2010年08月21日

「PK」

台湾のウェブや広告やテレビ番組などなどを、日本からネットなどでちらちらと断片的に見るだけでも、よく出くわす表現がいくつかあります。そんな表現の一つが「PK」。

台湾で用いられるこの「PK」という表現ですが、二つのグループや個人が、1対1で対決すること全般を表す際に登場しています。

例えば「PK賽(PK戦)」という言い方がありますが、これをみると「ああサッカーの」と思うかもしれません。でも、この議論や、ブログ「台瘋來了!!」のエントリによると、「PK」はサッカーに由来するというよりは、むしろオンラインゲームの世界でいう「プレイヤーキル (Player Killing) 」(大雑把にいえば、ゲーム中で相手のプレイヤーを倒すこと)に由来している、という話のようです。

いずれにせよ、最近の台湾では、上記のとおり、「二つのグループや個人の、1対1での対決」という契機があるものなら、何でも「PK」と呼ばれます。

試しにGoogle台湾でニュース検索をしてみると、例えばこんな話題が。この中で「PK賽」という表現が出てきます。

蘋果日報「誰説金門無正妹 女PO圖反駁」

蘋果日報の動画だけなのもどうかと思い(!)、一応もうひとつ。



要するに、馬祖の高校生がブログで「金門無正妹!(金門島には美人なんていない)」と書いたところ、反発を呼んで「炎上」してしまい、ブログを閉じる羽目になったという話。「有種舉辦正妹PK賽,看是金門贏,還是馬祖贏!」(金門と馬祖で美人対決をやって、どっちが勝つか見てみようじゃないか!、って感じ?)という声もあったとか。こんな風に、サッカーやゲームとは関係なく、単に二つの勢力(この場合は金門と馬祖)の対決はPKと表現されているわけです。しかし、何もこんな話題のために金門に行って女性にインタビュー取材を重ねなくてもいいような気もしますが(!)。

さらには、「PK専門の投票サイト」なんてものまであります。

yam天空_PK吧!
芸能ネタから政治ネタまで、さまざまな二つの選択肢に対して「選ぶならどっち?」という感じで投票を募集しているサイト。「棒棒堂vs飛輪海」とか、「死刑制度に賛成vs反対」とか。でもここは芸能ネタが多いかも。

愛PK-PK辯論站
こちらも同様なサイトですが、もっと多種多様な話題でPK人気投票をやっていますね。「大學宿舍該不該男女分宿?」とか「Google還是Yahoo較好用?」とか。でもここは、「型男正妹PK」といって、応募があった美男美女(?)の写真を載せて、美男美女と思うか・思わないかの投票を募集するという企画(!)が目玉のようです。うーん、応募する方も投票する方もなんだかすごいな。

というわけで、台湾社会にあふれる「PK」、奥が深いというか際限がないというか、大変な状況になっているかも?!
タグ:台湾 ことば
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posted by 研究員B at 01:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | 語学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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