違反の話がかなり安易に組み込まれていて、ストーリーの急転が起こるときはことごとく犯罪・警察がらみの話になっていました。話のつくりやすさという点でそうなってしまうのはわからなくもないけど、でもそれってすごく単純に「外国人」と「犯罪」を結びつけるステレオタイプ的なイメージと共鳴するもので、個人的には残念な思いで見ていました。明確に犯罪の被害者の側になったのはリリィ=夏宇童ぐらいで、ドラマのメインの登場人物であれそうでない場合であれ、犯罪者や法律を違反するのはみな外国人(この場合は中華圏の人たち)で、この点は率直に言って安直にステレオタイプをなぞる感じで、何だかなあという思いでした。犯罪を持ち出さないようなプロットの工夫は、ぜひやってほしかったのですが。


4.リリィがとても「日本的」だったこと

夏宇童はあるインタビューで、次のように述べています。

普段の私とリリィは少し違うところがありますね。リリィは好きな人に臆病になってしまい、どうしても一歩が踏み出せないけど、実際の私は、好きな人にも言いたいことを言ってしまうタイプ。リリィを演じていると歯がゆく感じることもありますが、今はそんなリリィをかわいく感じ、演じることがすごく楽しいです。

歯がゆく感じていたのは、夏宇童さん、あなただけではありません(!)。この点は、最初から最後までずっとひっかかっていました。

以前のエントリ(「夏宇童(シャー・ユートン)は前進あるのみ?」)でも書いたけど、リリィという登場人物は、自分が求めるものをためらわずに追求するという点が薄くて、ひるんでしまったり、「私なんか…」とか言って自分に変にブレーキをかけたりする、なんとも(ステレオタイプ的なもしれないけど、あえて言うと)「日本的」な人物です。これに対して、自分が求めるものをためらわずに追求するという、まさにそういうスタイルが、(これもステレオタイプ的な言い方を承知で言うと)「台湾的」だと思います(台湾に限らない可能性あり)。だから、「東京リトル・ラブ」を最後まで見ていて、夏宇童が演じるリリィが事実上全編にわたってひじょーーーに「日本的」なキャラクターであり続けていたのは、個人的には違和感が強く、残念なことでした。

夏宇童は、サードシーズンについて語る別のインタビューでも、こう述べています。

リリィは、いつも誰かの幸せのことを考えているし、誰かを助けなきゃいけないと思っていて。でも、そのために自分が苦労するし、結局、それが周りの人の苦労にもつながってしまっていると思うんです。もっと、早く決断できたらいいのに、なんて私は思ってしまいます(笑)。

いや本当に私もそう思うのです、夏宇童さん! 自分が本当に求めているもの、やりたいことが何かが曖昧な(正確には、決して曖昧ではないのだけどなぜか本人が確信をもてず、人に譲ったりそれを後悔したり無理やり納得したりする)女の子が、紆余曲折を経て、傍から見れば最初から明々白々な結論に、最終回近くになってようやく本人が確信をもって到達する、という展開。これって、日本社会の中で本当によくみられる定型的なストーリーだと思うのだけど、「東京リトル・ラブ」はいろいろ工夫がなされているとはいっても、ストーリー自体はこの定型的なものにきわめて忠実なつくりだったと思います。そういう女の子像って、結局のところ、日本社会で受け入れられやすい女の子のイメージだったりもするし、さらにいうと、もしかしたら、そういう外国人なら、厄介でなく受け入れやすいと日本社会では思われているのかもしれない。

だから、「東京リトル・ラブ」がそれなりに人気を博し、夏宇童がそれなりに知られるようになったといっても、このストーリーの中で描かれたリリィが受け入れられたってこと自体、よくあるイメージの範囲内にとどまっていたことの表れのように思えてきます。実際、だからこそ共感も得やすかったのかもしれないし。でも、個人的には、正直言って異様にしか思えませんでした(ちなみに、セカンドシーズンで中江翼が演じたクォンもそういう人物像で、これまた異様に思えました)。

台湾の女性をキャスティングしたといっても、演じさせるのは類型的で「日本的」な女性とストーリーだったので、新しい何かを見ることができたかというと、答えは「NO」だったと思います。どうせやるならもっと自分が求めているものに忠実で「前進あるのみ」という人物像をあえて投入してもよかったのに、などと思ったり。きっと夏宇童の本来のキャラもそれに近いぞ(!)。でもそれだと、これほど話題になったり支持されたりはしないんだろうなあ(!)。


以上、ないものねだりも書きましたが、「東京リトル・ラブ」が画期的な作品だったのは疑う余地がなく、関係者には(声は届かないかもしれないけど)感謝したいと思います。ありがとう!


◆夏宇童(シャー・ユートン)と「東京リトル・ラブ」に関するエントリの一覧は、以下のページにまとめています。
 【Index】 夏宇童(シャー・ユートン)と「東京リトル・ラブ」の情報・まとめ
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2010年09月18日

藤原紀香の台湾訪問

ううむ、まさかこんなエントリを書くことになろうとは(笑)
偶然報道に気づいたので、twitterでちょこちょこ紹介していたら、最終的にずいぶんたくさん報道されるようになったので、まとめついでに書いておくことにします。

たまたま台湾のニュースサイトを見ていて、藤原紀香が台湾に来ているのに気づいたのが15日の午前中。13日に来台したようで、15日に台湾では複数のメディアで報道されていたけど、日本のメディアではこの時点では一切報道なし。藤原紀香本人のオフィシャルサイトの日記を見て、台湾に確かに行っていることが確認できたので、ツイートしてみることに。

翌日16日には、前日の台湾メディアでの報道の日本語訳が出たけど(ツイート)、やはり日本のメディアの報道はなし。今回の台湾滞在のメインイベントである記者会見は15日に行われていたので、16日の朝には台湾メディアではいろいろ報道が出ていたけど…。

ようやく17日の朝になって、はじめて日本のメディアの報道が出る(サンスポ報知ツイート)。一日遅れで15日の記者会見の様子が紹介される。藤原紀香と並んでいるのはビアンカ・バイ(白歆惠)。

サンスポの記事によると、藤原紀香は会見の最初に中国語で挨拶したそうで、男性司会者に「アイヤースゴイデスネ〜」と言われたとあるけど、この司会者はもちろん、来台日本芸能人の記者会見には必ず出てくる黃子佼ですね。あんたの方がすごいよ。――と、続けてツイート。紀香もビアンカも黃子佼も写っている、黃子佼のアルバムのページをリンクしておいた。

本当なら、なぜか一日遅れではあったけど、台湾でも日本でも報道されて一件落着、というところなのだけど、今回はさらにこの後もう一展開がありました。何かというと、同じ17日の夕方になって、共同通信社が突然この話題について記事を配信したのです。題して、「藤原紀香、台湾で妹役発掘 キウイPRで意気投合」。記事の中では、「藤原はビアンカを「すごくきれいで、かわいい。姉妹役で共演したい」。ビアンカも「藤原さんはセクシーと優雅を兼ね備え、女性の中の女性」と絶賛。「共演できるだけでうれしい。姉妹役なんて想像もできなくて、すごくびっくり」と大きな瞳を潤ませて喜んだ」――なんてことも書かれていました。

共同通信社が配信した記事は、共同通信だけで報道されるわけではなく、日本各地の地方紙をはじめ、大手新聞やスポーツ紙などにもふつう配信・掲載されていきます。実際検索してみると、共同通信の記事と同じ文面+同じ写真が、本当に日本各地の地方紙のサイトに載ったことがすぐわかりました。藤原紀香はともかく、ビアンカ・バイのことがこんなに日本各地すみずみまで報道されるというのは、何というか感慨深い(笑)。明日(今朝)の各紙の紙面に、藤原紀香とビアンカの写真が載っていたりするんだろうか。なんかすごいなあ。

最後に、いくつかフォローを。

今回の藤原紀香の来台は、彼女が広告に出ているニュージーランドのキウイのプロモーションというのが目的だったけど、なぜNZ産のキウイを日本の芸能人が台湾でプロモーションするなんて、どこかねじれた(?)ことが行われたのかと思っていました。調べてみると、このキウイの会社(Zespri)の日本支社の社長(アジア地区のトップを兼ねているみたいですが)は、陳郁然(Yujan Chen)さんという台湾出身の方のようです。本当かどうかはわからないけど、そのせいなのかもしれません。有名なビジネスマンなのか、このお名前で検索するといろいろ見つかります(例:Zespriに行った経緯が書かれた記事)。

ビアンカ・バイ(白歆惠、日本語wikipedia中文wikipedia)は、リン・チーリンと同じ事務所に所属するモデル兼芸能人。ドラマにも出ています。「イタズラなKiss(惡作劇之吻)」でちらっと出たのが最初だと思うけど、「ANGEL LOVERS〜天使の恋人たち〜(天使情人)」や「ハートに命中!100%(命中注定我愛你)」、「P.S.男(偷心大聖PS男)」などでは主要な役を演じています。個人的には「ANGEL LOVERS」の希艾の役が印象的。
今回なぜ記者会見で彼女が登場したのかはよくわからないけど、もしかしたら日本とのつながりがポイントだったのかも(彼女は祖母が日本人です。このページから見られるインタビューで本人がそのことについて話しています)。しかし記者会見では、進行役の黃子佼から「君も紀香さんのこういうところを見習いなさい」的な突っ込みをたくさん言われていたようで、そういう役回りでちょっと気の毒だったかも?

で、記者会見の進行役は、黃子佼(佼佼、Mickey)。日本通で知られる評論家(?)で、上にも書いたけど、来台した日本の芸能人の記者会見には必ず登場。浜崎あゆみの前でavexのジングルのものまねをやってウケたりもしてました。なぜか若い女性芸能人とたびたび噂になる(最近だと、なんと夏宇童と! 本当かどうかはわからないけど、日本に行く直前ぐらいの時期だったので、日本の情報を聞いたりしたんだろうか?)。
筋金入りの日本の音楽ファンだったことが出発点で、日本に関する本も書いたりしているけど、結構な勉強家で、以前読んだインタビューではものすごく真摯で真面目な人だと思った記憶あり。一見そういう人ではないっぽいんだけどね。

蘋果日報の動画ですが、会見の雰囲気がよくわかるのではりつけておきます。



何はともあれ、単なるキウイのプロモーションだけでなく、日本の人たちの台湾への関心のきっかけになればいいのですが。


(追記)その後、日本のメディアでも、会見の様子を動画で配信しているところがあるのに気づきました。リンクだけしておきます。日本の記事になっているビアンカを評価する(?)コメントは、こちらの動画ではじめて確認できます(そのコメントは、台湾側の報道ではまったくふれられていなかった気がする)。
 日刊スポーツ「藤原紀香、台湾メディアの熱狂を楽しむ」

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2010年08月30日

台湾の「高学歴芸能人」?

日本に限らず、アジアには学歴を重視する社会が多いけど、台湾ももちろん例外ではなく、むしろ学歴にこだわる社会としては典型的な例かも。それゆえに教育熱心な思いのエスカレートや、激しい受験競争などがみられるのが、今も変わらない特徴。幼児期からの英語教育熱の高まりはよく話題になるし、台北駅の南側にある予備校街に行けば、平日の夜11時でもジャージ姿の高校生の姿をたくさんを見ることができます。

それだけなら日本ともそれなりに同じだと思うかもしれないけど、個人的な印象では、日本と大きく異なる点は、「学歴を前面に押し出すことへの躊躇のなさ」のような気がする。どうでしょう? 日本だと、学歴へのこだわりが社会の中で広く共有されているのに、学歴ってことさらに表明したりアピールしたりするものではないと、普通思われているような気がする。ところが、台湾の場合、医者の看板とか、政治家のポスターなどには「アメリカの○○大学大学院で博士号取得」とかでかでかと書いていることも多い。自分の名前よりも大きい字で、どーんと書いていることもなくもない気が。

スカパー782ch.でも放送されていた「哈林國民學校」(オフィシャルwikipedia )という番組があって、日本の「平成教育委員会」みたいな、学校の授業を模したクイズ番組なのだけど、冒頭に司会の哈林=庾澄慶(ハーレム・ユー)とその週のゲスト4〜5名が登場するシーンがあります。そこで、ゲスト一人ひとりについて、字幕で出身学校名が表示されます。参考までに、冒頭シーンを含む動画の例をひとつ貼り付けておきます。

http://www.youtube.com/watch?v=-A9yd2iZ9TM
こんな風に、あっけらかんと学歴が毎回毎回表示されるというのも、なんとも台湾的なような気がします。その学歴も本当に多様で、高卒から専門学校・大学だけでなく、海外の大学出身者がそれなりに見られるのも台湾らしいところ。

実際、中文wikipediaに載っている台湾の大学の出身者をみると、意外にいろんな人を輩出しているのだなあと思うことも。特に、有名大学出身の芸能人(日本だと「高学歴芸能人」とか言われたりするのでしょうが)がそれなりにいることに気づかされます。例えば、台湾でトップの大学と言われる国立台湾大学(國立臺灣大學)の出身者リストで、芸能界関係者のところをみると、よく名前が挙がる周華健(エミール・チョウ)や蘇有朋(アレック・スー)のほかにも、こんな人たちが:

朱約信wikipedia
……って誰のことかと思ったら、豬頭皮=朱頭皮のことか。台大だったんだ!

溫尚翊wikipedia
これも、誰?と思ったのだけど、五月天(メイデイ)の怪獣のことらしい。おおそうですか。もともとメンバーの大半は進学校で同級生だった気がするので(いま調べたら國立師大附中だった)、一人ぐらい台大に行ってもおかしくないかも。

季欣霈(阿霈樂團)
以前エントリを書いたことがある阿霈樂團は、ボーカルの阿霈=季欣霈など、メンバーの大半が台大出身。

楊千霈wikipedia
トップクラスの芸能人ではないけど、バラエティの司会をしたり、ドラマに出たり、ちょくちょく姿をみる人。彼女が台大出身とは知らなかった。そういえば以前TANKのMVにも出ていました。ドラマ「原味の夏天」にも出ていたらしい(未見)けど、つい最近放送が終わったばかりのドラマ「飯糰之家」にも出ている様子(このドラマ、修杰楷も出ているコテコテファミリードラマ? ちょっと気になる)。

趙自強wikipedia
って誰?と思うかもしれないけど、「名揚四海」で石頭を叱る上司役だっためがねの人(といってもわからんか)。「敗犬女王」にも出てたのか。

翁滋蔓wikipedia
台大出身の芸能人で一番フレッシュな人・その1? でも彼女は高校(北一女)時代から有名な人だったっぽいけど。在学中から広告出演など芸能活動はいろいろやっていたようだけど、日本で目にする機会があるとすれば、(スカパー782ch.で放送している)「TVBS哈新聞」の司会とか、あとMVの出演(飛輪海の「留下來」とか、梁靜茹の「情歌」)とかでしょうか。梁靜茹の「情歌」のMVを貼り付けておきます(「九月に降る風」の林書宇が監督したMV)。
http://www.youtube.com/watch?v=ZmO9Pw_RYEo

韋禮安wikipedia
台大出身の芸能人で一番フレッシュな人・その2。ついにフルアルバムをリリースした、シンガーソングライター。彼は台大在学中からメジャーどころに曲を提供するなどしていましたが、昨年CDをリリース、今年はフルアルバムを発表。この人はいつか改めて単独のエントリを書いてもいいかも、と思っています。
http://www.youtube.com/watch?v=jRKGAxcMSZU

日本の東大出身の芸能人を思い浮かべると、台大出身芸能人はかなり幅が広いような気がする。いかがでしょう?

※なぜかYoutubeの画面の埋め込みがうまくいかないので、さしあたりリンクだけ載せておきます。折を見て埋め込み画面に修正しますので、ご容赦を。

posted by 研究員B at 01:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | 芸能人 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする