2011年09月23日

ドラマ《流漂子》

台北滞在もついに最後の夜。今回の旅、テレビについては深夜にちらちら見た程度だけど、それでもやっぱりかなり興味深く、楽しめました。

いわゆるアイドルドラマは、日本で放送されなくてもいろいろ情報が入ってくるけど、そうではないタイプのドラマも台湾にはたくさんあります。そういうドラマを見ることができるのは、やはり台湾滞在中ならでは。というわけで、滞在中に見かけたものの中で、絶対に日本では放送されないと思われるドラマを、いくつかご紹介しようかと思います。

今回は、まずその1として、《流漂子》公式サイトwikipedia)をご紹介。客家電視台で放送されているのをちょっとだけ見ました。もともと2009年に放送されたものの再放送だった模様。客家語のチャンネルで放送された客家語のドラマなんて、普通なかなか見る機会はないので、貴重な体験。

これ、英語タイトルが「Mango Dreamer」というのですが、それは主人公が台北・永康街でマンゴーかき氷の店を立ちあげた人物という設定だから。民國50年代の永康街を舞台にした青春ドラマ、という感じの作品です。

客家語のドラマに出演している俳優なんて知らない人ばかり、と思う人もいるだろうけど、実はこの作品、それなりの俳優が起用されています。まず主役の羅強(小羅)役は范植偉。彼は客家人なんでしょうか? 準主役の阿潘を演じているのは、元183clubの黃玉榮。彼は本当にいろんなドラマに出ていますねえ。黃玉榮、wikipediaによると、先住民族アミ族の血を引く客家人だそうです。

で、実際に見ることができたのは1回だけ、しかも途中からですが…。細部の正確さは保証なしという前提で、こんな話でした。多分以下の登場人物は、みな幼ななじみという設定のはず。


美女(役名)が男性達との酒の場にいなければならず、そこで酔ったある男性にからまれる。先輩だか何だかなので、はっきり断り切れず困っていると、范植偉演じる小羅が「すみません遅れて」と入ってきて、その男性と美女の間にぐいっと入って座る。小羅は男性の後輩か何からしいのですが、その男性から「なんだお前、久しぶりじゃないか、でも遅れてきたから、まずかけつけ3杯だ!」と言われて、小羅は次々に酒を飲む羽目に。でもそのおかげで美女はその場から離れることができた。

ただ、酔い潰れた小羅は寝入ってしまい、朝目覚めると自分が美女の家にいることに気づく。起きてみると、美女が嬉々として朝食を準備中。朝食を2人で食べる展開になり当惑する小羅(彼にはいいなずけ(?)がいるので)。しかも食べながらいきなり、美女が(昨晩の経緯ゆえか、元々そういう思いをもっていたのかはわからないけど)「あなたのことが好きなの」と言い出し、ますます当惑する小羅。

その後結局小羅は自宅に戻る。ちょうど母親といいなずけ(?)の玲芬が朝食をとっている。「朝食は?」といわれて「いや、食べてきたからいらない」と応える小羅。その様子をみて、彼の母親はピンと来て「どこで食べてきたの」と追及。小羅は正直に美女のところだといって、酔い潰れた話などをし、それに対して玲芬も「(元々知っている)美女は変な考えを起こす子じゃないわ」とフォロー。疑惑の思いが消えない母親は「もう子どもじゃないんだから、何があってもおかしくないのよ」と警告。

さて美女の仕事は学校の美術教師。緑の中で、生徒に写生をにこやかに教える美女。それを遠くから見つめる、黃玉榮演じる阿潘。どこか遠くに行って離れていた彼はちょうど地元(?)に戻ってきたところのようで、思いを寄せる美女の姿を久々に見つけ、思わず「美女!」と呼びかける。振り返る美女――というところで次回予告とエンドロール。


――うーーーん、なんともベタな話! いやまあいいんですが、とてもわかりやすい話を、みなさん非常に誠実に演じています。とはいえ、トータルに見て丁寧につくられている作品で、ついつい見入ってしまいました。

もっと全体を見たら、客家らしさみたいなものも随所に感じられるのかもしれませんが、とりあえずこんな感じ。ちなみに美女を演じているのは、胡盈禎という人。タレントの胡瓜の娘さんだそうで、「犀利人妻(結婚って、幸せですか)」でルイファン(溫昇豪)の妹役(瑞萱)も演じているそうです(未見なのでいまいち感じがわからず)。

予告編の動画を貼っておきます。范植偉がヤンキーの格好をしていて貴重?



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posted by 研究員B at 03:54 | Comment(2) | TrackBack(0) | ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
出張お疲れ様です。日本は昨日から大分涼しくなってきてます。
テレビを見るのも訪台時の楽しみの一つですね。客家語チャンネルってのがあるんですね。
見たことある人と思ったら、范植偉って「部屋においでよ」の俳優さんですね!
8月に訪台したときにテレビをつけると、やたらとアンディ・ラウを見かけました。香港チャンネルでもあるんでしょうかね…
100何番かのチャンネルっていくつかお坊さんの説法番組みたいのがありますよね。
ついつい言葉の分かる日本の番組を見て中国語字幕を見ながらなるほどこう訳すのね、などと色々楽しめますよね〜
この度の研究所さんのツイッターやブログを拝見して、また台湾行きたくなってます〜
Posted by mikinoko at 2011年09月23日 08:46
コメントありがとうございます。お返事遅くなりすみません。

はい、范植偉は「部屋においでよ」の彼です。地味な作品も含め、その後もいろいろ出演しているのは知っていましたが、客家ドラマにまで出ているのは知りませんでした。

お坊さんの説法番組、ありますねえ。しかもたくさん。台湾のテレビの最大の魅力は、100(よりは少ないけど)あるチャンネルをいろいろスキャンしてつまみ食いできることにあるような気がします。ちゃかちゃか変えてぼーっと見ているだけでも、時間がどんどん過ぎていきました。
Posted by 研究員B at 2011年09月25日 03:08
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