2017年06月23日

第28屆金曲獎・ノミネートリストの再チェック(前)

今週末、2017年6月24日(土)は「第28屆金曲獎」の発表日です(公式サイト)。毎年使っている説明を今年も繰り返すと、この金曲獎、「台湾のグラミー賞」としばしば言われる、台湾で最もメジャーな音楽賞です(同時に、選考に一癖あるともよく言われます)。明日発表されるのは、金曲獎の中の「流行音樂」(ポピュラー音楽)関連の諸部門です。

例年同様に、今回のエントリでは、発表前の復習として、ノミネートリストの再チェックをしてみます。過去の金曲獎については、以下のリンクをご参照: 2016年(ノミネートリスト(前)ノミネートリスト(後)結果)、2015年(ノミネートリスト結果)、2014年(ノミネートリスト結果)、2013年(ノミネートリスト結果)、2012年(ノミネートリスト結果)、2011年(ノミネートリスト結果)、2010年(結果の一部)。

以上、ほぼ例年のコピペです(すみません)。ではさっそく、以下長くなりますがご容赦を。


【演唱類】(ボーカル部門)

■年度專輯獎(ベストアルバム賞)
圍庄 Village Besieged﹙生祥樂隊﹚
醜奴兒﹙草東沒有派對﹚
最佳國語專輯獎入圍作品
最佳台語專輯獎入圍作品
最佳客語專輯獎入圍作品
最佳原住民語專輯獎入圍作品

今年から新設された部門(近い内容の部門は過去にもあり)。昨年までは、「ベスト國語アルバム賞」「ベスト台湾語アルバム賞」などの各部門ごとにベストアルバム賞があるだけでしたが、今回からそれらをまとめた全体でのベストアルバムを選出する賞が設けられました。國語・台語・客語・原住民語の各ベストアルバムのノミネート作品に、生祥樂隊と草東沒有派對のアルバムを加えた24作品から選ばれます。


■年度歌曲獎(ベストソング賞)
告白氣球《周杰倫的床邊故事》﹙周杰倫﹚
年輪說《年輪說》﹙楊丞琳﹚
蹦孔《釘子花》﹙伍佰﹚
我們的總和《說 艾怡良》﹙艾怡良﹚
頑固《自傳 history of Tomorrow》﹙五月天﹚
大風吹《醜奴兒》﹙草東沒有派對﹚
離心力 Centrifugal Force《離心力 CENTERIFUGAL FORCE》﹙楊乃文﹚
天真有邪《今日營業中》﹙林宥嘉﹚

例年にも増して、本当に強力でクオリティの高い作品ばかり。どれが獲るんでしょう? ひとまずここでは、林宥嘉の《天真有邪》を。日本からだと、小松菜奈出演、島田大介が監督というMVが注目されるかもしれませんが、曲も歌もクオリティが高いのが印象的。林宥嘉自身も、プロデューサーの荒井十一(荒井壯一郎)の力量もすごいです。

林宥嘉《天真有邪》



■最佳國語專輯獎(ベスト國語アルバム賞)
JTW 西遊記﹙方大同﹚
飛行器的執行週期﹙郭頂﹚
說 艾怡良﹙艾怡良﹚
自傳 history of Tomorrow﹙五月天﹚
末路狂花﹙魏如萱﹚
萬松嶺﹙許鈞﹚

ここもまた困るほどレベルの高いラインナップ。二つ紹介します。
一つは魏如萱。とんがり感を保持しながらポピュラーな浸透ぶりも達成する、本当に見事なアーティストになったwaa、今作もとても魅力的でした。カラフルなMVです。

魏如萱《‬i‭ ‬will be fine》


もう一つ、許鈞もご紹介。今回の金曲獎は台湾以外からのアーティスト(中国・香港)のノミネートが従来よりもさらに多い気がしますが、この許鈞も中国から。2015年の「中国好歌曲第二季」でベスト8入りしたシンガーソングライターとのことですが、歌も曲も説得力があります。

許鈞《萬松嶺的嬉皮士》



■最佳台語專輯獎(ベスト台湾語アルバム賞)
釘子花﹙伍佰﹚
台北直直撞﹙李英宏 aka DJ Didilong﹚
REBORN﹙滅火器﹚
舊年﹙謝銘祐﹚
台客電力公司同名專輯﹙台客電力公司﹚
董事長的少年時代﹙董事長樂團﹚

今年のこの部門のノミネート、例年以上に多彩で華やか(?)な気がします。昨年夏に代々木公園で行われた台湾フェスタで来日していた台客電力公司が、いきなりノミネートされていてびっくり。人気の李英宏もさっそくノミネートされています。どれを紹介するか迷いましたが、伍佰にしましょう! SKARAOKEを迎えた《釘子花》もいいのですが、悪党伍佰と取締官のョ雅妍が登場するこちらを。メーガンかっこいいです! ゆるさも素晴らしい。

伍佰 & China Blue《愛妳無目地 + 放浪舞者》



■最佳客語專輯獎(ベスト客家語アルバム賞)
光亮徬徨的閃耀年紀﹙二本貓﹚
百夜生﹙米莎×地下河﹚
笑笑仔世界﹙溫尹嫦;羅思容;林生祥﹚
桐花放客﹙楊淑喻; 吉那罐子﹚
我爸講海陸,我媽講四縣﹙陳瑋儒﹚

新発見が楽しみで毎年目が離せない客家語の部門、今年も充実です。文句なしのトップクオリティの二本貓、味わいのある米莎、かつてフジテレビ「ASIA VERSUS」にも登場した吉那罐子と、どれも掛け値なしに要注目。子ども向けの客家語の歌の教材として編集された《笑笑仔世界》も、これもこれで気になるけど、ここでは陳瑋儒を紹介。
陳瑋儒は、高校生のときに既に全国レベルのコンテストで入賞したり、その後公視のドラマ「熱血青春」でテーマソングを担当したりと活躍しかけたものの、ブレイクしきれずいろいろな経験を経て、2011年の客家語のオリジナルソングコンテストで入賞したのを機に、客家語での創作にシフトしていったとのこと。彼の両親は客家人だそうですが、彼自身は子どもの頃から客家語は話せず、後になって学び始めたようです(参照)。
今回ノミネートされたアルバム(2016年)のタイトルは「我爸講海陸,我媽講四縣」。台湾の客家語は、もともとの地理的な由来から複数の種類があるのですが(声調の違いがあるみたいです)、アルバムのタイトルは「父は海陸腔の客家語を話し、母は四縣腔の客家語を話す」というわけで、両親がそれぞれ異なる客家語を話しているということですね。
ここでは、アルバム収録のヴァージョンではないかもしれませんが、このタイトルチューン《我爸講海陸,我媽講四縣》の動画をはりつけておきます(映像は少し前のもので、弟と二人でやっていた青鳥合唱團のものだと思います)。二種類の客家語が続けて歌われる歌詞からは、20代になってから客家語を学び始めた彼の当惑と、でも客家語を学ぶことへの前向きな気持ちが伝わってきます!

陳瑋儒《我爸講海風,我媽講四縣》



■最佳原住民語專輯獎(ベスト原住民語アルバム賞)
桑布伊創作專輯 - 椏幹﹙桑布伊﹚
順著河流走﹙戴曉君﹚
郭明龍-Longer Story 創作專輯﹙郭明龍﹚
vavayan 女人﹙阿爆(阿仍仍)﹚
看月亮SADU KATA BUAN﹙馬詠恩與農男樂團﹚

今年の原住民アルバムも多彩なのですが、ここは阿爆を取り上げましょう。かつて阿爆&Brandyとして2004年に最佳演唱組合獎を受賞した阿爆が、昨年久々にリリースしたソロアルバムは、サウンドの原住民音楽らしさは希薄かもしれないけど、歌詞は全面的にパイワン族の言葉で、歌われている内容は現在の原住民女性の等身大の目線に徹しています。ステレオタイプ的な「伝統的」イメージではなく、原住民以外の人たちと同じ現代台湾社会に生きる原住民の姿を描こうというスタンスは、阿爆自身も出演していた原住民族電視台のコメディードラマ「米高級公寓」を思い出させます。
この《izuwa 有》の歌詞でも、子どもをおんぶして抱っこして農業にいそしんでいた世代の女性とはもう違う、今ではベビーシッターもいるし保育所もある、洗濯機もあるしマクドナルドもある、Facebookをチェックするのに忙しい……と歌われています。

阿爆 (阿仍仍)ABAO《izuwa 有》



■最佳音樂錄影帶獎(ベストミュージックビデオ賞)
拆《張三李四》﹙導演:彭o益;朱啟光;張錫安﹚:張三李四
床邊故事《周杰倫的床邊故事》﹙導演:周杰倫﹚:周杰倫
水星記《飛行器的執行週期》﹙導演:黃婕、﹚:郭頂
獨善其身《日常》﹙導演:比爾賈﹚:田馥甄
頑固《自傳 history of Tomorrow》﹙導演:陳奕仁﹚:五月天
Dust My Shoulders Off《張靚穎英文單曲Dust My Shoulders Off》﹙導演:廖人帥﹚:張靚穎

映像がユニークなMV、引き込まれるドラマを描くMVなど、どれも魅力的なのですが、ここでは昨年多数ノミネートされていた張三李四の《拆》のMVをご紹介。人形劇ですが、庶民の困難を歴史的なスパンをもって描いていて、見事なMVです。終盤には「大埔事件」を思わせる展開も(大埔事件については、以前のエントリで少し取り上げているのでご参考まで)。ただ、ストーリーとしてはなんだか救われない展開で、ちょっとしんどくもあり…。

張三李四《拆》



■最佳作曲人獎(最優秀作曲賞)
郭頂/淒美地《飛行器的執行週期》﹙郭頂﹚
艾怡良/我們的總和《說 艾怡良》﹙艾怡良﹚
五月天 怪獸/後來的我們《自傳 history of Tomorrow》﹙五月天﹚
草東沒有派對/大風吹《醜奴兒》﹙草東沒有派對﹚
魏如萱/你啊你啊《末路狂花》﹙魏如萱﹚
謝銘祐/下晡的ワルツ《舊年》﹙謝銘祐﹚
黃建為/離心力 Centrifugal Force《離心力 CENTERIFUGAL FORCE》﹙楊乃文﹚

佳曲いっぱいで、ここも何が受賞するのか気になりますが、草東沒有派對をご紹介。インディーズシーンではとにかく大変な反響を呼んで人気を集めた彼らですが、金曲獎でもこんなに多くの部門でノミネートされるとはびっくり。華やかとはいいがたいけど響いてくるこのスタイル、ぜひご一聴を。

草東沒有派對《大風吹》



■最佳作詞人獎(最優秀作詞賞)
吳青峰/年輪說《年輪說》﹙楊丞琳﹚
伍佰/蹦孔《釘子花》﹙伍佰﹚
郭頂/淒美地《飛行器的執行週期》﹙郭頂﹚
艾怡良/我們的總和《說 艾怡良》﹙艾怡良﹚
五月天 阿信/成名在望《自傳 history of Tomorrow》﹙五月天﹚
草東沒有派對/爛泥《醜奴兒》﹙草東沒有派對﹚
謝銘祐/彼卡皮箱《舊年》﹙謝銘祐﹚

作曲賞と重なる面々が多いけど、選ばれている曲が違っているのが興味深いです。ここでは、年度歌曲獎にもノミネートされている楊丞琳の《年輪說》をご紹介。吳青峰の歌詞はもちろんですが、レイニーのこの曲、とにかく何から何までクオリティがとっても高くて、実に見事だと聴くたびに思っています。

楊丞琳《年輪說》



残りの部門は、明日改めて!

タグ:金曲獎
posted by 研究員B at 00:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月10日

オンライン中国語レッスン体験記・完結編 天天中文に決めたわけ

オンライン中国語レッスン体験ネタ。今まで書いてきた記事は以下の通り。

オンライン中国語レッスン体験記の序 受講動機
オンライン中国語レッスン体験記その1 天天中文
オンライン中国語レッスン体験記その2 CCレッスン
オンライン中国語レッスン体験記その3 BitEx中国語
オンライン中国語レッスン体験記その4 スカイプチャイナ
オンライン中国語レッスン体験記おまけ 気になった教室リスト

今日は、さんざん体験した結果、「天天中文」に決めたわけと、正式入会してみての感想を書く。

まずは天天中文に決めたわけ。講師の質が良かった。無料教材が豊富にあった。予約もまあまあ取りやすかった。週3日プランがあるのが自分の都合にちょうど良かった。こんな感じだろうか。

体験の時は「講師が少ない!予約がとりにくい!」と思っていたのだけど、それは英語のレッスンと比べていたから。昼の時間帯に講師が3〜4人というのは中国語のレッスンだと一般的。その中にお気に入りの講師がいれば問題はない、ということに気づいた。

講師の質が図抜けて良かった「BitEx」も魅力だったのだけど、やっぱり入会金6000円が引っかかった。本当に自分が継続して受講し続けられるのかまだ自信がないし、完全フリートークでやっていけるかも分からない。だから、とりあえずは天天中文を一か月試してみて考えるのでもいいかな、と。

で、正式入会して二週間。どんな感じかと言うと、これがめちゃめちゃ楽しい! 思った以上に楽しい! だって自分がなんとなく疑問に思ってたことを、好きなだけ納得するまで聞ける。そのおかげで、中国語そのものについてだけでなく、中華圏の生活、社会、文化まで、知らなかった知識がどんどん増える。もう単純にそれだけでわくわくする。

最近は、授業の30分前にスカイプを立ち上げてスタンバイ。前回やった内容をノートにまとめて復習している。あとは今日話したい話題に必要な単語を調べたり、作文したり。

会話の能力がこれで上がったのかは分からないけれど、「中国語を話す」「聞く」ことには慣れてきた。「間違えてもいいからたくさん話してみよう」ってなかなか実行しにくい。でも、オンラインレッスンならそれが可能だし、間違えたら直してもらえる。分からなかったら教えてもらえる。チャットボックスですぐに文字を見せてもらえるのも、漢字が分かる日本人には効果的だと思う。

あとは私の場合、「この先生と話したい!」と思えるお気に入り講師が二人ほど見つかったのも大きいと思う。今日は何を話そうかな、何を教えてもらえるかな、と毎回ほんとに楽しみ。そういう相手がいると、学習効果も上がる気がする。

そんなわけで、オンラインレッスン、私自身はかなり面白がってやっている。もし興味を持たれた方がいたら、ぜひ体験レッスンをいくつかの社で試してみてくださいな。

あ、ところで本当に体験レッスンを受ける際は、念のため、オンラインレッスン専用のskypeアカウントを準備した方が安心かも。体験でも本入会した後も多くの先生とコンタクトすることになるので、プライベートのアカウントだとちょっと鬱陶しい。トラブルがあった時にも面倒くさい。あくまで念のためだけど、ここだけはひと手間かける価値はあるかも。


posted by 研究員A at 22:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | 語学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月09日

オンライン中国語レッスン体験記おまけ 気になった教室リスト

4社ほどで試してみたオンライン中国語レッスンの体験記。今までの記事はこちら。

オンライン中国語レッスン体験記の序 受講動機
オンライン中国語レッスン体験記その1 天天中文
オンライン中国語レッスン体験記その2 CCレッスン
オンライン中国語レッスン体験記その3 BitEx中国語
オンライン中国語レッスン体験記その4 スカイプチャイナ

今回は、体験をするには至らなかったけど、気になった会社をざっくりご紹介。体験してないのでレッスンの実態とかはわからないけど、ご参考まで。

「台湾華語教学センター」
台湾華語に特化したオンライン中国語レッスン。台湾華語を習える教室は限られているので、オンラインでやってくれているのはかなり画期的。レッスン内容も、一般的な内容から、旅行会話や台湾ドラマ・C-Popを教材に使うものまで色々。至れり尽くせりなのだが、1回50分授業で平日15時〜18時50分はレッスン休止。研究員Aの求める条件に当てはまらず、候補から外す。無料体験ができず、1レッスン1690円とややお高めのなのも足踏みをした理由。でも、どうせなら台湾華語をやりたい!という人にはかなり良い選択肢だと思う。

「Cafetalk」
世界中の先生から多種多様なレッスンを受けることができるマッチングサイト。講師検索画面で「出身国」を「台湾」にすると台湾人の先生が提供しているレッスンが表示される。中国語(台湾華語)のレッスンを提供している先生が多いので、いろいろ選べそう。台湾のことで聞きたいことがあったら、私もここで単発レッスンを受けようと思っている。

「ネトチャイ」
オンライン中国語レッスンを検索すると筆頭に出てくる会社。講師数が多く学費もお手頃なんで気になるが、平日14時〜19時はレッスン休止。なので、研究員Aの求める条件にあてはまらず、検討対象外となる。

「チャイニーズプラザ」
詳しいレッスンレポが届く、というのに興味を持って、無料体験登録をする。が、予約画面を開くと、講師数が少ない。私が受講したい時間帯には新人先生が一人しかおらず、毎回この人に授業を受けるのかーと思ったら気分が萎え、体験せずに終了。夜の時間帯ならもう少し講師数が多いようなのでいいかもしれないが、日中は厳しい。

「ECCウェブレッスン」
ECCが提供するオンラインレッスン。所長(10歳)が「ECCオンラインこども英会話」を受講しているのだが、プログラムがすごくよくできてる。これならきっと大人向け中国語も良いに違いない、と思って調べたら……学費が高い! 高すぎる〜! というわけで、体験もせずに玉砕。会社がお金を出してくれる方とかいいと思うので、試して感想を教えてください〜。

他にもいろいろとあるので、探しているときりがなくなる。でもまあ、自分で「もういいかな」とケリがついたので検索も体験も終了。

オンライン中国語レッスンは同種の英会話レッスンと比べると市場規模が小さく、その分、栄枯盛衰が激しい。ここ数年でなくなってしまった会社も多いようだし、前に評判が良かった教室が講師流失で今一つになっていたりというのもあった。しかも口コミも体験談も少ないからどうやって選んだら良いのか、ちっとも分からない。結局、自分で体験を受けるのが、その会社の雰囲気を知るのに一番良かった。これはたぶん、通学制の教室でも同じことだと思うけど。

というわけで、最終的に私が受講を決めたのは「天天中文」。なぜここにしたか、半月ほど受けてみてどうか、ということを次回は書こうと思います。

posted by 研究員A at 21:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | 語学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月08日

オンライン中国語レッスン体験記その4 スカイプチャイナ

オンライン中国語レッスン体験記の4回目。今までの記事はこちら。

オンライン中国語レッスン体験記の序 受講動機
オンライン中国語レッスン体験記その1 天天中文
オンライン中国語レッスン体験記その2 CCレッスン
オンライン中国語レッスン体験記その3 BitEx中国語

オンライン中国語レッスン体験4社目に選んだのは「スカイプチャイナ」。25分レッスンに特化したテキスト開発と講師教育を行っているというのが気になったので、受けてみることにした。そろそろ最終決断をしたいので、体験を受けるのもこれが最後と決めて臨む。

研究員Aが気になる基本情報をまとめると、こちら。

  • 入会金
    なし

  • 料金プラン
    25分miniプラン 3950円(1か月に25分レッスン7回)
    毎日25分プラン 9998円
    他に50分、75分のプランあり。

  • 開講時間
    8時〜25時

  • 講師
    学生さんが多い印象。社会人も少しいる。

  • レッスンのキャンセル
    90分前まで

  • 無料教材
    あり。かなり豊富。

  • 無料体験レッスン
    なし。ただし、100円で7回のレッスンが受けられるプランあり。(一週間、毎日1回ずつ受講)。

  • 通信
    skype。音声と画像。

    月7回と毎日プランしか料金設定がないのは困るなー。月15回とか、そのくらい受講したいんだけど。と思いながら、とりあえず手続き。

    こちらは無料体験がなくて、100円で7回受講というお試しプラン的なものが準備されている。しかも、お試し期間中に解約しないと、8日目から自動的に本契約移動で課金が始まるという恐ろしさ。どきどきしながらPaypalを登録して手続きを完了。7日間の体験を始める。

    【一人目の先生】
    いきなり日本語でレッスン開始。自己紹介を中国語でやり、先生の問いかけにも中国語で返すのだが、先生はずっと日本語。こちらのレベルを見ずに、日本語で話を続ける先生は初めてだったので面食らう。

    【二人目の先生】
    昨日の教訓から、リクエストボックスに「中国語を使ってほしい」と書いて送る。私としては、「中国語を使って昨日の教材の続きをしたい」というつもりだったのだが、意図が使わらなかったのかフリートーク。しかも「じゃ、なんか話して。なんでもいいわよ。さあ」と冒頭で促され、頭が真っ白に。しかもそんな調子で話してると、会話の内容が変にプライベートなことに踏み込む感じになっちゃって気まずくなったり。ああ、フリートークって先生側の誘導とか、雰囲気作りとかが上手じゃないとこんなにやりにくいんだ、と知る。

    【三人目の先生】
    生真面目な感じの先生。真面目にコツコツと教材を進め、遊びが一切なし。日本語を使わないでくれたのが嬉しかったが、あまりに遊びがなさすぎてちょっとしんどかったかも。

    【四人目の先生】
    なぜか画像なし。しかし、そのことについての説明もなし。自己紹介もなし。教材をどんどんやるが、指示出しもなし。「3番の文章を読んでください」とかの指示なしに沈黙が続くので、「ええっと、3番を読みますか?」とこちらが聞いて授業を進める始末。しかも、ちょっと話がこみ入ってくると日本語。ううむ。

    【五人目の先生】
    そろそろ心が折れかけていた時に、やっと話しやすい先生にあたる。自己紹介の内容に興味を持って質問してくれ、例文を作ったら「面白い!こんなのもできるよね」と別の文章を出してくれたり。人とコミュニケーションしている感じが味わえてほっとする。

    【六人目の先生】
    四人目の先生と同じパターンで、レッスン中に沈黙が多い先生。指示出しがあまり上手でないので、こちらから「こうしますか?」「あれやりますか?」と言わないと進まない。良い人だったけど…。

    体験は7日間(7人)できるはずだったが、さすがにこの辺で「もういいかな」という気持ちになり、Paypalの解約手続きをとる。Paypalの解約手続きをしてしまうと、お試し体験の継続は不可。でもまあ十分やった感じ。

    無料教材が充実していて、講師数も確保できていたのは好印象だった。でもいかんせん、講師と私の相性が悪すぎる…。

    4社やってみて思ったのだが、会社によって講師のキャラがずいぶん変わる。こればかりは相性なので、どこが良いかは人によって変わるだろう。スカイプチャイナは私にはあわなかったが、他の人も同じ感想を持つかは分からない。サービスはしっかりしている印象なので、気になったらご自分でお試しください。

    明日は、体験レッスンは受けなかったけど気になったオンライン中国語レッスンの会社を、ずらっと紹介します。

  • posted by 研究員A at 21:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | 語学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

    2017年06月07日

    オンライン中国語レッスン体験記その3 BitEx中国語

    オンライン中国語レッスン体験記の3回目。今までの記事はこちら。

    オンライン中国語レッスン体験記の序 受講動機
    オンライン中国語レッスン体験記その1 天天中文
    オンライン中国語レッスン体験記その2 CCレッスン

    さて、3社目に体験に選んだのは「BitEx中国語」。入会金があるので検討対象外だったのだけど、ともかくサイトのコンテンツが充実している、オンラインスクールの他にeラーニングのサービス「スマチュ」があるなど、色々と気になったので体験だけでもやってみよう、と決断。

    私が気になる基本条件をまとめると以下の通り。

  • 入会金
    6000円
  • 料金プラン
    月謝プラン10(25分レッスンを月に10回) 5200円
    月謝プラン20(25分レッスンを月に20回) 9600円
    他に50分レッスンの料金プラン(ポイント制)もあり
  • 開講時間
    5時〜24時
  • 講師
    基本的に社会人。中国語教育の経験など、それぞれ+αの経歴を持っている。
  • レッスンのキャンセル
    6時間前まで。
  • 無料教材
    なし
  • 無料体験レッスン
    2回
  • 通信
    skype、音声と画像。

    こちらの学校は、テキストを使った50分授業がメイン。25分授業だと自由会話しか選択できない。また、50分授業の方も先生によって必要ポイント数が違う。それに先生ごとに対応できるレッスンが異なり、同じ先生でも教科書によって必要ポイント数が変わる(上級テキストになればなるほど必要ポイント数が高くなる感じ)。ちょっと複雑。

    たぶんこの学校は、好きな時間に適当に先生を選んで勉強するというよりも、一人の先生に継続してレッスンを受けることを想定しているみたい。んー、それはちょっと私のやりたいことと違うな。そうは思ったもの、とりあえず希望の時間帯でなるべく評判のよさそうな先生を二人予約する。

    【一人目の先生】
    とても話しやすい先生。こちらの話を引き出してくれ、間違いをさりげなく直し、教えてくれる。知識も豊富で知的なので、中国語を超えて会話の内容そのものにワクワクできる感じ。後半はどの教科書がお勧めかを教えてくれる。「こっちが一番よく使われている教科書。悪くはないけど、ちょっと古いのよね。こっちの方が新しいからお勧め。特にあなたはずっと前に中国語を勉強したから最近の中国語を知らないでしょ?こういう俗語単語集みたいなのをやったらいいと思うわ」と、ものすごく適切なアドバイスをくれる。後半、通信状況が悪くて声が聞き取りにくかったのがかえすがえすも残念なくらい、すばらしい先生だった。

    【二人目の先生】
    日本の大学院で江戸文学を学んだことのあるという先生。江戸時代の日中交流についてなど、専門的で興味深い話がたくさん聞けて、再び知的刺激を受けまくる。最後に「あなたは色々と知識があるし、自分の考えもしっかりあるから、フリートークを続けるのでいいと思うわ」と助言をいただく。「でも、会話とリスニングを伸ばしたい場合、教科書をやるのとフリートークのどちらが良いんでしょうね?」と質問すると「どっちも良いところがあるわよ」とのお答え。「フリートークは自分の関心のある分野について話せるようになるし、教科書だと自分が普段触れないような領域の語彙や言い回しを学べぶことができるの」。おお、なんと分かりやすい説明。感服しながらレッスンを終わる。

    というわけでBitEx中国語の体験レッスン終了。今回、体験を受けた四社の中では、講師の質が図抜けて良かった、という印象。中国語を学ぶということに加えて、知的刺激を与えてくれるような会話ができたのは、BitEx中国語の先生だけだったように思う。

    入会金もあるし、学費もちょっとお高めだよなーと腰が引けていたけど、高いところには高いところなりの理由がある。というか、価格と質は比例するのかも。と心の底から思わせられる衝撃体験だった。

    きちんと勉強するなら絶対にここがいいな、と思ったのだけど、今はまだ「とりあえず」やってみたい、くらいな半端な気持ちなので、こちらの受講は見送り。でもいつか、本腰を入れて勉強することにしたら、きちんと入会金を払って、こちらのレッスンを受けたい。そう思わせる魅力を持った会社だった。

    あ、ところで、Eラーニング「スマチュ」の体験もやってみたのだけど、現状では初級レベルまでしかプログラムがオープンされていなかった。だから、中級以上の人はあまり使えないかも。逆に初級レベルだと、これ込みで使えるので更にお得感は増すかもしれない。

  • posted by 研究員A at 22:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | 語学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする