2011年05月07日

2011台北電影節「台北電影獎」ノミネート作品・その1

台北電影節は、例年6月から7月にかけて開催される映画祭です。その中で「台北電影獎」という賞のノミネート作品が、このたび発表されました。

台湾で映画の賞といえばやっぱり金馬奨でしょ、という方も多いと思います。それはまあそうなのですが、でも、日本にいる側からすると、実はこの台北電影節は、特に台湾映画に関しては、結構目が離せない映画祭です。これから11月ぐらいにかけて、東京国際映画祭をはじめとする各種映画祭やロードショーなどで、日本で観ることができるかもしれない台湾映画が何になるか気になるところ。台北電影節は、ちょうどいいタイミングで開催されるので、今後の上映作品を占う上で非常に参考になるのです。

例えば、昨年(2010年)の台北電影節では、「台北電影獎」には以下の作品がノミネートされました(「劇情長片」部門のみ)。日本で上映されたものには日本のタイトルをつけましたが、10作品中7作品が上映されています。この結果を見ても、今後日本で何が上映されるのか、予想したり期待したりする上で、この映画祭が注目必須だということがわかるかと。

《一頁台北》(「台北の朝、僕は恋をする」)
《靈魂的旅程》
《臉》
《第四張畫》(「四枚目の似顔絵」)
《聽說》(「聴説」)
《艋舺》(「モンガに散る」)
《台北星期天》(「ピノイ・サンデー」)
《父後七日》(「父の初七日」)
《第36個故事》(「台北カフェ・ストーリー」)
《眼淚》

というわけで、今年の台北電影節「台北電影獎」のノミネート作品(「劇情長片」部門)を、つれづれにみていこうというのが今回のエントリ。

《那些年,我們一起追的女孩》
《我的拼湊家庭》
《河豚》
《命運化妝師》
《消失打看》
《當愛來的時候》(「愛が訪れる時」)
《熊熊愛上你》
《歸‧途》
《翻滾吧!阿信》
《寶島漫波》


現時点で日本で上映されたことがあるのは、昨年の東京フィルメックスで上映された「愛が訪れる時」のみ。それ以外の作品はまったくorほとんど何の情報も知らなかったものが大半だったので、それぞれちくちく検索。その結果を、ごく簡単にご紹介。参考になりそうなページがあればリンクしておきます。また、予告編やそれに類したものがあれば、その動画もはりつけておきます。監督や出演者情報が中心で、そもそもどういう内容の映画なのかの説明は不足気味ですが、その点はご容赦を。予告編でカバーしていただければ幸いです。


《那些年,我們一起追的女孩》

人気作家の九把刀が自ら監督した作品。コミックリズのドラマの製作で日本でも知られている柴智屏(アンジー・チャイ)がプロデュース。主役の柯震東は新人。陳妍希(ミシェル・チェン)や莊濠全(敖犬:LOLLIPOP F)が出演。人気ブロガー=イラストレーターの彎彎がなぜか女優として出演している模様。

「臺灣電影後浪潮」での紹介ページ




《我的拼湊家庭》

詳細不明。台北電影節公式サイトいわく、「劉振南執導的《我的拼湊家庭》描述現代家庭的崩解與聚合,有如現代都會之縮影」だそうです。アジアンパラダイスでは「出演:鄭有傑、何以奇」とあるのですが、鄭有傑監督が俳優として出演しているんでしょうか。何以奇、最近だと「墾丁は今日も晴れ!」で看護師役で姿を見ました。


《河豚》

「チョコレート・ラップ(巧克力重擊)」「ビューティフル・クレイジー(亂青春)」の監督・李啟源の新作。主演の吳慷仁(クリス・ウー)は「愛が訪れる時」で來春の恋人役だった人。未見ですがドラマ「秋のコンチェルト」の花拓也(フア・トゥオイエ)役も彼だそうです。

李啟源電影有限公司
「臺灣電影後浪潮」での紹介ページ


《命運化妝師》

4月に「2011金馬奇幻影展(ファンタスティック映画祭)」でオープニングを飾った作品。幸い、日本語での説明があります(江口洋子の華流エンタメ応援団)。それによると、監督の連奕gは「海角七号」の助監督をつとめた人で、この作品が初めての長編監督作品だそうです。「求婚事務所」にも関わっていたみたいで、紅豆に彼の紹介ページがあります。「犀利人妻」で女優としてブレイクした隋棠(ソニア・スイ)は、これが映画デビュー作品? 男性陣も豪華。

「臺灣電影後浪潮」での紹介ページ




《消失打看》

「キャンディレイン(花吃了那女孩)」の陳宏一監督の新作。これもキャストについては日本語の紹介があります(江口洋子の華流エンタメ応援団)。王子(プリンス)、KID(Circus)、林辰唏、曾珮瑜と華やかですね。Channel [V]でドタバタやっていたCircusの一員がついに映画出演というのは何だか感慨深い。林辰唏(「台北カフェ・ストーリー」の妹役)も曾珮瑜(「台北の朝、僕は恋をする」の刑事の彼女役)も出演が相次いで大人気。イタキスで松本裕子(許瑋ィティファニー・シュー)の妹役をやっていた謝欣穎は、今や立派な映画女優で、この作品にも上の《命運化妝師》にも出演しています。

公式ブログ
「臺灣電影後浪潮」での紹介ページ




残りの作品はまた改めて。

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posted by 研究員B at 02:46 | Comment(2) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは
いつもながらおきらく台湾研究所さんのブログは濃くてすごいです。中国語の先生おすすめとのことで、昨年台北旅行した際に『聽說』買ってきたんですが、未視聴です。。エディ・ポン結構好きなので、観たいんですが、録りためている台湾ドラマばっかり観ているためなかなかたどり着けません。
台湾映画も結構日本上映されているんですね。いろいろ新しい映画も観てみたいですが、最近『非情城市』をまた観たいなと思っています。
Posted by mikinoko at 2011年05月17日 22:28
コメントありがとうございます。
日本で上映されているといっても、ロードショーまでこぎつけているものは「台北の朝、僕は恋をする」と「モンガに散る」、あと延期になっている「父の初七日」ぐらいで、映画祭などでの上映だけにとどまるものも、まだまだ多いですね。
「聴説」気になっているのですが、これも確かどこかの映画祭で上映したっきりです。今からでもどこかでやらないかな、と思っています。
「非情城市」を研究員Aに勧められて見たのはもう10年近く前? 当時は、まさかその後こんなブログをやることになるとは思っていませんでした。
Posted by 研究員B at 2011年05月19日 11:47
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