2010年08月28日

「名揚四海」その4

研究員Bがずっと書いてきた『名揚四海(Friends)』(2003年:オフィシャルサイトwikipediad-addicts.com)。研究員Aにとっても、これが台湾ドラマデビュー。それなりに思い入れのある作品なので、私にも書かせろー、とエントリを横取り。「名揚四海」に関する詳しい情報は、研究員Bが書いた「名揚四海 その1」、「その2」、「その3」をどうぞ。

さて『名揚四海』。蔡岳勳が『流星花園』を撮り終わった後、『流星花園』を作ったスタッフを引き連れて作った作品。『流星花園』で手に入れたことを、深めて、発展させて、昇華させたドラマとも言えるかも。だから『流星花園』に感動して、もっと台湾ドラマを見たい!と思った人は、『名揚四海』を見るべきなのですよ。『流星花園II』ではなく。F4は出てないけど、出てくる登場人物がみんな魅力的。この役者使いのうまさに引き立てられて、F4はブレイクしたんだなあ、と逆に思ったりもするわけだ。

実際に、それなりに台湾ドラマを見た今でも、ベストをあげよと言われたら、鈕承澤(ニウ・チェンザー)の『求婚事務所』と並んでこの『名揚四海』を挙げるかも。どっちもオリジナル脚本で、だからこそ日本少女マンガ原作のものよりも、ちょっとだけ大人の世界が描けている。いやもちろん『流星花園』や『イタキス』も好きなんですよ。昔、少女マンガを読んでいた時に感じたどきどきを、再体験するのも。でも、さすがにもう「どきどき」だけでは生きていけない私は立派なオバサン。同じく立派なオッサンである鈕承澤や蔡岳勳の想いをストレートに反映したストーリーの方が、落ち着いて見ることができたりもするのです。

それから、「名揚四海」を見ていてつくづくすごいな、と思ったのは、一人も悪人が出てこないこと。ストーリーというものはですね、一般的に「悪意」が動かしてることの方が多いのですよ。「善意」よりも。ところが、「名揚四海」は40話という長丁場にも関わらず、「悪意」をストーリーに持ち込まない。人が人を傷つけてしまったり、傷つけようとしたり、というエピソードはもちろんある。だけど、そこに到る理由や背景がちゃんと書き込まれているから悪意に見えない。むしろそうしたことをしてしまう人たちの哀しみや切なさが伝わる。うーん、すごい。この辺が大人の鑑賞に堪えるというか。もちろんラスト近くですべてが甘甘になるという、台湾ドラマの悪い癖がないわけではないんだけど。

たくさん出てくる登場人物の中で、私はやっぱり語り手の美麗が好き。元気で、わがままで、夢があって、いじっぱりで。あんまり魅力的なので、「何故、石頭(修杰楷)は彼女に振り向かないんだ!」と毎回、怒りながらドラマを見てた。ちなみに、美麗を演じているのは蔡監督の奥さんである于小惠(当時の芸名は虞小卉、ちなみに『ザ・ホスピタル』のプロデューサーをやっていた時の芸名は于小慧)。夫のドラマに出演する気などなかったのに、「出ないと離婚だ!」と蔡監督に脅され出演したとか。結果として、あんな素敵に描いてもらえるんだから、愛を感じるよなー。本当に、あのドラマの彼女はかわいかったもん。

それにしても、『流星花園』『戦神〜MARS〜』『ザ・ホスピタル』『ブラック&ホワイト』と、次々蔡監督の作品が放映されているのに、何故に『名揚四海』だけ放映されない? 長いから?? 暗いから!? でも、大人が見れる台湾ドラマ、もっと紹介されても良いと思う〜。無茶を承知で、日本語版放映希望だっ!

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posted by 研究員A at 22:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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