2014年03月28日

台湾でお参り2 台南・臨水夫人媽廟の巻

前回に続き、台湾で研究員Aの妹・energyちゃんのために安産祈願をした話。台北・大龍峒保安宮に続き、今回は台南の臨水夫人媽廟(台南市中西區建業街16號)。

今回行った三つの廟の中で、おそらく最も知名度の低いこちらの廟。だけど「安産祈願」という主旨には最も近く、安産・子育て・子宝等々、女性関係の悩み全般を叶えてくれる神様が勢ぞろい。行ってみたら、確かに廟にいる神様の8割くらいが女性。こんなに女性の多い廟は初めてで、なんだかびっくり。

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しかもそんな廟だからか、女性の参拝者が異様に多く、更にはまた子供も多い。お父さんに臨水夫人がいかに偉いかを説明されている男の子とか、神様に供えられているお菓子をくすねて食べてる女の子とか、どこで線香に火をつけるべきかで口論してる兄弟とか。他の廟にはないにぎやかさと活気で、なんだかそれ自体が安産とか子育てに効きそうな感じがした。

さて、こちらの参拝方法。まず参拝セットを買う。我々は廟の隣の店で買ったが、中でも売っていてそっちの方が少し安い。ただ外の店は参拝セット一つ買ったら、無料で線香を追加してくれた。おかげで、お供えは一つ、でも線香は3人分という経済的なことができた。ありがたい。

中に入ったら、まずお供え台にお供え(ちょっとしたおやつ)と金紙(紙でできたお札)をセット。保安宮では他の人のお供えと紛れてしまって困った教訓を踏まえ、今回は分かりやすい場所をしっかりキープする。

保安宮と違ってお供えセットの中に蝋燭はなし。よって蝋燭を供える行程をカット。向かって右手の指定された場所で線香に火をつけ、いざお参りに出発。「神様ごとに自分の個人情報とお願い事を言う」「外→中央→右から左という順でお参りする」「香炉があったら線香を供える」が基本ルールはこちらも同じ。ただ、保安宮と同じく後殿があるので見落とさないように注意が必要。あと事前にこちらの廟について調べていた研究員Bによると、一つの香炉に線香3本を供える、という独自ルールがあるとの噂。でも他の人を見てもこのルールが貫徹されてる感じはなく、でも確かに3本供えてある場所もあり。結局、なんとなくその場その場で1本にしたり、3本にしたりしてお参りを続けた。はて、どっちが正解かしら。

お参りが終わったら、自分のお供えを取りにいく。今回は分かりやすい場所に置いてあったため、無事、置いた時と同じ形で残っていた。そのまま金紙を燃やしに行くが、こちらの廟は炉が廟の中にある。だから、参拝中の人々に紛れてまた右手奥へと進むことに。動線が悪いぞ〜。

金紙を燃やしたら任務終了。そのまま外に出て、台南小吃巡りへと繰り出した。すぐに小吃巡りに繰り出せるロケーションも○。

でこの後は信じるも八卦…という話だが、場の空気感に敏感な研究員Aがこちらの廟で感じたこと。保安宮が「水」な感じだとしたら、臨水夫人媽廟は「土」。すごーく地に足がついた感じの、良い意味で泥臭い、そしてあったかくて賑やかな場所だった。

こちらの廟、メインの神様の女性比率が高いだけでなく、それ以外の小さな神様もほとんどが女性。廟をぐるりと取り囲むようにこの小さな神様が一つずつ飾られていて、それぞれが赤ん坊を抱いていたり、子供を連れていたり、双子や三つ子がいたり、兄弟がいたり、ありとあらゆるパターンの「母と子」の像がある。それを一つ一つ見ながらお参りしていくと、何だか「あちら」の世界で子供が騒いだり、笑ったり、泣いたりしていて、それを神様が怒ったり、あやしたり、一緒に笑ったりしている声を感じられるような気がした。「こちら側」の廟の中でも、子供とその親が賑やかに過ごしていたから、その相乗効果でなんだかすごくあったかい気持ちになったのだ。

ここでちょっとだけ告白すると、研究員Aの妹・energyちゃんの出産は、普通の人よりほんの少しややこしい状況にあった。それについて研究員Aは思った以上に心配していたし、不安だったらしい(←保安宮でお参りしながら気づいた)。でも、ここ臨水夫人媽廟でたくさんの、たくさんの小さな母と子の形をした神様にお参りをしていたら、ある瞬間にふと「あ、energyちゃんもその赤ちゃんも大丈夫だ。ちゃんと護られてる」と確信を持てた。何かの啓示みたいに。その後、energyちゃんは無事出産し、赤ん坊もちゃんと大きくなっている。だからあの時の啓示は本物だったと研究員Aは思っている。

あ、そう言えば、ここの廟、女性全般に効くというだけあり、ちゃーんと月下老人(縁結びの神様)もいる。でもここの「恋愛」はロマンティックに燃え上がる、というより、手をとりあって一歩一歩堅実に進む、みたいな恋愛の方に効く気がするな。龍山寺の月下老人が燃え上がる系な恋愛に強そうなのとは対照的。もし結婚して家庭を作る、みたいなことにつながる手堅い恋愛をしたい方がいたら、臨水夫人媽廟の月下老人は良いかもしれませぬ。効果の程はまったく保証できませんが(笑)。
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posted by 研究員A at 21:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行・観 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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