2018年01月20日

2/12トークイベント「「台湾の朝ごはん」の舞台裏」のお知らせ

第6回おきらく研主催イベントのお知らせです。

今回のイベントのテーマ。それは、ずばり「台湾の朝ごはん」!
ゲストは、おきらく研イベントではお馴染み、前回に続いての十川雅子さん。

今までも『台湾行ったらこれ食べよう』『台湾かあさんの味とレシピ』『宜蘭+台北
ちょこっと海・温泉・ローカル近郊を楽しむ旅』と、魅力的な台湾本を次々と世に送り出してきた十川さん。その最新作のテーマは、なんと台湾の朝ごはん。題して『台湾の朝ごはんが恋しくて』。


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しかも、こちらの本、ただのガイド本じゃありません。副題に「おいしい朝食スポット20と、簡単ウマい!思い出再現レシピ」とあるように、素敵なお店紹介本であると同時に、レシピ本でもあるのです!

あまり料理は得意でじゃないとおっしゃっていた十川さんが、毎日毎日粉をこね、野菜を炒め、作り続けて完成したレシピ。製作過程にはどんな苦労があったのでしょう?
作る上でのコツや、美味しくなるポイントはどこなんでしょう?

そして、レシピの元となったお店では、どんな取材をされたのでしょう? ちょっとだけでもレシピは教えてもらえたの?
朝早い上に、いつもとっても忙しい朝ごはん屋さんをどうやって取材したの? 朝ごはん屋さんの朝ごはん以外の暮らしってどうなっているの?

読めば読むほど、聞きたいことがたくさん出てくる魅惑の本。とりあえずは本を手に取ってください。そして、そこには描き切れていない話の裏話や製作秘話を聞きにいらしてください。十川さん提供の蔵出し取材動画などを見ながら、みんなで「台湾の朝ごはん」に思いを馳せましょう。


【おきらく台湾研究所・トークイベント】
「「台湾の朝ごはん」の舞台裏」


●ゲスト:十川雅子さん(『台湾の朝ごはんが恋しくて:おいしい朝食スポット20と、簡単ウマい!思い出再現レシピ』編集者)
●司会:研究員A(おきらく台湾研究所)

日時 : 2018年2月12日(月・祝)午後2時〜午後4時(開場:午後1時30分)
場所 : 東京ウィメンズプラザ(東京都渋谷区神宮前5-53-67)第1会議室
    (アクセス
参加費: 1500円(税込)
定員 : 60名(申込先着順・要事前申込)

参加ご希望の方は、事前にこくちーずのページからお申込みください。

その他:
〇参加費は当日、会場にてお支払いください。
〇書籍(『台湾の朝ごはんが恋しくて:おいしい朝食スポット20と、簡単ウマい!思い出再現レシピ』)は会場では販売しませんので、ご注意ください。なお、会場のすぐそばに書店があります(青山ブックセンター本店)。

ご参加をお待ちしています!

【イベントの最新記事】


posted by 研究員A at 21:54 | Comment(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月08日

KAO!INC.のアーティストに質問!(4)夜貓組(YEEMAO)

台湾のヒップホップレーベル「KAO!INC.」(顏社: 公式サイトFacebooktwitter)が、ワールドツアーの一環で日本でも公演を行います。12月15日(金)は原宿アストロホール18日(月)はOSAKA MUSE。出演は、KAO!INC.所属の4組のアーティスト、蛋堡(Soft Lipa)、國蛋(GorDoN)、李英宏 aka DJ Didilong、夜貓組(YEEMAO)です(公演の詳細:クリエイティブマン)。

来日するKAO!INC.の各アーティストに対して、おきらく台湾研究所から送った質問と、各アーティストから届いた回答を紹介するシリーズとして、これまで第1回(蛋堡)第2回(國蛋)第3回(李英宏 aka DJ Didilong)と続けてきました。

最後になる第4回の今回は、夜貓組(YEEMAO)(Facebook)です。

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夜貓組は、春艷とLeo王の二人組。「顏社有史以來最不酷帥壞屌、最Young組合,非典型饒舌歌手的怪洨氣質」って書いてるけど、うーん、どう訳そう(笑)。ともかく、これまでのKAO!INC.の歴史の中で、イケメンではないかもしれないけど(!)、最も若いユニットで、「典型的ではない」ラッパーである、というわけです。この「非典型」であるところにこそ新しさや可能性がある、というのがポイントです。

春艷(余承恩、FacebookInstagramtwitter)は台北出身、復興商工→中國文化大學廣告學系。ソロで活動してきたラッパーで、ミニアルバム「大男孩主義」(2014)など、CDのリリース経験もあります。

Leo王(王之佑、Facebook)は高雄出身、高師大附中→台灣大學社會學系。もともとはインディーズロックバンド巨大的轟鳴(Gigantic Roar)でボーカルを務めていました。2015年以降ラッパー「Leo王」としてソロ活動を始め、2016年にはKAO!INC.からソロアルバム《藝術家脾氣》をリリース(その中の「陪妳過假日」は、先日9m88についてのエントリで紹介しました)。最近では、雀斑frecklesの「不標準情人(不完全な恋人)」でのラップを聴いた人も多いかもしれません。

この春艷とLeo王によるユニットが夜貓組なのですが、上で「非典型」と書いたように、彼らのスタイルは何だかちょっとヘンです(!)。今年10月に相次いで公開されたMVはすべてヘンですが、音楽的にもなかなか面白い試みをしているように思いました。

例えばこれは、昨日のエントリで紹介した李英宏が参加した曲。アニメのかなりのヘンさについ気をとられてしまいますが(笑)、サビになんとなく旺福にも通じるテイストがあるなあと思っていたら、ギターは旺福の小民でした。

夜貓組(Leo王+春艷)「健康歌」 feat. 李英宏 aka DJ Didilong


WifeとWiFiをかけたこの曲、MVはやはり相当にヘンですが(劣質/獵奇版安室愛美惠(歌手の名前ではなくて、陶子がだいぶ前にやっていたコメディドラマの名前)とあって笑ってしまった)、ポップで耳に残る曲。Brandyのバックコーラスもいいです。

夜貓組(Leo王+春艷)「妳是我的Wifi」 feat. 國蛋 GorDoN


さらにもうひとつ、これもヘンというかかなり作りこんだMVですが、サウンドは印象に残る仕上がり。ベースに盧廣仲のバンドでときどきプレイしているJack Ko 柯遵毓が参加しています。

夜貓組(Leo王+春艷)「驢子」


夜貓組、Leo王がもともとボーカリストだったことがとても大きいように思いました。メロディアスなボーカルスタイルもでき、さらにそこに自然に乗せるラップもでき……というのは、やはり強力です。

というわけで、夜貓組の二人には、おきらく研からは2つの質問を送りました。一つは音楽やMVのユニークさについて、二つ目は全アーティスト共通の質問です。

【Q1】春艷・Leo王それぞれのソロの場合とはまた違って、夜貓組はとてもユニークなスタイルの音楽だと思います。このスタイルを選んだ理由は何でしょうか。また、MVがどれも非常にユニークで印象的です。MVのアイディアはどういうときに浮かぶのでしょうか? 二人のどちらのアイディアなのでしょうか?

【A1】
(Leo王)実は、今回のアルバムのスタイルがユニークなのは、プロデューサーの李英宏のおかげだ。彼の指揮の下、僕たちは数多くの非常に優秀なミュージシャンと共に仕事をした。これはみんなの命の結晶であり、宇宙の巡り合い。だから、唯一無二の物になっているのは当然だろう。

(春艷)二人のスタイルが違うのは、多分、普段好きなものがあんまり同じじゃないから。こういうのって、かっこいいんじゃないかと思う。僕たち二人のものがぶつかって一つになったものが夜貓組のMVになっている。MVについては逆に、僕たちはあまり自分の意見を出さない。だって、監督さんたちはみんなあまりにも才能があるからね。

【Q2】台湾に来たらぜひこういう体験をしたらいい、というおすすめはありますか? こういうことをやるのがお勧め・こういう場所に行くのがお勧め・これを食べるのがお勧めなど、体験・場所・食べ物でも何でも結構です。

【A2】(Leo王)お薦めの場所は、台北や台北近郊の川沿いにある公園。どこもかなりいいと思う。

自分たち自身の個性が出ているのだ、という答えが来るかと思ったら、二人とも単純にそうとは答えず、むしろコラボを通じてできあがるものとして個性やユニークさを語っているのは興味深いです。

以上、KAO!INC.の4組のアーティストを紹介してきました。この面々が一堂に会するステージを日本で体験できるというのは、本当に貴重だと思います。気になる方は、ぜひライブへ!

【画像提供:KAO!INC.】

posted by 研究員B at 02:28 | Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月07日

KAO!INC.のアーティストに質問!(3)李英宏 aka DJ Didilong

台湾のヒップホップレーベル「KAO!INC.」(顏社: 公式サイトFacebooktwitter)が、ワールドツアーの一環で日本でも公演を行います。12月15日(金)は原宿アストロホール18日(月)はOSAKA MUSE。出演は、KAO!INC.所属の4組のアーティスト、蛋堡(Soft Lipa)、國蛋(GorDoN)、李英宏 aka DJ Didilong、夜貓組(YEEMAO)です(公演の詳細:クリエイティブマン)。

第1回(蛋堡)第2回(國蛋)に続き、今回のエントリも、来日するKAO!INC.の各アーティストに対して、おきらく台湾研究所から送った質問と、各アーティストから届いた回答を紹介するシリーズです。

第3回の今回は、李英宏 aka DJ DidilongFacebook)。みなさん来ましたよ、李英宏の番ですよ!

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※左が李英宏、右は蛋堡


李英宏は台北出身のシンガー/ラッパー/DJ。かつてラップ/ヒップホップのグループ大囍門(懐かしい!)の一員としてデビューしたときは、まだ17歳だったとのこと。しかし早々に音楽シーンから離れ、台灣藝術大學廣電系に入学・卒業。まったく音楽と関係のない仕事をしたこともありましたが、やがてKAO!INC.に加わることになりました。ただKAO!INC.での彼の仕事は、MVなど映像制作に関わるものであり、決して自ら音楽をつくる立場ではありませんでした(実際、つい数年前のKAO!INC.関連のMVにも、制作スタッフのクレジットの中に李英宏の名前をしばしば見つけることができます)。
ある日、李英宏はKAO!INC.のトップである迪拉(DELA)に、自分もアルバムをリリースしたいと言ったそうです。2015年にFinger Drummingの大会に参加して敗退した経験などから、一層音楽への思いは強まり、基礎から音楽を学んでいったとのこと。

そして2016年についにソロアルバム《台北直直撞》をリリース。台湾語をメインにした歌とラップは大いに注目されヒットし、翌年の金曲獎で、李英宏は最佳台語專輯獎と最佳台語男歌手獎の2部門で、伍佰らと並んで堂々とノミネートされるに至りました。

なんといっても、インパクトを与えたのはアルバムのタイトルチューン「台北直直撞」でしょう。必ずしも全体に占める台湾語の比重は大きくないのですが、要所要所の台湾語の響きが耳に残ります。このMV、台北という都市の描き方の一つとしても興味深いと思います。

李英宏 aka DJ Didilong 「台北直直撞」


もう一曲、これは蛋堡とのコラボ。これは台湾語が全面的に用いられていて、なかなか印象的です。旺福の小民がギターで参加していて、いい感じで効いています。MVには紀培慧(映画「九月に降る風」「南風」、來吧!焙焙!のMV〈全世界我最喜歡你〉など)が出演しています。

李英宏 aka DJ Didilong 「什麼時候她」 feat. 蛋堡 Soft Lipa


でも李英宏には、次に挙げるこんな曲もあるのです。台北の街の中で見かけた犬をめぐって、ピアノだけで歌い上げるこの曲からは、台湾語の味わいが一層強く伝わり、ヒップホップだけでない彼の引き出しの多さを感じさせます。

李英宏 aka DJ Didilong 「一隻狗仔」


一気にブレイクした李英宏、他のアーティストのコラボも積極的に行っていますが、音楽活動にとどまらず、映画への出演(連奕g監督の『全ては愛のため(痴情男子漢)』)や、さらには台湾版Marie Claireに登場するなど、どんどん活動の幅を広げつつあり、今後も大変楽しみです。

李英宏には、おきらく研からは3つの質問を送りました。一つは台湾語について。もう一つは、映像を制作する側から、映像を撮られる側に移った経験について。最後は、全アーティスト共通の質問です。以下、質問と李英宏からの回答です。

【Q1】台湾語での歌やラップに取り組んだのは、どういう理由からなのでしょうか? 他の/過去の台湾語での歌手・ラッパーたちとは異なる自分の個性は、どういうところにあると思っていますか?

【A1】自分の慣れ親しんだ言語だから。できるだけ他の人とは違っていたい。

【Q2】映画『全ては愛のため(痴情男子漢)』に出演していますが、顔社に入った最初の頃はMVのディレクターをしていましたよね。映像を作る側から、映像に出演する側に変わるのはどういう気分でしょうか? 映像を作る側だったことが、MVや映画に出演するときに役立つことはあったのでしょうか?

【A2】こんな風に変わるなんて予想していなかった。カメラの前でパフォーマンスするのは、やっぱりちょっと恥ずかしいね。あと、物を運んだりする必要はなくなったな。
もちろん、すごく役に立っている。制作チームの仕事現場にすぐ入っていける。

【Q3】台湾に来たらぜひこういう体験をしたらいい、というおすすめはありますか? こういうことをやるのがお勧め・こういう場所に行くのがお勧め・これを食べるのがお勧めなど、体験・場所・食べ物でも何でも結構です。

【A3】台南はとてもいいと思う。歴史があるし、どこに行っても美味しい台湾料理がある!

台湾語についてはシンプルな回答でした。個人的な印象では、台湾語へのこだわりゆえに台湾語で歌う・ラップをする、というだけでない、彼なりの音楽的な理由もあるような気がしますが、どうでしょう。
二つ目の質問については、堂々とふるまっているようにも思ったのですが、やはり戸惑いはあったようです。「物を運んだりする必要はなくなった」というのは面白いですね!
あと、台南出身ではない李英宏もまた、台南推しでした!

次回はいよいよ最後の、夜貓組(YEEMAO)です!

【画像提供:KAO!INC.】

posted by 研究員B at 02:02 | Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月06日

KAO!INC.のアーティストに質問!(2)國蛋(GorDoN)

台湾のヒップホップレーベル「KAO!INC.」(顏社: 公式サイトFacebooktwitter)が、ワールドツアーの一環で日本でも公演を行います。12月15日(金)は原宿アストロホール18日(月)はOSAKA MUSE。出演は、KAO!INC.所属の4組のアーティスト、蛋堡(Soft Lipa)、國蛋(GorDoN)、李英宏 aka DJ Didilong、夜貓組(YEEMAO)です(公演の詳細:クリエイティブマン)。

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蛋堡をとりあげた前回のエントリ(第1回)に続き、今回のエントリも、来日するKAO!INC.の各アーティストに対して、おきらく台湾研究所から送った質問と、各アーティストから届いた回答を紹介するシリーズです。

第2回の今回は、國蛋GorDoNFacebook)。

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國蛋(GorDoN aka Dr. Paper)は台南出身。高校は台南一中(蛋堡と同じ)、大学は台湾大学化学系と、どちらも名門の学校を卒業しています。また、2011年にはニューヨークに渡り、大学院に留学しています。KAO!INC.には2007年以来所属しており、インディーズシーンで長く支持されてきたラッパーです。蛋堡ほどの広い認知度はまだないかもしれませんが、台湾のヒップホップシーンで重要な存在であり続けているのは間違いないでしょう。

國蛋の特徴は、(十分に中国語を理解できていないことを棚に上げて言うと)リリックがとても都会的で、かつ内省的なところだと思います。オールドスクール風なシンプルなサウンドと相まって、クールな印象を強く与えるのが、國蛋のスタイルだと感じます。このことは、例えば2015年に第六屆金音獎で最佳嘻哈單曲獎を受賞した「Yesterday」でも、より最近に発表された「療程」でも感じられるのではないでしょうか。

國蛋 GorDoN 「Yesterday」


國蛋 GorDoN 「療程 Medical Treatment」


この秋には、排灣族出身の人気女性歌手・戴愛玲が10月にリリースしたアルバム《了不起寂寞》に収録されている曲で、國蛋はゲスト参加してラップを聞かせています。このコラボはなかなか面白い組み合わせで、國蛋のラップを新鮮な形で聴くことができます。

戴愛玲「不如沒問過」


さて、國蛋にはおきらく研からは2つの質問を送りました。一つは、上述した國蛋の都会的・都市的な面について。もう一つは、全アーティスト共通の質問です。以下、質問と國蛋からの回答です。

【Q1】國蛋のリリックはとても都会的で、都市に生きる人の心情を見事に描いていると思います。この「都市に生きる人の心情」は、どこの都市でも共通していると思いますか、それとも違いがあるでしょうか? 台南、台北、ニューヨーク……それぞれの場所での経験は、リリックにどういう影響を与えているのでしょうか?

【A1】人、温度、言葉、スピードは都市ごとに違う。だから、生活の中で感じることも違うと思うし、それは結局僕の作品に影響を与えている。創作する時は、それぞれの環境で自分が感じたことを書いているだけ。感じたことのある部分は共通していると、後から振り返ってみてやっと気づくんだ。

【Q2】台湾に来たらぜひこういう体験をしたらいい、というおすすめはありますか? こういうことをやるのがお勧め・こういう場所に行くのがお勧め・これを食べるのがお勧めなど、体験・場所・食べ物でも何でも結構です。

【A2】絶対に台南で鱔魚意麵を食べること!

なるほど、個々の異なる場所で感じたことの共通性は、その時点で気づくものではなく、後から振り返ってみて気づくというのは、わかる気もします。もっとリリックを読み込むことで、さらに発見できることもありそうですね。

あと、蛋堡に続き國蛋も出身地の台南を推していますが、より絞り込んで「鱔魚意麵」とは、実に台南出身者らしいチョイスです! 「鱔魚」とは田ウナギのことで、鱔魚意麵は台南ローカルの小吃の典型的なものの一つです。実は、國蛋の音楽を聴いてもまったく台南のイメージはなかったので、都市に生きる人の心情を描く國蛋が鱔魚意麵というコテコテなものを挙げるというのは、なんだか新鮮でした!

次回は、李英宏 aka DJ Didilongです! お楽しみに!

【画像提供:KAO!INC.】

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2017年12月05日

KAO!INC.のアーティストに質問!(1)蛋堡(Soft Lipa)

台湾のヒップホップレーベル「KAO!INC.」(顏社: 公式サイトFacebooktwitter)が、ワールドツアーの一環で日本でも公演を行います。12月15日(金)は原宿アストロホール18日(月)はOSAKA MUSE。出演は、KAO!INC.所属の4組のアーティスト、蛋堡(Soft Lipa)、國蛋(GorDoN)、李英宏 aka DJ Didilong、夜貓組(YEEMAO)です(公演の詳細:クリエイティブマン)。

台湾のミュージックシーンに関心がある人なら、ヒップホップについて詳しくなくても、KAO!INC.(顏社)について聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。KAO!INC.について、クリエイティブマンのページでの紹介を引用しておくと:「2005年7月に設立。台湾の伝説的HIPHOPレーベル。台湾ラップ・HIPHOPの発展において重要な役割を果たす。代表のDELA(張逸聖)はプロデューサーとして独特なセンスと美意識で数多くのヒット作を手掛けた」。ちなみにKAO!INC.のオフィスは、台北の富錦街にあります。KAO!INC.経営のカフェ「BEANS & BEATS」公式サイトFacebookInstagram)に行ったことがある人もいるかもしれません。

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今回の日本ツアーは、このKAO!INC.の面々が一同に会して来日するという、非常に貴重な機会で、間違いなく要注目!です。と思っていたら、なんとKAO!INC.から直々にお声をかけていただき、おきらく台湾研究所から各アーティストに対して質問を送ることができました。そこで、今回から4回に分けて、その質問に対してKAO!INC.の各アーティストから届いた回答を、ブログで紹介していきたいと思います。

第1回の今回は、蛋堡Soft LipaFacebookInstagram)です。

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蛋堡の本名は杜振熙、台南出身です。「蛋堡」という名前の由来は、子どもの頃、彼の父が毎朝「火腿蛋堡(ハムエッグ・バーガー)」を朝食に持たせていたからとのこと。大学時代にKAO!INCにスカウトされてデビューしてから、数々の賞を受賞しています。金曲獎に限っても、2010年に最佳新人獎・2011年に最佳專輯にノミネートされたほか、2014年には最佳國語專輯獎や最佳國語男歌手獎など3部門にノミネートされています。

蛋堡については、日本のクラブジャズバンドJABBERLOOPとのコラボを覚えている人もいるかもしれません。今回のツアーでも、15日の東京公演でジャバホーンズが友情出演するそうなので、楽しみです!

蛋堡 Soft Lipa X JABBERLOOP 「I Want You」


蛋堡の特徴は、なんといってもトラックのクオリティの高さでしょう。ヒップホップやラップについての固定的なイメージを超える、音楽的な洗練が感じられます。ヒップホップファン以外にも浸透していることや、ヒップホップ以外のアーティストとのコラボの多さにも、そのことが表れているように思います。個人的に好きなのは、例えばこの曲です:

蛋堡 Soft Lipa 「我們都有問題」 feat. N.CHEN


というわけで、おきらく研からは3つの質問を送りました。一つは、多彩な音楽の影響について。もう一つは、蛋堡のFacebookやInstagramにときどき登場する、お子さんの蛋花について(蛋花は、こんな子です。かわいい!)。最後は、全アーティスト共通の質問です。以下、質問と回答です。

【Q1】蛋堡の音楽は、典型的なヒップホップやラップにとどまらない、多様なジャンルの音楽の影響を感じさせます。これまで影響を受けた音楽やアーティスト(できれば、ヒップホップ関係以外)を教えてください。また、オフのときに聴く音楽はどんなものを聴いているのでしょうか。やはり多彩な音楽を聴いているのでしょうか?

【A1】ジャズ、ハウス、台湾の校園民歌、昔の流行歌。リラックスした状態では、フリージャズ、ニュージャズ、その他、ゆったりした気持ちになる音楽が好き。

【Q2】お子さん(蛋花)が生まれたことは、ご自身の音楽活動にどういう影響を与えましたか? 蛋花はどんな音楽が好きですか? 自分の音楽を聴かせることはありますか?

【A2】創作時間がずいぶん細切れになった。蛋花はしまじろうの歌なら全部好き。普段は蛋花が音楽の選択権を握ってるよ。リズム感がよくて、僕がヒップホップを聴いていると、きちんとリズムに合わせて頭を振ったりもできるんだ。でも、きっぱりと「この曲、聴きたくない!」と言うこともある。

【Q3】台湾に来たらぜひこういう体験をしたらいい、というおすすめはありますか? こういうことをやるのがお勧め・こういう場所に行くのがお勧め・これを食べるのがお勧めなど、体験・場所・食べ物でも何でも結構です。

【A3】台南で散歩したり、食べたりするのがお薦め。

Q1については、ジャズっぽいものは予想していたのですが、蛋堡が「校園民歌」を聴いているというのはちょっと予想外で興味深いです(校園民歌は、かつての台湾でキャンパスなどで歌われた歌の数々です。昨年の東京国際映画祭で台湾のドキュメンタリー映画『四十年』を観た方は、イメージがわくかもしれません)。

あとQ2で、仕事に集中する時間が細切れになってしまう……このくらいの子どもが身近にいた経験がある人にとっては、まさに「あるある」ですよね(笑)! 蛋堡も同じなんですね。しまじろう、人気です! 「これ聴きたくない!」というのも、目に浮かぶようです。

最後にQ3。やはり台南出身ということで、台南をご推薦ですね。私も久々に行きたい!

いかがでしょうか? こんな感じで、ほかの3アーティストについても順次紹介していきますので、お楽しみに!

【画像提供:KAO!INC.】

posted by 研究員B at 00:12 | Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする