2010年08月27日

「名揚四海」その2

前回のエントリ(「名揚四海」その1)に続き、今回も台湾ドラマの名作「名揚四海(Friends)」(2003年:オフィシャルサイトwikipediad-addicts.com)をご紹介。

とりあえず、やはりオープニングテーマ「彩虹」をまた貼ってしまおう。これがないと「名揚四海」は始まらない。ただ、昨日のものはドラマのオープニングの映像のものだったけど、今回は張心傑の「彩虹」のフルヴァージョンMVという仕上がり。ただし使われているのは、すべてドラマの中の映像なので、ダイジェストとして見ることも可能。


さて今回は、ドラマの登場人物の紹介を。というのも、前回のエントリに書いたとおり、このドラマは特定の一人の若者を取り上げるのではなく、6人の仲間それぞれを描く群像劇になっています。そのため、いわば6人主役がいるような感じなので、一人ひとりを丁寧に紹介してもいいかも、と思った次第。ちなみにオフィシャルサイトにもかなり詳しい登場人物の紹介があるので、中国語が読める方はそちらもどうぞ。

陳峰

このドラマの主役を一人挙げよ、といわれたら、この人でしょう。いわゆる「原住民」(先住民族)の彼は、燕如の母の指導でピアノの才能を認められていて、また恋仲だった燕如とは、10年経ったら二人で海に沈めた箱をもう一度取り出そうと約束していた。しかし、母親が殺される事件を機に、仲間と過ごした町を離れることに。ドラマの時点では、台北のビルの屋上に建てた、いい環境とはいえない部屋で暮らし、ピアノからも当時の仲間たちからも遠ざかっていた……。

演じるのは、ロックユニット「動力火車」のメンバーの尤秋興。ドラマ出演はこれが最初で最後。彼自身も先住民族(パイワン族)で、Pubの歌手から始めてメジャーシーンのアーティストに。「名揚四海」では、陰のある、複雑な背景をもつキャラクターを見事に演じる。

燕如

警察の父親と音楽教師の母親をもつ(しかし本当は出生の秘密が…)。病気の療養をしながら地元で過ごし、故郷の海に陳峰と沈めた箱を取り出す約束の日が徐々に近づいていることを思う。石頭は弟。弟思い。なんというか、典型的な病弱善人キャラ?

演じるのは婷婷(d-addicts.com)。このドラマ以降も芸能活動は続けているようですが、日本に放送されるドラマに出たりはしていない模様。なお、少女時代の燕如を演じたのは、当時まだデビューして1年ほど?の林依晨(アリエル・リン、日本語wikipedia)。アリエルの初期出演作品ということで、「名揚四海」を知ったという人もいるのでは?

POLO

政治家の母親を持つ楊寶樂ことPOLOは、30歳までに富を築くことを目指して、店を開いてはつぶすのを繰り返している。ドラマ中では、主にインターネットカフェを経営。友達思いのいい奴、という設定。陳真を支える。

演じるのは唐治平(タン・ジーピン、中文wikipedia日本語wikipedia)。その後ドラマ「求婚事務所」で主役を演じる。コンスタントにドラマ出演を続けていて、「花樣少年少女」「花ざかりの君たちへ」)では梅田先生という結構難しい役を演じたりもしている。

GiGi

淑枝=GiGiは、仲間の中でいち早く台北に出て、人気モデルとして成功。他の仲間からは、手の届かない別世界にいるように見られていたが……。交際相手のKen(聶雲)との関係はちょっと微妙。笑顔の裏に、複雑な思いと陰る表情が印象的。

演じるのは黃芝h(Grace Huang)。彼女は本物のモデルで、現在も活躍している模様。豪華なオフィシャルサイトFacebooktwitterもあり。台湾生まれだけど、6歳のときにシドニーに移住したとのこと。F4の"Ask for More"に出ていた女性といえば、わかる人もいるかも。

美麗

医者の卵。地元を離れ、台北の病院でインターンを始める。ドラマ全体の語り手(ナレーション)は彼女。石頭に思いを寄せる。活発で明朗。その裏で自分のつらさをかみしめることも。

演じるのは虞小卉。実は、このドラマの監督・蔡岳勳の妻。女優としての活動はこの作品を最後にやっていないのでは。製作側の重要な一人として、現在に至るまで蔡岳勳とともに仕事を続けている。「名揚四海」の脚本も、かなりの程度彼女が書いたと、どこかで見たような気がする。

石頭

燕如の弟。地元の仕事を濡れ衣の罪で首になり、(かねてから思いを寄せる)GiGiに少しでも近づければ、という思いもあって台北で働くことを決意。要領が悪く失敗もするが、性格の良さ(?)ゆえになぜか目をかけてもらったりして、じわじわ出世。GiGiと美麗の間で揺れる優柔不断さがあり、それゆえに美麗を傷つけてしまう結果に。

演じるのは修杰楷(シュウ・ジエカイ、中文wikipedia日本語wikipedia)。蔡監督にスカウトされ、このドラマでデビュー。その後も蔡監督の諸作品に出演し続けるとともに、さまざまな作品で「2番手枠」として姿を見るようになる。「惡作劇2吻」イタズラなKiss2)では船津役を演じています。

以上が主要な6人の若者ですが、これ以外にも陳峰の妹の陳真(SAYA)や美麗の同僚の医師・胖子(劉亮佐)、陳峰の元カノ・安h(蔡淑臻)など、重要なキャラクターが他にも目白押し。(個人的に一番お気に入りのキャラクターは、美麗の母親です(!))

改めてみると、後の作品で売れっ子になっていった人もいるけど、少なくともこのドラマの制作時点では、多くはまだまだ新人だったのではないかと思います。目玉になるキャスティングもない中で、よくここまでの作品を作ったと、改めて感心してしまいます。「ブラック&ホワイト」オフィシャルブログによると、修杰楷は
「もしもできることなら、僕はドラマ《名揚四海》を最初からもう一度撮影したい。あの頃僕たちがやり遂げられなかったことを補って、全てを完璧にしたい。感動をより遠くへ伝えたい。」
と語っているのとこと。こうした言葉からも、「名揚四海」は製作に関わった人たちにとっても思い入れのある作品なのではないか、と思ったり。

まだまだ書き足りない、ドラマ「名揚四海」。「その3」もやります!

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posted by 研究員B at 01:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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