2019年11月09日

盧廣仲(クラウド・ルー)インタビュー(前編)

今回から2回に分けて、盧廣仲(クラウド・ルー)のインタビューをお届けします。

12月11日に渋谷TSUTAYA O-EASTでの来日ライブを控えている盧廣仲。その盧廣仲ご本人に取材する機会をいただきました!

今回のインタビューは「前編」として、海外でのライブの印象、俳優としての活動、創作の様子などについてです。クリエイターとしての盧廣仲の姿が、少しでも伝われば幸いです! なおインタビューは、前編・後編ともおきらく台湾研究所・研究員Bが担当しました。(B)

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【海外でのライブやイベントについて】

――クラウドさんは現在ワールドツアーで世界各地をまわっていますが、ライブに対する反応は国によって違いはありますか?

 そうですね、それぞれ違いがあります。例えば去年行ったアメリカやカナダではとってもクレイジーな盛り上がりで、何だか自分もスーパースターになったような気分になりました。今年行ったオーストラリアは、日本のライブと似た感じでした。静かな歌は静かに聴いてくれ、盛り上がってほしい歌ではすごく盛り上がってくれます。あとすごく集中してライブを聴いてくれて、手拍子のリズム感もすごくよかった。だからそれぞれ違いがありましたが、どれも素敵なライブ経験でした。

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――そうした国による反応の違いを意識して、ライブでのセットリストを変えたりすることはありますか?

 来てくれる人や場所によって変えることはあります。例えば日本では、野外でのステージの場合は、テンポの速いものやリズム感が感じられるものを選ぶようにしています。というのも、日本のみなさんは、自分の周りにちょっとしたスペースさえあれば、開放的な感じでノリよく踊ってくれるし楽しんでくれるので。昨年日本で出演した野外ライブでもそういう選曲をしました。

――9月には東京で、ファンとのトークイベントという面白い企画をやりましたね。

 なかなかない経験でした。世間話をしているのをみんなに見せるんですから(笑)。でも、すごくおもしろかったし、このスタイルはとても気に入りました。自分はブースの中にいるけど、みなさんの質問にすぐ返事ができますから。Instagramなどでもファンの質問に答えたりすることはあるのですが、その時よりももっとリアルにファンとやりとりをしている感じがありました。

――そんなイベントも開催できるほど、これまで活動を続けてきた結果日本のファンも広がってきたと思うのですが、ご自身で日本のファンの方々について変化は感じますか?

 日本で活動をするようになってまだ5年ぐらいですが、自分と大体同じくらいの年齢のファンが多いように思います。もう10年すれば、変化も感じられるようになるかもしれませんね。今のところ…、みなさん楽しそうです!(笑) 10年経ったら、子ども連れで来てくれる人もいたりするんじゃないでしょうか。だって台湾では、よく知っているファンが子どもを産んだり、結婚したりしているんですよ。これってすごく不思議な感覚で、ファンのみなさんと一緒に自分が年を重ねているような感じです。自分はずっと同じことをやっているのにね。

――ワールドツアーで世界各地をまわり、あちこちで食事をしてきたと思います。デビューアルバム収録の「早安晨之美」以来、朝食についてたずねられることが多いと思いますが、各地を旅する中で印象に残った朝食はありますか?

 もちろんあります。日本だとカレーと納豆ですね。日本のお米はおいしいです! 納豆を食べ始めたのは大学時代で、日本人の同級生から教えてもらいました。納豆は100回混ぜるように教わったのも彼なので、今でも納豆を混ぜるたびに彼のことを思い出します(笑)。出会った頃は独身だったのに、彼にはもう二人も子どもがいるんですよ。
 アメリカでは……パンケーキですね。パンケーキを自分で作って食べていました。とてもおいしかったです。毎日毎日食べていたので、台湾に帰ったらもうしばらくパンケーキは見たくないほどでした(笑)。


【俳優としての活動】

――ドラマ「花甲男孩轉大人(お花畑から来た少年)」への出演以来、俳優としての活躍も多くなっています。最近では、特にご自身の「愛情怎麼了嗎」のMVでの熱演は印象的でした。俳優としての活動が、音楽活動に対して影響を与えていることはありますか?



 あります。俳優として演技をする時は、自分とは違う人、時によっては自分とはまったくかけ離れた人を演じなければいけません。その人の世界を受け入れて、その人のやり方で話をしなければいけないわけです。自分の経験からすると、演技ってちょっと「霊媒」と似たようなところがあります。違う人が自分に乗り移り、自分とはまったく違う性格を自分のものにすることで、ストーリーを実体験できるんです。

――それは、俳優としての活動をすることで初めて経験できたことなのでしょうか。

 俳優の仕事をすることで、以前よりもそういう体験ができるようになりました。「霊媒」のような能力を前よりもっと発揮することができるようになったという感じでしょうか。演技をする時は役柄を研究しないといけない。自分と違う立場の人だったら、例えばコンビニの店員さんだったら、どんな経験をするだろう?どんな気持ちになるだろう?と考えなければいけません。「霊媒」の能力を使うことによって、いろんな人の抱えるストーリーを深く考えることができるようになりました。

――これからやってみたい役はありますか?

 今までの自分と違う役であれば、何でもやってみたいです。

――一緒にやってみたい監督や俳優はいますか?

 あまり考えたことはないのですが、これまでの経験だと、一緒に仕事をした監督や俳優の方々すべてから驚きを感じたり、新しいことを学んだりできました。だからもっとたくさんの素晴らしい方たちとお仕事ができるといいなと思っています。


【創作の現場】

――とっても忙しい毎日だと思いますが、その中で作曲や作詞に取り組むのはどんなときなのでしょう? 例えば朝なのか、夜なのか…。

 曲をつくるのは、朝起きて3時間以内にやるようにしています。その時間が一番大脳が動くからです。夜につくることもできますが、曲や詞を考えているうちに眠くなってしまうので(笑)。長い曲を書いていくのなら、朝の9時〜10時ぐらいの時間にやるのがいいと思っています。

――それは朝ごはんを食べた後ということでしょうか?(笑)

 そうです。ただし、朝ごはんをいっぱい食べてはいけません。食べすぎると血液が頭よりもおなかの方に行ってしまうので、控えめにする方がいいんです。これは科学的根拠に基づいた話ですよ(笑)。

――創作のインスピレーションは、日常のなかでどんなときに浮かびますか?

 メロディのインスピレーションを得るのは、移動中が多いですね。今回も東京に来る飛行機の中で一曲作りましたよ。飛行機の中は、スマホをいじることもできず、窓から見えるのもただ白い雲と空だけで、創作に集中できるぴったりの空間だと思います。

――作詞を他の人と共作した作品がありますが、共作するときはどのようにして進めるのでしょうか?

 いろんな方法があります。例えば80%ぐらいまで歌詞ができあがっているけど、どうやって完成させたらいいか迷った時や、タイトルを他の人が見た時にどう思うか気になった時などに、意見を聞いたりします。そこで新しい考えを聞いて、「わあ、そうだね!」となって歌詞を変えることもありますね。他に、先にタイトルを話し合って決めてから、その後もずっとアイディアを出し合いながら作り上げていくという方法もあります。

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(撮影:おきらく台湾研究所・研究員A)

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 インタビュー前編は以上です! 後編では、聴いている音楽、これまでのキャリアとこれからなどについてお届けするので、お楽しみに! 【後編はこちら】(B)


Crowd Lu 2019 World Tour Tokyo
【クラウド・ルー 2019 ワールド・ツアー・東京】

日程: 2019年12月11日(水)開場18:00 / 開演19:00
会場: Shibuya TSUTAYA O-EAST
料金(税込): 1Fスタンディング7,500円 / 2Fスタンディング7,500円
詳細: Crowd Lu クラウド・ルー 日本版オフィシャルサイト

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posted by 研究員B at 21:57 | Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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