2017年03月05日

4/2(日)「『台湾かあさんの味とレシピ』こぼれ話」のお知らせ

突然ですが、イベント開催のお知らせです。

昨年11月に出版された『台湾かあさんの味とレシピ』(台湾大好き編集部編,誠文堂新光社)。料理上手な「台湾かあさん」の台所を訪問し、自慢のレシピを紹介してもらうというこの本。観光スポットだけでなく、台湾の人たちの普通のごはんや、日常生活を知りたいな、という思いを抱いていた方たちの間で静かな反響を呼びました。

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私、研究員Aもこの本に魅了された一人。紹介されている魅力的な「台湾かあさん」たち、すてきな台所、おいしそうなごはんを眺めているうちに、もうちょっとこの本の周りにあるものを知りたくなってきました。

そこで今回は、この『台湾かあさんの味とレシピ』の編集者である十川雅子さんをお招きして、取材の舞台裏をいろいろと聞かせていただこうと思います。台湾かあさんたちの素顔や台所の様子、お友達・家族との関係、買い物の現場など、本に描き切れなかった台湾かあさんや台湾のごはんの魅力をたっぷり語っていただきます。

イベントの後半には、十川さんを囲んで自由にお話をする時間を設けたいと思います。お茶とちょっとしたお菓子を用意しますので、おしゃべりを楽しみましょう。

イベントの詳細は以下の通りです。


【おきらく台湾研究所・トークイベント】
『台湾かあさんの味とレシピ』こぼれ話
―担当編集者に聞く台湾の魅力―


ゲスト: 十川雅子さん(『台湾かあさんの味とレシピ』担当編集者)
司会:  研究員A(おきらく台湾研究所)

日時 : 2017年4月2日(日)午後2時〜午後4時(開場:午後1時30分)
場所 : 東京ウィメンズプラザ(東京都渋谷区神宮前5-53-67)第1会議室B
    (アクセス
参加費: 1500円(税込:小学生以下は無料)
定員 : 40名(申込先着順・要事前申込) 満員御礼! ありがとうございました!
    ※ご好評につき、定員を増やしました!(2017.3.11追記)

参加ご希望の方は、事前にこくちーずのページからお申込みください。

【キャンセル待ちについて】本イベントは既に定員に達しています。キャンセル待ちリストへの登録をご希望の方は、「こくちーず」の「お問い合わせ」のページから、お名前とメールアドレスをお知らせください。折り返しお返事のメールを差し上げます。

その他:
〇十川さんからの「プチみやげ」があるかも!?
〇書籍(『台湾かあさんの味とレシピ』)は会場では販売しませんので、ご注意ください。なお、会場のすぐそばに書店があります(青山ブックセンター本店)。
〇子連れの参加も可能です。ただし託児サービスはありませんので、他の参加者の迷惑にならないようご配慮ください。
〇参加費は当日、会場にてお支払いください。


ご参加をお待ちしています!


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2016年02月25日

3/10『台南賑災應援音樂會』プレイベント

3/10(木)『MUSIC SAVE OUR SOUL 台南賑災應援音樂會』プレイベント

突然ですが、お知らせ。

3/10(木)に、高円寺 AMPcafeで「Hello HIGH Pop!! vol.2『MUSIC SAVE OUR SOUL 台南賑災應援音樂會』プレイベント」というイベントが開催されます。
このイベントの第1部で、「今だからこそ台南を語ろう!」というテーマのトークショーが行われるのですが、そこに当研究所・研究員Bが参加します!

こんなイベントです:

Hello HIGH Pop!! vol.2
『MUSIC SAVE OUR SOUL 台南賑災應援音樂會』プレイベント」

Facebook: https://www.facebook.com/events/539351022906030/
サイト(Hello Pop!!): http://hellopop.info/2016/02/20/1960/

◆日程:2016年3月10日(木) open 18:30 / start 19:00
◆場所高円寺AMPcafe(東京都杉並区高円寺南4-30-1)
◆charge:2000円(+1drink 500円) ※前売・当日の区別なく入場料は一律2000円

◆内容
【1部(トークショー・今だからこそ台南を語ろう!)】
おきらく台湾研究所 研究員B / Hello Pop!! 杉本貴芳 / Anny(『安妮的傳奇人生』
【2部(弾き語りライブ)】
big the grape / エゴッタマングループ …and more


イベントの主旨は、Facebookやサイトにも詳しく書かれていますが、台南で3/25に行うフリーライブ『MUSIC SAVE OUR SOUL 臺南賑災應援音樂會』の開催資金を集めるというものです。

先日の台湾南部の地震を受けて、Hello Pop!!No Band No Life(台湾で日本の音楽シーンを紹介するwebメディア)が、先日の地震の影響が大きかった台南で、「被災された方々を元気づける、活気ある台南を外に向けてアピールする」、そして何よりも「台南のライブ好きな若者が気軽に楽しめる場所・空間を創りたい」という考えから、開催しようというのがこのフリーライブです。

そして、この台南でのフリーライブの開催資金を集めるために行われるのが、3/10に高円寺で開催される上記のイベントです。チケット売上収入から会場使用料を差し引いた全ての収益を、台南でのフリーライブ開催資金に充てるとのことです。


……で、私・研究員BはHello Pop!!の杉本さんからお声をかけていただき、1部のトークショーに参加することになった次第です。

お話をいただいたとき、こういう応援の仕方もあるんだなあと思って新鮮に感じて、お引き受けしました。少しでもオーディエンスの皆さんに楽しんでもらえるよう、アイディアを練ろうと思っています。

平日の夜ですが、ぜひお気軽にお越しください!

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タグ:高円寺 台南
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2016年01月22日

2015台灣同志遊行(台湾プライドパレード)

(毎年書いているこのテーマのエントリ、途中まで書いたパレード数日後の段階でいろいろ忙しくなり、先送りしているうちに、さらに忙しくなり、それが重なり、あっという間に2か月以上が経過……。ものすごく間抜けなタイミングではありますが、なんとか書き終えたので、ようやくアップします。)

2015年10月25日、「台灣同志遊行」(台湾プライドパレード、2015 Taiwan LGBT Pride: オフィシャルサイトFacebook)が台北で開催されました。

2003年に始まり、13回目を数えた今回のパレード、参加者は7万8000人だったと発表されています。まったくイメージが湧かないほどの数字ですが、比較になるものはないかと思って都内の人口を調べると、狛江市の人口が約7万9000人、国立市の人口が7万5000人弱のようで、「狛江や国立の全住民がパレードに参加する」というくらいの人数……ってイメージがやっぱり湧くような湧かないような…。とにかく大変な人数です。

今回のエントリは、例年同様、現場に行っていない立場からではありますが、この2015年の台湾プライドパレードについて断片的にご紹介します。なお、過去のパレードについてのエントリ(主なもののみ)は: 2010年の台北のパレード2011年の台北のパレード2012年の台北のパレード2013年の台北のパレード2014年の台北のパレード2011年の高雄のパレード2012年の高雄のパレード


1.テーマ「年齡不設限─解放暗櫃・青春自主 No Age Limit」

今回のテーマは、「年齡不設限─解放暗櫃・青春自主 No Age Limit」。年齢による線引きに伴う排除を批判するものです。公式サイトの文章によると、香港の佔中運動・雨傘革命や、台湾の高校生による「反高中課綱微調運動」(例えばこのニュースを参照:フォーカス台湾「教科書改訂に高校生らが抗議の声 「洗脳反対」」)など、若い世代、特にティーンエイジャーの存在が大きい出来事がみられているにも関わらず、未成年であるというだけで、政治に参加するには未成熟であるとか、十分な判断能力がないとされてしまう実状があるとして、そうした年齢による線引きと排除や、それに伴う多様性の軽視や否定を批判するという意図が、今回のテーマに込められているようです。そしてそのような年齢による線引きが、セクシュアリティに関する規範の適用にも結び付けられていること、それゆえにそうした年齢による線引きから自由に生きることを可能にしていくことの必要性が主張されている――ということかと(誤解があるようでしたらご指摘を! 以下も同様)。

公式サイトの文章、高齢者への言及もあるけど、ここでの議論で主に想定されているのはティーンエイジャーでしょう。法律などで年齢による線引きを行うことは、対象となる未成年者を保護しようという目的のものもあるのでしょうが、同時に未成年者を制約の対象として位置づけ、クローゼットに閉じ込めている面があることを強調し、そこからの解放を訴えています。

参考までに、文章中に出てくるものについて、別途日本語で少しでも説明が読めるものを挙げておきます。2004年に施行された「性別平等教育法」(wikipedia)については、『台湾女性史入門』(人文書院,2008)pp.52-53に「ジェンダー・イクォリティ教育法」として詳しい説明が掲載されています。「玫瑰少年葉永ヤ事件」はこの法律の制定のきっかけになった事件ですが(wikipediaの「葉永ヤ」参照)、昨年蔡依林のライブで葉永ヤについてのドキュメンタリーが上映された件が話題になりました。2010年の台南女中の抗議については、当ブログのエントリ「台南女中の“短パン・アピール”(『GF*BF(女朋友。男朋友)』)」で説明しています。

2.パレードの様子

flickrの公式ページが、やはり一番パレードの雰囲気を伝えてくれます。参加者の広がりと多様性、さまざまなメッセージがカバーされていて、眺めているだけでも飽きません!

3.報道

例年同様、台湾メディアの報道は多々ありますが、日本語で読める記事としては、以下の二つがあります: RTIフォーカス台湾(中央通訊社)
ニュース動画もやはりいろいろあるのですが、とりあえず以下の二つを。公視のニュースと、「聯合報」系のudn新聞台のニュースです。

公視「同志大遊行登場 以行動爭取婚姻平權」


udn tv「同志大遊行登場 繽紛台北街頭」


後者では、参加者の国際的な広がりや、蔡英文の同性婚支持表明などにもふれていますが、どちらもパレードそのものを、同性婚の法制化を求める主張に結び付ける形の報道になっています。同性婚の法制化は確かに重要なのですが、ここ数年、パレードのテーマ自体は(同性婚の法制化が社会的関心を集めるようになるにつれ)それとは違うものが選ばれています。同性婚の話ばかりが注目されることで、見えなくなってしまう問題もあることをふまえて、主催者が同性婚ではないテーマを選択しているのだと予想しますが、メディアの報道はやはり同性婚を主題化した形になりやすいことが、これらの例からも感じられます。

4.著名人

パレードの最後の晚會のステージ、今回は伍易(易桀齊と伍冠諺)、そして溫嵐が登場しました。この記事によると、溫嵐は前日の夜はプロモーションで大陸の延安にいたそうで、夜9時に仕事を終えた後、4時間かけて西安に移動、翌日(=パレード当日)朝のフライトで台北に戻るという大変なスケジュールだったようです。さすが!

パレードに参加はしませんでしたが、(この時点で)総統候補であった蔡英文が、上で紹介したudnのニュースでもふれられているように、同性婚の支持を表明しています(動画:Youtube「〔我是蔡英文,我支持婚姻平權〕」)。民進党はパレードのタイミングにあわせて、蔡英文の選挙本部の建物をレインボーカラーで照らしたり(Youtube「婚姻平權主題燈光 @ 蔡英文競選總部」)、同性カップルの姿を描いた動画を公開したりしています(Youtube「生而平權 點亮台灣」)。こうした動きは、つい最近発表された福永玄弥「「蔡英文は同性婚を支持します」―― LGBT政治からみる台湾総統選挙」で指摘されている、台湾の政治家が「LGBTフレンドリー」さを表明することの微妙さをふまえて慎重に考えるべきものではあるし、LGBTをめぐる諸課題のうち同性婚という一側面ばかりが注目されているという懸念もあります。とはいえ、政治家の支持発言もこれまでは市長クラスまでが中心だったことを考えると、総統候補者が明言するということ自体は、(蔡英文個人の発言としては新味のないものだとしても)やはり小さくない意味があるようにも感じます。少なくとも同性婚に関しては、台湾社会において公共的な課題としての位置を得ていることが表れているのは確かでしょう。

またこれとは別に印象的だったのは、アーロン(炎亞綸、AARON)の件でした。同性婚法制化に反対する団体の主張に対して、Facebookで厳しく批判するポストをしたのです。彼に対しては多くの「いいね!」がなされ、報道もされたのですが(レコードチャイナ元記事[自由時報])、特にもともと積極的にLGBTフレンドリーな発言をしていたわけではない(気がします)、かつメジャーな芸能人である彼が、こうした発言を強いトーンで行ったことは、単なるLGBTフレンドリーさのアピールにとどまらないものを感じさせ、個人的には印象に残りました。同性婚への支持を表明する芸能人は少なくありませんが、バックラッシュの主張をあえて取り上げて直接批判するというのは、このレベルのメジャーな人物では珍しいように思われ、同性婚の議論限定かもしれないとはいえ、問題意識の裾野の広がりを示す例だと思います。アーロンは日本でも積極的に活動していますが、日本の活動からも彼のこうした面が垣間見えるといいのにと思ったり。


今回もまたネットを通じての情報整理に終始しましたが、それだけでも、同性婚が公共的な課題として位置を得ており社会的な関心を集めていること、同時にそれゆえに、同性婚以外の面が注目されにくい状況にもなっていること、この両方が見えてくるように思います。8万人近くの人が参加する巨大なイベントとなったパレードは、そうした状況を前提とした上で、「多様であること」をさまざまな形で表現しようと模索しているようにも感じました。

無論、この印象はネットを介してのものにすぎず、実際に現場から見た時はまた違う点もたくさんあるのでしょうが、少なくともイベントとしての盛り上がりだけにとどまらない面が多々あることには、注意しておきたいと思います。

posted by 研究員B at 23:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月27日

2014台灣同志遊行(台湾プライドパレード)

2014年10月25日、「台灣同志遊行」(台湾プライドパレード、2014 Taiwan LGBT Pride: オフィシャルサイトFacebook)が台北で開催されました。

2003年の初回から数えて今回が12回目、今回は6万5000人が参加したと発表されています。想像できる範囲を超えた人数になってからもう久しく、ただただすごいの一言です。

今回のエントリは、例年同様、現場に行っていない立場からではありますが、この今年の台湾プライドパレードについて断片的にご紹介します。なお、過去のパレードについてのエントリ(主なもののみ)は: 2010年の台北のパレード2011年の台北のパレード2012年の台北のパレード2013年の台北のパレード2011年の高雄のパレード2012年の高雄のパレード

1.テーマ「擁抱性/別・認同差異」

今年のテーマは、「擁抱性/別・認同差異」。公式サイトの文章(「2014台灣同志遊行「擁抱性/別・認同差異 Walk in Queers' Shoes」」)を読むと、「同志」を単一のカテゴリーとしてとらえるのではなく、改めて「差異」にコンシャスになること、主流的なLGBTイメージにおさまらない存在をきちんと見出していくことの必要性や、そこに働いている権力関係なども注視することが強調されている――ような気がします(理解不足や誤解があればご指摘を!)。これは、特に同性婚の法制化の動きがある中で、主流的なLGBTイメージだけがイメージされやすくなっているという認識に基づくもので、そのことがLGBTの中の多様性や力学の存在を見えにくくしていまう可能性も視野に入れて、設定されたテーマなのだろうと読みましたが、どうでしょうか。この辺のバランス感覚というか、冷静さはなかなかです。

2.パレードの様子

パレードの雰囲気がわかるものとしては、コンパクトなものとしては苦勞網の記事がありますが、ビジュアルには、公式サイトからリンクされているflickrのページが、盛りだくさんでありつつすっきりしていて、今のところ一番いいかも、と思っています。日本語では、例年台北ナビがまとめの記事をアップしているので、それにも期待(【2014年10月30日追記】残念ながら、現時点で台北ナビには記事の掲載はありません。今年は取材に行かなかったのも。代わり(?)に、なんと東スポが報じています。しかもポイントを押さえた内容です。東スポ「台北の巨大ゲイパレードに7万人参加」)。

3.報道

台湾メディアの報道は多々なされていますが、日本語で読める記事としては、フォーカス台湾(中央通訊社)のものと、RTIのものがあります。
ニュース動画としては、とりあえず以下の二つを貼り付けておきます。公視と、「聯合報」系のudn新聞台のニュースです。

公視「擁抱性別 認同差異 同志大遊行登場」


udn tv「同志大遊行登場 繽紛台北街頭」


どちらも、アジアをはじめとする各国からの参加者が加わっているという国際的な広がりを強調しているほか、反対派のグループの記者会見を報道しています。同性婚の法制化の動きが具体化した昨年以降、徐々に反対派のグループの活動も見えるようになってきた(あるいは、こうした報道の中で紹介されるようになってきた)という印象が(個人的には)あります。もっとも、この動画で紹介されている範囲内では、反対派のグループの主張はいかにも定型的なものですし、その存在がどこまで大きいといえるかはかなり疑問ですが。

4.著名人

今回のパレードでは、例年みられるような著名人の参加やアピールは特に伝わってきておらず、報道で名前が出ていた藍心湄の参加(Facebook)も、個人的なもののように見えます。もちろん参加の形式は大きな問題ではないと思いますし、そういうスタンスも十分ありうると思うので、来年以降もこの点には注目したいと思います。

今回に関しては、実際にパレードには参加しなかったものの、政治家たちからのパレードへの賛意表明がなされたことが多々報道されていました。毎年同様の賛意表明をFacebookなどでしている政治家もいるのですが、今回については、あと一ヶ月ちょっとで地方選があることも影響していたかもしれません。特に、台北市長選に立候補している連勝文が、自らのFacebookでレインボーフラッグを掲載し、当選後はLGBTフレンドリーな環境整備に努めると述べたことは、(そういうことをしそうにないと思われていたこともあって)驚き(と疑念?)をもって報道されています(【2014年10月30日追記】なんと、連勝文のFacebookから、レインボーフラッグの記事は29日に消えてしまったとのこと! どういう意図での削除なのかわかりませんが…。風傳媒「同志大遊行結束 連勝文聲援po文就消失」)。それだけ、(たとえ選挙目当てにすぎないのだとしても)同性婚をはじめとするLGBTの問題が社会的に重要な課題であるという認識が、一定の広がりをもっていることを示しているように思います。

5.五月天の「擁抱(抱きしめて)」

最後に、今回のパレードの「活動曲」として、五月天(Mayday)の「擁抱」(邦題「抱きしめて」)が選ばれていたそうです。やっぱりこの歌ですよね! この歌は日本語詞がつけられて、日本でもカップリング曲としてリリースされています。オリジナルのMVは、まさにこのパレードとも響き合うような、多様なあり方をポジティブに描く印象的な作品になっていますが、日本語ヴァージョンのMVも同じ映像をそのまま使っています。ぜひご覧ください!




以上、今年もまたネットを通じての情報整理でした。検索すれば、日本から実際にパレードに参加した方の声もすぐ見つけられると思うので、ご関心のある方はぜひどうぞ。しかし、実際に現場に行けるのはいつの日か…。
posted by 研究員B at 02:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月27日

2013台灣同志遊行(台湾プライドパレード)

2013年10月26日、「台灣同志遊行」(台湾プライドパレード、2013 Taiwan LGBT Pride: オフィシャルサイトFacebook)が台北で開催されました。

今年で11回目となるこのパレード、毎年大変多くの人が参加していますが、今年は6万人以上と報道されています。すごい! そもそも今の日常で6万人が集結するイベントに参加することなどない(笑)ので、なんだかもううまく想像できないレベルです。

今回も、例年同様、この今年の台湾プライドパレードについて断片的にご紹介。なお、過去のパレードについてのエントリ(主なもののみ)は: 2010年の台北のパレード2011年の台北のパレード2012年の台北のパレード2011年の高雄のパレード2012年の高雄のパレード。2013年6月29日の高雄のパレードについては、痛恨ながらエントリを書けていません…。

1.テーマ「看見同性戀2.0──正視性難民,鬥陣來相挺」

今年のテーマは、ぱっと見てもすぐにはピンと来ないかも? きちんと理解されたい方は、公式サイトの文章(「【說明與邀請】2013台灣同志遊行說明」)をぜひ読んでください。自分なりの大雑把な把握では(正確さは保証できませんのでご了承を)、以前から続く問題であったとしても、より深い層まで見通して、十分に理解されていない問題や困難を明らかにしようという姿勢の表現、という感じでしょうか。表面的な部分にとどまらない形で、「見る」こと、「見出す」「見通す」といったことがフォーカスされているのが印象的です。「性難民」というときの「難民」も、十分な形で見出されないことによって被害をこうむっている存在という含意が込められているようです。だからこそ、「性難民」を正視せよということなのでしょう。

2.ニュース動画

例年、台湾の主要メディアはきちんとパレードについて報道しています。実際、既に非常にたくさんの記事がもうネットに出ていますが、やはり動画でご紹介したいところ。27日の朝になったらまた増えるのでしょうが、ひとまず現時点で出ているニュース動画として、udn新聞台と民視のものを。





前者の開始10秒くらいのところでのダンスシーン、音楽は映画『総舗師 メインシェフへの道(總舖師)』の挿入歌「金罵沒ㄤ」ですね!

3.友善藝人

毎年、パレードの趣旨に賛成する「友善藝人」の歌手がステージに登場して歌いますが、今年は香港からの何韻詩(デニス・ホー)と、林逸欣、阿超が参加。あと昨年のパレードに参加した、黃耀明が今年も来たようです。何韻詩は昨年11月に正式にカムアウトして、黃耀明とともに香港でいろいろ活動しているのでいいタイミングですね。台湾側も大物が来てほしいところですが、今年はそれほどではなかったかも。でも林逸欣、ちょっと見たかった気が。

4.同性婚法制化の動向

昨年のパレードでは、テーマでも「同性婚」がクローズアップされていました。台湾では同性婚法制化を求める動き自体は以前からありましたが、ちょうどこのパレードの前日に、民法の修正案がついに立法院(国会)に送られることになったと報道されました。つまり、いよいよ国会で同性婚の合法化・法制化の問題が直接議論される段階を迎えることになるというわけです(関連記事:中央社「同性爭婚權 大法官意向受矚目」、RTI「同志遊行前夕 婚姻平權草案付委」;9月の日本語の記事も参照:RTI「同性愛者婚姻合法化法案、9月にも討論されるか」)。

なお、今回のパレードを紹介するある記事(「台湾でアジア最大のゲイ・パレード」)の中で、「同性婚の合法化に関する法案を見直す決定を下した」とありますが、これは多分「(同性婚の合法化を可能にする)修正案を検討することになった」を誤解した訳のような気がします。

こちらの関係のニュース動画も一つはりつけておきます。公視のものです。慎重派の声も聴けるのは興味深い。



パレードの実施と直接関係あるわけではないけど、ご参考まで。


以上、一度現場に行ってみたいと思いながら、今年もまたネットを通じての情報整理でした。日本からも多くの方が参加されたようで、もっといろいろ生の情報も探せば出てくると思うので、ご関心の向きはぜひ検索を。
posted by 研究員B at 02:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする