2011年02月21日

ギネス記録(?)の大きな「甜粄」

台湾で開催された、ギネス記録をめざすローカルフードのイベントについてこれまで2回ほど紹介しています(肉圓福菜)。テーマとなる食べ物のローカルさと、ギネス記録という世界水準志向(というほどのものなのかわかりませんが)みたいなもののギャップが、何とも不思議な感じでした。肉圓のイベントも福菜のイベントも、それぞれ年末と1月初めに開催されたイベントでしたが、2か月も経たないうちに、またローカルフードでギネス記録に挑戦、という話題が報道されています。この調子だと毎月何かギネス記録に挑戦しているのでは???なんて思ったり。

今回は、イベントというほど大掛かりなものではないようです。どんな食べ物のギネス記録かというと:「甜粄」です。甜粄というのは、(福菜に続き)客家の伝統的な食べ物で、ごく大雑把に言うと、もち米+砂糖を鍋に入れて蒸して作る、甘口の餅だそうです(東北出身の研究員Aは、映像をみて「(東北地方の)ゆべし」に似ているかも、と話していました)。

農暦(旧暦)正月20日は、客家文化では「天穿日」と言うそうです。古代に二つの氏が争いその結果天が割れてしまったとき、「女媧」という神が困り果てる百姓のために割れた天を五色石で埋めて、洪水から救ったという伝説があり、その女媧に感謝する日なのだとか。この日は一年の労をねぎらう休日とされているそうで、畑は耕さず、機は織らず、天を埋めた五色石の代わりにこの甜粄をつくって、女媧に感謝し平安を祈るということのようです(このあたりに明るい方、間違いなどあったらご指摘ください)。

さて今回、100人の人が加わって、実に1100斤(660kg!)の「大甜粄」が作られたそうです。中時電子報の記事(「千斤大甜粄 申請金氏紀錄」)によると、早朝から数十個の大きな蒸籠で4石(400l?)のもち米を蒸して粿をつくり、さらに黒糖など砂糖類を500斤(300kg)加えて蒸して、落花生の油を加えて…という感じで作り、最終的に直径2m40cm、高さ15cmの竹籠に流し込み、小さな池のような「大甜粄」になったとのこと。材料の分量の数字には諸説あり、聯合報の記事(「16爐灶蒸煮 客家千斤甜粄拚金氏紀錄」)では、40斗(280kg)のもち米、黒砂糖と砂糖が各240kgとなっています。

これはやはり映像で見ないと。こちらです。客家花布もきれい。

民視新聞「客家千斤大甜粄 申請金氏紀錄」


何はともあれ、大変な量です。ただすぐに食べるものというよりは、いったん奉納して、旧暦正月22日になってから持ち帰られ食べることになるようですが。そもそも、この大きさのまま奉納するってことなんでしょうか? 南投縣政府はギネス申請を考えているとのことですが、うーんどうなるんでしょう。

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posted by 研究員B at 01:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | 食べ物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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