旅に行ったら目一杯遊びたい。ホテルなんて眠るだけの場所。昔はそう考えていた人も、子供連れとなると話は別。昼寝にしろ、夜にしろ、ともかく睡眠時間の長い子供と一緒だと、必然的にホテルで過ごす時間は長くなる。外食ばかりだと疲れるので、部屋に食事を持ち帰って身内だけでゆっくりご飯を食べようという気分になることだって多くなる。子供が意味もなく「お外いや」とか言い出して、ホテル内に滞在を強いられることすらある。そう、子供と一緒だとホテルは「眠るだけ」の場所にはならない。むしろ、「期間限定の我が家」となる。そんな「台湾の我が家」選びのポイントについて、今回は書きます。
ちなみにこのシリーズ第1回目の「移動編」はこちらから、第2回目の「持ち物編」はこちらから、第3回目の「スケジュール編」はこちらへどうぞ。
1. 日中でも快適に過ごせること
大人だけだと「寝る場所」のホテルだけど、昼寝したり休憩したりが多い子供と一緒だと必然的にホテル滞在の時間は長くなる。しかも日中に。だから、昼でも快適に滞在できるというのは大きなポイント。
台北はビル社会なので、繁華街にあるホテルだと、窓を開けると壁、昼でも薄暗くてじめじめ、みたいな部屋って多い。でも、それって日中、長時間滞在するのはきついよね?特に子供相手だったりすると。部屋に通されてダメだと思ったら、部屋の変更をリクエストしてみることをお勧めします。
2. 徒歩圏内にお楽しみスポットがあること
子供は寝る。昼に寝る。夜も早くに寝る。しかし、大人はそんなに寝ない。そして遊びたい。だから、ホテルから徒歩圏内に遊びに行けるスポットがあると、子供が寝てる隙に子供を見ている人間以外はこっそり遊びに行けるわけで。だから、昼も夜もぶらっと遊びに行けるようなスポットが周囲にあるホテルだと、親の充実度は確実に上がる。
3. 子供が寝た後に親が動けるスペースがあること
繰り返すようだが、子供は良く寝る。そして子供が寝ている間に、大人が寝ているとは限らない。横でごそごそ荷物を片付けたり、テレビを見たり、話をしたり、ちょこっとおやつを食べたり。それがないと親もやってらんないので、親のくつろぎスペースが少しでも確保されていると安らげる。
ちなみに、うちの所長(当時2歳)はわりに神経質で、横でごそごそしてると眠りが浅くなる。だから、所長着任後の台湾出張は、多少の出費には目をつむり、2部屋ある客室を確保することにしている。やっぱりテレビとか見たいし、研究員二人で一日の総括とかしたいしね…。まあ、この辺は子供の個性によるかも。「うちの子は、横で何したって起きないわ!」という方なら、1ルームでも大丈夫だと思うし。
で、これだけ書いてきた当研究所のお勧めホテルはどこか、というと、前回出張時に泊まったリビエラホテル(欧華酒店)のジュニアスイートルームはかなり良かった(詳しくはこちらをどうぞ)。眺めは良くないが、ちゃんと太陽光が入る窓。居心地の良いリビングとベッドルーム(リビングには食器一式と電子レンジ付き!)。徒歩圏内に晴光市場や雙城街夜市。ね、上の三つの条件を満たしているでしょ?価格も
「子連れで台湾(2歳11カ月)5 行ってみての感想編」へと続く。