2012年09月04日

台南帆布バッグ屋めぐり3 廣富號

2012年3月の台南帆布バッグ屋めぐりレポ・最終回。本日は、最もおしゃれだった廣富號(台南市中西區忠義路二段78號:公式サイト公式ブログショップサイト台北ナビ)。

さて、永盛帆布行合成帆布行と見た後に、三つ目の帆布バッグ屋・廣富號に向かう。合成帆布行から廣富號までは歩いて5分程度…のはずが、途中で偶然、粽の超!有名店・再發號を発見。思わず店内に吸い込まれ、一個食べてしまう(その時のレポはこちら)。そう、永盛帆布行、合成帆布行、廣富號の位置関係はちょっといびつな三角形。それぞれの店の間は徒歩5分程度なのに、その途中には担仔麺のこれまた超!有名店の度小月(本店)に粽の再發號があるというわけ。かなり狭い範囲で、帆布バッグ屋と小吃の名店が梯子できる。この辺が台南の恐ろしさというか、底力を感じるところ。

廣富號は再發號のすぐ近く。粽で心満たされ、てくてく歩いていると、突如現れたのが、このおしゃれショップ。

廣富號1.jpg

永盛帆布行、合成帆布行が「作業場」だったのと比べると、明らかにこれは「ショップ」。しかも、「おしゃれ」という冠をつけて遜色なし。古都・台南(またの名をコテコテ台湾)では、かなーり目を引く。そして置いてある商品も、他の二つの帆布バッグ屋に比べると明らかに洗練度が違う。

バッグいろいろ。

廣富號2.jpg

ディスプレイもおしゃれ。

廣富號3.jpg

小物もあり。

廣富號4.jpg

実は、日本で下調べをしていた時、三つの帆布バッグ屋で一番心引かれたのが廣富號だった。きっとここで買うんだろうな、とものすごく楽しみにしていたのだけど…、何かが違う。それが何なのか、説明するのはすごく難しい。帆布って微妙な素材で、ちょっとしたデザインとか、色の選び方で、すごくテイストが変わってくる。ここはものすごく研究員A好みのラインであるにもかかわらず、何かがほんのちょっと違うという感じが拭えなかった。その証拠に、色々手にはとるものの、最後の一押しには到らず。ちょっと残念な気持ちを胸に手ぶらで店を立ち去ろうとしたその時、研究員Aの目に飛び込んできたもの。それは、このバッグ。

廣富號5.jpg

縦20cm、横10cm程度の小さなバッグに縁起物の「双喜(double happiness!)」のデザイン。これって、研究員Aの妹、energyちゃんに兄弟冶印で買った結婚祝いのハンコ(これ)を入れるのにぴったりじゃない?

勢い込んでバッグを持ってレジに向かった研究員Aに、店員さんは意外なことを言った。

「すみません。これはサンプルとして置いてあるだけで、小売りはしていないんです」

よく聞いてみると、このバッグは、結婚式で引き出物を入れて配るという用途を想定して作られたものだそう。裏に、配る人(つまり結婚した人)のイニシャル等をデザインしてプリントするサービス込みなので、大量注文でしか売らないのだそうだ。

「ああ、そうなんだあ。残念です。実は妹が今度結婚するので、プレゼントを入れるのにちょうど良いかと思ったんですよ。こういうデザイン、日本にはなくてとても可愛いので」

あまりにがっかりしたので、つたない中国語でぽつぽつ語る研究員A。すると、店員さん(おそらく店主さんと思われる女性)が、思いがけず、こんなことを言ってくれた。

「分かりました。わざわざ日本からいらしたんですから、特別に裏が白地のものをお売りしましょう。ちょっと待ってください。裏から取ってきますから」

ええぇ〜。信じられない気持ちで呆然と待つ研究員Aのところに、本当にバッグを持ってきてくれた店員さん。しかも、値段が150元くらい。いや暑くて記録をとり忘れたのでもしかしたら違うかも。でも、「え、それって卸値?」みたいな価格だったことは確か。

感激して、「ありがとう」を繰り返す研究員Aに、「大丈夫ですよ」と微笑む店主。あああ、何て優しいんだ。嬉しいなあ。

しかも、無理言った上にやっすい買い物しかしなかった研究員Aの商品も、こんなおちゃめな袋に入れてくれた。

廣富號6.jpg

台湾でよく見るビニールシートのような生地で作ったバッグ。それに廣富號の「廣」をデザインしてある。なかなか可愛いので、これはこれで、帰国してからも所長(5歳)のおもちゃ入れとして活躍中。

というわけで、とっても素敵なお店だった。研究員Aのテイストからはちょっとずれたけど、それでもなお自信を持ってお勧めできる。おしゃれ帆布バッグ好きの方は、台南行ったら絶対チェックですぞ。

あと、研究員Aが買った上の引き出物バッグ。帰国して廣富號のブログを見たら、台湾産有機米を詰めて引き出物として配った例が紹介されていた。なんて素敵な! これから結婚式の予定のある方、台南でこのバッグをオーダーして引き出物入れて配るなんてどうでしょー? 私も機会があったら、ぜひやりたい。が、おそらくもう結婚式をやる機会はない。米寿のお祝い返しとか入れようか。でも、それはさすがに先すぎるなあ…。

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posted by 研究員A at 23:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行:買 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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