2017年08月19日

活泉足體養身世界−台北で手堅いマッサージを受けたい時は…

今回は珍しく王道な台湾マッサージ店に行った。行ったのは「活泉足體養身世界」(民權中心: 台北市中山區民權東路二段134號、公式サイト)。行天宮のすぐ近くにあるお店。

実はこちら、ご招待でうかがったお店。しかも
「なんでも好きなことを書いてください」
という潔いお言葉付き。これは頼もしい。気になる。ということで、いそいそと伺う。

お、おおお。なんて王道な台湾マッサージ屋さんだ。この辺、似たようなマッサージ屋さんが並んでいるから、こんなことでもないと敢えて入らないかも…。

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なんて失礼なことを考えながら、入ってみてちょっとびっくり。平日午後1時なのに、中は足裏マッサージをする人でいっぱい。それも大部分が台湾人のお客さん。しかも女性。

【見えてないけど画面右手にお客さんがずらっといる】
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経験的に、地元女性がいっぱいいるマッサージ屋さんは「当たり」の確率が高い。期待しながら3階の個室へと向かう。今日、研究員Aが受けるのはリンパマッサージ。お店の一番のお勧め、ということらしい。洋服を脱がなければいけないので、警戒心の高い研究員Aが普段はお願いしないメニュー。せっかくなので冒険してみた。

で、実際のマッサージ。リンパマッサージはあまり受けたことがないので他と比べることができないのだけれど、かなり良かった! 要所要所で激しく痛く、「ぎゃあぁ」となる。でも、痛みの元が適切に処理されている感じなので、「が、がんばろう」という気持ちになる。実際、終わった後に痛みはまったく残らず、残るのは爽快感とリラックス感のみ。これが下手なところだと、痛みとか緊張が残ってかえって疲れちゃったりするのだ。施術中の痛みが後にひかないというのは上手なマッサージ屋の証。

もう一つ、マッサージの最中に感銘を受けたのはマッサージをしてくれる人の距離感。
「台湾はよく来るの?」
「台湾のどこがそんなにいいの?」
とか話しかけてきてくれるものの、こちらがリラックスして話せる程度以上には踏み込んでこない。
「仕事は何をしているの?」
という質問に答えても
「そうなんだ〜」
でおしまい。年収やら待遇やら根掘り葉掘り聞かれたることも多い中で、このくらいの距離感を保つ絶妙さに逆にびっくり。

そんなこんなで、段々と気持ちもほぐれ体も緩んだところで、マッサージ終了。着替え終わると白湯を持ってきてくれて、ふわあとリラックス。
「我的身體完全不一樣〜。(体が別物になったみたい〜)」
と施術してくれたお姉さんに言うと、にこっと笑ってVサインをした。なんてキュート。また心がほぐれる。

着替え終わって外に出ようとしたら、隣で研究員Bがマッサージ中。

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うむ。気持ちよさそうだ。

一階に降りるとオーナーのケビンさん(日本人)がいらしたので、研究員Bを待ちながらお話をする。ちらっとご挨拶を、ぐらいに思っていたのにお話が面白くて長話。

お話をしながら感じたのは、このお店は「人を大切にし、きちんとした技術をみんなに届ける」というポリシーで運営されているのだなあということ。

例えばマッサージの最中、施術してくれたお姉さんが
「この店で働いて16年になる」
と言うのを聞いて驚愕した。台湾は転職するのが一般的。みんなどんどん転職する。マッサージ店であれば、それはなおさらのこと。びっくりしたのでそのことについて、ケビンさんに聞いてみたら、
「うちのスタッフの3分の1は10年以上ここで働いてますよ」
とすました顔で仰る。技術を持ったスタッフにはそれ相応の対価を支払う。そしてその技術をお客さんに提供し、報酬を得る。誰かを犠牲にしたり、裏切ったりせずに、きちんと誠実に利潤を回していく。それがお店を育てる。そんな経営方針が言葉の間から垣間見えて、へええと感服。ケビンさん、遊び人ぽく見えるけどすごい人だ。(←失礼)。

他にも、ケビンさんのこだわりは当たり前だけど納得することばかり。スタッフは施術中にスマホを見ない。お客にむやみやたらに話しかけない。女性のお客さんには女性のマッサージ師を、男性のお客さんには男性のマッサージ師を割り振る。個室で施術の時は(特に服を脱ぐリンパマッサージの時は)、カーテンで仕切っていても同性のお客さんしか同じ部屋にしない。などなど。

もちろん、人によって、店の混雑状況によって、ルールを変えなければいけないことはある。それでも、こういった「当たり前」を徹底する努力をこつこつ続けているところが、このお店を人気店にしているんだなあとしみじみと思ったりした。

ちなみに、宿舎に戻ってからお店のことをSNSにポストしたところ、驚くほどコメントがたくさん。そのほとんどが
「私も行ってます!」
「このお店、大好きです!」
というお言葉。こんな有名店で人気もあるなら、わざわざうちにお声がけいただかなくてもいいんじゃないのかな、と思ったりもする。だけど、ケビンさんは言ってた。
「本物の台湾のマッサージを、もっともっとたくさんの人に知ってほしいんですよ。その辺で適当なマッサージを受けて、こんなもんかと思って欲しくない」
なるほどね。

【マッサージ店ではなく伝統医療のお店として認可を受けているのがお店の誇り】
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そんなわけで、せっかく台湾に行ったなら台湾マッサージを。そして、せっかく台湾マッサージを受けるなら本物を。ということで、活泉足體養身世界は覚えておいて損はないお店。オーナーのケビンさんや受付の方に日本語が通じるので、そのあたりも安心できます。

【研究員Bのコメント】
Bが受けたのは、足裏マッサージ(+温湿布と足湯)40分と、全身指圧マッサージ60分。どちらも特段変わったことをするわけではなく、オーソドックスなマッサージ。マッサージを受けて感じる痛みって、特に台湾で受けるときは、「体のどこかの不調ゆえに痛い」のと、「無理にぐいっと押すから痛い」のが区別がつかなくなることが店によってはあるような気がする。だけどこの店のマッサージは、確かにぐいっと押し込まれるし、痛いところはもちろん痛いけど、ちゃんと体の不調を確かめていくようなマッサージ。痛い時があってもそれは納得ができ、実際終わるとすっきりする。
こういう堅実なマッサージ店って、意外に台湾には多くないような気がするのですが、いかがでしょう。きっちりやってもらって、ちゃんとすっきりする。その確かさ・手堅さが印象的でした。好評なのも納得でした。


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posted by 研究員A at 00:27 | Comment(0) | 旅行:遊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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