2010年09月19日

台北でベビーカーは使えるか1 「段差が消えた?」編

「子どもを連れて台湾旅行する予定です。そこでお聞きしたいのですが、台北でベビーカーは使えるでしょうか?」

「子連れ」「台湾」で検索すると、必ずヒットするのがこの類の質問。ベビーカーに乗る年齢の子を連れて台湾旅行するなら、確かに切実な問題。所長(現在3歳)が台湾に初出張した時は、研究員Aもかなり切実にこの質問に対する答えを探していた。何しろ、当時、所長は1歳9ヶ月。自力で長距離は歩けないし、歩かせるのも危なっかしいお年頃。

で、当時もその後もこの問いに対する解答の定番は、「やめとけ。危ない。段差が多すぎる」。

実は研究員A。所長が自分の腹の中で着任準備を着々と進めている時期にも、台湾出張をした。今後はベビーカーをもって台湾出張するであろう自分をイメトレしながら、町を歩いた。その時はやっぱり思った。「この町は信義区以外、ベビーカーは無理だ。段差は多いし、歩道に障害物が多すぎる」

そんなこんなで、台北=ベビーカーは無理、の公式がしっかり頭の中にできあがっていたわけなのだが、今回の出張で、この公式が微妙に崩れた。なんと、段差を「埋める」努力が歩道のあちこちで見られる!おかげでベビーカーが格段に移動しやすくなっている!

何が起こったかというとですな、以下の写真をご覧ください。

段差.jpg

右側の格子状になっている部分と、左側のオレンジ色のラインのある部分。ここは高低差が10cm弱あり、もとはそれがくっきりはっきり段差だったわけです。ところが、中央の黒い点々模様の部分が新たに埋め立てられ、なだらかなスロープが出現!これが街の到る所で見られる!!このおかげで、ベビーカーが「がったん」せずに移動できる!

かつての台北を知る者からすると、これは、相当に衝撃的事実。なぜなら、台北は段差地獄で名をはせた都市。街を数メートル歩くと、そこには段差。しかもかなりの高低差。「わーい、台湾!」ときょろきょろしながら歩いていて、研究員Aは何度足をくじきそうになったことか。

一体、何故、こんな改善処置がとられたのか?今回、おきらく研メンバーが宿泊したのが圓山駅近くだから、花博対策か?と思って検索すると、RTIさんのブログがヒット。題して「台北市の歩道が平らに〜騎楼整平計画〜」。

詳しくは上記のブログをご覧いただきたいが、要するに、これは台北市政府が2002年から進めていたプロジェクトの成果だということ。2009年末には完了予定、とある。あれ、じゃあ前回出張時(2010年3月)には完了していたはずだよな。あんまり気付かなかったのは何でだろう?タクシー使ってばかりだったからかしらん。

ともかく、「台北は段差が多いからベビーカーが使えない」という解答は、過去のものになりつつある、というのが今回出張してみての印象。なぜなら、「台北の段差のほとんどがスロープ化されたから」。じゃあそれで、「台湾でベビーカーは使えるか?」という問いに「Yes!」と諸手を挙げて答えられるかというと、これがそうじゃないんだな。それは、何故か。と言う話は、長くなったのでまた次回。「街を実際に歩いてみる」編に続きます。
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posted by 研究員A at 22:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行:子連れ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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